「帰宅時に両手が塞がっていてスイッチが押せない…」「トイレや廊下の電気の消し忘れが気になる…」といった、お悩みはありませんか?ダウンライトに人感センサーを後付けすることで、これらの日常の小さな不便を解消し、より快適な生活を実現できます。
しかし、いざ検討すると、そもそも人感センサーは後付けできるのか、後付けするメリットデメリットは何か、人感センサー付きのダウンライトにする際の注意点はあるのかといった、疑問が次々と浮かぶことでしょう。
この記事では、ダウンライトに人感センサーをDIYで後付けする方法から、DIYする場合の費用はどのくらいか、また業者に依頼した場合の費用相場まで、あらゆる情報を網羅的に解説します。
さらに、人感センサーの後付けは屋外でも簡単にできるのか、後付け人感センサーはダイソーでも購入できるのかといった手軽な選択肢、そして本格的に導入する際に人感センサーを後付けするなら、おすすめの商品までご紹介。

ダウンライトのことでお悩みなら、是非参考にしてください。
【記事のポイント】
1.後付けできる人感センサーの種類と、それぞれの選び方
2.DIYと業者依頼それぞれの、取り付け方法と具体的な費用
3.屋外やトイレなど場所ごとの、最適な活用術と注意点
4.おすすめの市販品や、購入前に知っておきたい疑問を解消
ダウンライトに人感センサーを後付けする基礎知識


- ダウンライトに人感センサーは後付けできる?
- 人感センサーを後付けするメリットデメリット
- 人感センサー付きのダウンライトにする際の注意点
- 人感センサーの後付けは屋外でも簡単?
- 後付け人感センサーはダイソーでも購入できる?
ダウンライトに人感センサーは後付けできる?


結論から言うと、現在使用しているダウンライトに人感センサーを後付けすることは十分に可能です。大掛かりなリフォームをせずとも、生活の利便性を大きく向上させられるため、多くの方に関心を持たれています。
後付けする方法は、驚くほど手軽なものから専門的な知識を要するものまで、主に4つの選択肢があります。
- 人感センサー付き電球に交換
- 人感センサースイッチに交換
- 人感センサー内蔵タイプに交換
- 人感センサーユニットを設置
最も簡単なのは、電球そのものにセンサーが内蔵された「人感センサー付き電球」に交換する方法です。これなら、特別な工具や資格は一切不要で、誰でもすぐに試せます。
次に、壁の照明スイッチを「人感センサースイッチ」に交換する方法があります。この方法では、複数の照明を一つのセンサーで制御できるメリットがあります。また、照明器具自体を「人感センサー内蔵タイプ」に交換したり、照明とは別に「人感センサーユニット」を天井に取り付けたりする方法も考えられます。
ただし、電球交換以外の方法は、配線工事を伴うため「電気工事士」の資格が必須です。資格がない場合は、必ず専門の業者に依頼する必要があります。



このように、ご自身の希望や予算、そしてDIYの経験値に合わせて最適な方法を選べるのが、ダウンライトへの人感センサー後付けの魅力と言えます。
人感センサーを後付けするメリットデメリット


ダウンライトに人感センサーを後付けすることは、多くの利点をもたらしますが、一方でいくつかの注意すべき点も存在します。導入を検討する際には、これらのメリットデメリットを総合的に理解しておくことが大切です。
項目 | メリット | デメリット |
---|---|---|
利便性 | スイッチ操作不要、両手が塞がっていても快適 | 静止すると意図せず消灯する場合がある |
経済性 | 消し忘れ防止で電気代削減 | 初期コストがかかる |
安全性 | 夜間の移動が安全、防犯にも有効 | ペットや物の動きで誤作動の可能性 |
その他 | スマートな暮らしを実現 | 検知範囲や点灯時間の微調整が必要 |
メリット
1.利便性の向上
人感センサーを導入する最大のメリットは、スイッチ操作が不要になることによる「利便性の向上」です。例えば、買い物帰りで両手が塞がっている時でも、玄関の照明が自動で点灯します。また、夜間にトイレへ行く際、暗闇でスイッチを探す手間がなくなり、安全性が高まります。
2.省エネ・節電効果
次に、「省エネ・節電効果」も大きな魅力です。人がいない時には自動で消灯するため、トイレや廊下などでの電気の消し忘れを完全に防ぐことができます。これにより、無駄な電力消費を抑え、電気代の節約に繋がります。特に消費電力の少ないLED電球と組み合わせることで、効果はさらに高まるでしょう。
3.防犯効果の向上
さらに、設置場所によっては「防犯効果の向上」も、期待できます。玄関やカーポート、家の周りなどに設置すれば、人が近づくと自動で点灯するため、不審者が侵入をためらう抑止力になります。
デメリット
1.誤作動の可能性…
一方で、デメリットとしては「誤作動の可能性」が、挙げられます。人感センサーは人だけでなく、室内で飼っているペットの動きや、風で揺れるカーテン、エアコンの風などにも反応してしまうことがあります。
2.意図せず消灯してしまう…
また、トイレなどで長時間静止していると、センサーが人を検知できずに「意図せず消灯してしまう」ケースも考えられます。再び動けば点灯しますが、突然暗くなると驚くかもしれません。
3.設置コスト…
初期投資として「設置コスト」がかかる点も考慮すべきです。簡単な電球交換であれば低コストで済みますが、業者に工事を依頼する場合は数万円程度の費用が発生します。



これらの点を踏まえ、自宅のどの場所に、どのタイプのセンサーが最適かを見極めることが、後付けを成功させる鍵となります。
人感センサー付きのダウンライトにする際の注意点


人感センサー付きダウンライトへの交換は非常に便利ですが、導入後に「こんなはずではなかった…」と後悔しないために、いくつか事前に知っておくべき注意点があります。
1.互換性の確認
第一に、既存の照明器具との「互換性」の確認が、不可欠です。特に電球を交換するだけの簡単な方法を選ぶ場合、ダウンライトのソケットの口金サイズ(E26やE17など)が、購入するセンサー電球と一致しているかを確認しなくてはなりません。
また、ダウンライト器具がカバーで覆われている「密閉型器具」の場合、対応しているセンサー電球を選ばないと、熱がこもり故障や寿命が縮まる原因になります。調光機能(明るさを調節する機能)が付いた照明器具も、原則として人感センサー付き電球には対応していないため、注意が必要です。
2.センサーの検知範囲と感度
第二に「センサーの検知範囲と感度」を、設置場所に合わせて選ぶことが求められます。廊下のような細長い空間と、トイレのような狭い空間では、最適な検知範囲が異なります。感度が高すぎるとペットにも反応してしまい、逆に低いと人がいるのに反応しないといった事態になりかねません。
製品によっては感度を調整できるものもあるため、仕様をよく確認しましょう。
3.屋外用と室内用の違い
第三に「屋外用と室内用の違い」を、理解することも大切です。玄関の外やカーポートなど、屋外に設置する場合は、必ず防水・防塵性能を備えた「屋外用」の製品を選んでください。室内用の製品を雨風にさらされる場所で使うと、漏電によるショートや火災のリスクがあり、絶対におこなってはなりません。
最後に、前述の通り、トイレなどで長時間動かない場合に消灯してしまう可能性があります。



これを避けたい場合は、点灯時間を長めに設定できる製品や、人がいる限りは消灯しない「在室検知」機能が付いた高機能なスイッチを選ぶなどの対策が考えられます。
人感センサーの後付けは屋外でも簡単?


人感センサーの後付けは、屋内だけでなく屋外でも可能であり、防犯対策や夜間の利便性向上のために非常に有効です。ただし、屋外への設置は屋内に比べて注意すべき点が多く、簡単とは一概には言えません。
防水・防塵性能
最も重要なのは、雨やホコリから機器を守る「防水・防塵性能」です。製品仕様には「IP等級」という保護等級が記載されており、例えば「IP44」といった表記があります。数字が大きいほど保護性能が高く、軒下など直接雨が当たりにくい場所でも、最低IPX4以上の防水性能が推奨されます。
完全に雨ざらしになる場所に設置する場合は、さらに高い等級のものを選ぶ必要があります。
設置場所の環境
設置場所の環境も、センサーの性能に大きく影響します。センサーの正面に樹木や洗濯物など、風で揺れるものがあると誤作動の原因になります。また、夏場の炎天下や、エアコンの室外機の熱風が当たる場所では、人の体温との温度差を検知しにくくなり、センサーの感度が著しく低下することがあります。
交通量の多い道路に面した場所では、通行人や車にまで反応してしまう可能性もあるため、センサーの向きや角度を慎重に調整しなくてはなりません。
後付けの方法としては、既存の照明器具の電球を屋外用のセンサー電球に交換する方法が、比較的簡単です。しかし、照明器具自体が屋外の環境に耐えられる設計であるかを、確認する必要があります。
より確実な方法としては、屋外用の人感センサー付き照明器具にまるごと交換することです。この場合は電気工事が必要になるため、専門業者への依頼が基本となります。



ソーラーパネルで発電・充電するタイプのセンサーライトであれば、配線工事が不要で手軽に設置できますが、日当たりの良い場所を選ぶ必要があります。
後付け人感センサーはダイソーでも購入できる?


驚くことに、後付けできる人感センサーライトは、100円ショップのダイソーでも購入が可能です。特に「人感・明暗センサーLEDライト」は、その手軽さとコストパフォーマンスの高さから人気を集めています。
ダイソーで販売されている製品は、主にダウンライトの補助として、あるいはクローゼットや物置、廊下の足元など、電源が確保しにくい場所に設置するのに適したバッテリー式の小型ライトです。価格は330円(税込)など非常に手頃で、気軽に試せるのが最大の魅力です。
このライトの特徴は、乾電池が不要な充電式である点です。microUSBケーブル(別売り)で充電でき、繰り返し使えるため経済的で環境にも優しいと言えます。本体の裏面にはマグネットが内蔵されており、金属製のドアや棚にそのまま貼り付けられます。また、付属の金属プレートを使えば、壁など磁石がつかない場所にも設置可能です。
機能面では、人の動きを検知する「人感センサー」と、周囲が暗いときにだけ作動する「明暗センサー」の両方を搭載しています。これにより、明るい昼間は無駄に点灯せず、暗くなってから人が近づいた時だけ自動で点灯・消灯します。
ただし、これらはあくまで簡易的な補助照明です。ダウンライトのような部屋全体を照らすほどの光量はなく、明るさは限定的です。ダウンライトの電球そのものや、壁のスイッチを交換するタイプの商品は、現時点ではダイソーでは取り扱っていません。



メイン照明のセンサー化を考えている場合は、家電量販店やオンラインストアで専門の製品を、探す必要があります。
ダウンライト人感センサー後付けの方法と費用


- ダウンライトに人感センサーをDIYで後付けする方法
- DIYする場合の費用はどのくらい?
- 後付けを業者に依頼した場合の費用
- 人感センサーを後付けするならおすすめの商品
- ダウンライトの人感センサーでよくある質問
ダウンライトに人感センサーをDIYで後付けする方法


ダウンライトに人感センサーを後付けするDIYは、選ぶ方法によって難易度が大きく異なります。ここでは、DIYが可能な方法と、資格が必要で専門家に任せるべき方法について解説します。
最も簡単なDIY:人感センサー付き電球への交換
電気工事の知識や資格が全くない方でも安全にできるのが、この電球交換です。手順は、非常にシンプルです。
まず、作業場所の照明スイッチを必ずオフにします。さらに、万全を期すために、ご家庭の分電盤(ブレーカー)の、該当する部屋の回路をオフにしてください。
脚立などを使って安定した足場を確保し、現在ついているダウンライトの電球を、火傷しないように注意しながら反時計回りに回して取り外します。
新しく購入した人感センサー付き電球を、ソケットにまっすぐ差し込み、時計回りにゆっくりと回して取り付けます。締めすぎに注意してください。
ブレーカーをオンにし、照明スイッチもオンにします。この状態で、センサーの検知範囲に出入りして、ライトが自動で点灯・消灯するかを確認します。
この方法であれば、5分もかからずに作業を完了させることが可能です。
資格必須:専門業者に依頼すべき方法
以下の方法は、壁の中や天井裏の配線を扱うため、「電気工事士」の国家資格がなければ絶対におこなってはなりません。感電や火災のリスクがあり大変危険ですので、必ずプロの電気工事業者に依頼してください。
1.人感センサースイッチへの交換
壁の照明スイッチを、センサー機能付きのスイッチに交換する方法です。複数の照明を連動させたり、タイマー機能などを使えたりする高機能な製品があります。
2.照明器具自体の交換
ダウンライト本体を、センサー内蔵型の器具に交換する方法です。デザインにこだわりたい場合や、新しく照明を設置する場合に適しています。
3.センサーユニットの別途設置
天井に照明器具とは別にセンサーユニットを取り付け、照明と連動させる方法です。特殊なレイアウトの部屋で、検知させたい場所と照明の位置が離れている場合に有効です。



DIYで挑戦できる範囲を見極め、安全を最優先で作業することが何よりも大切です。
DIYする場合の費用はどのくらい?


DIYでダウンライトに人感センサーを後付けする場合の費用は、どの方法を選ぶかによって変わってきます。ここでは、DIYが可能な範囲での費用の目安をご紹介します。
DIYの方法 | 主な費用(1箇所) | 特徴 |
---|---|---|
人感センサー付き電球に交換 | 1,000円~3,000円 | 最も手軽で安価、資格不要 |
人感センサー付きソケットを使用 | 2,500円~5,000円 | 好きな電球が使える、資格不要 |
人感センサースイッチに交換 | 3,000円~8,000円(部品代) | 電気工事士資格が必要、高機能製品も |
人感センサー付き電球に交換する
最も手軽で一般的な「人感センサー付き電球に交換する」方法の場合、費用はセンサー電球本体の価格のみです。電球の価格は、機能やメーカーによって幅がありますが、おおよそ1個あたり1,000円〜3,000円程度が相場となります。アイリスオーヤマやパナソニックといった有名メーカーの製品でも、この価格帯で見つけることができます。
特別な工具は基本的に不要なため、最もコストを抑えられる方法です。


人感センサー付きソケットを利用する
もう一つの選択肢として、「人感センサー付きソケット」を利用する方法もあります。これは、既存のダウンライトのソケットと電球の間に挟み込むように取り付けるアダプターです。こちらもおおよそ2,500円〜5,000円程度で購入できます。この方法の利点は、手持ちの好きなLED電球をそのまま使えることです。


人感センサースイッチに交換する
電気工事士の資格をお持ちの方が、部品だけ購入して「人感センサースイッチ」に交換するDIYをおこなう場合、スイッチ本体の価格が費用となります。スイッチは機能によって価格が異なり、簡単なオンオフ機能のみのものであれば3,000円程度から、遅延時間の設定や明るさセンサーが付いた高機能なものでは8,000円以上するものもあります。



いずれの方法でも、脚立やドライバーなど、基本的な工具が自宅にない場合は、その購入費用が別途必要になる点を覚えておきましょう。
後付けを業者に依頼した場合の費用


DIYに自信がない場合や、壁のスイッチ交換など電気工事士の資格が必要な作業の場合は、専門の業者に依頼するのが安全で確実です。業者に依頼した場合の費用は、工事の内容によって大きく変動します。
壁スイッチを人感センサースイッチに交換する場合
最も一般的な工事である「壁スイッチを人感センサースイッチに交換する」場合の費用相場は、1箇所あたり約15,000円〜30,000円程度です。この費用には、センサースイッチ本体の価格(約6,000円~8,000円)、電気工事士による作業費、そして出張費などが含まれています。
人感センサー内蔵の照明器具に交換する場合
ダウンライト本体を「人感センサー内蔵の照明器具」に交換する場合は、もう少し費用がかかります。既存のダウンライトを撤去し、新しい器具を取り付ける作業で、1箇所あたり約20,000円〜40,000円程度が目安となります。これには、新しい照明器具本体の価格も含まれます。
新しく人感センサー付きダウンライトを設置する場合
もし、今まで照明がなかった場所に新しく人感センサー付きダウンライトを設置するとなると、天井に穴を開ける作業や、壁の中に新しく配線を通す大掛かりな工事が必要になります。
この場合の費用は、建物の構造や配線の状況によって大きく異なり、1箇所あたり30,000円以上になることが多く、場合によってはそれ以上の費用がかかることもあります。
費用を少しでも抑えるためには、いくつかのポイントがあります。まず、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」をおこない、料金とサービス内容を比較検討することです。



また、出張費は一度の訪問で済むため、トイレや廊下、玄関など、複数箇所の工事をまとめて依頼すると、1箇所あたりのコストパフォーマンスは良くなります。
人感センサーを後付けするならおすすめの商品


人感センサーを後付けする際には、様々なメーカーから多様な製品が販売されており、どれを選べばよいか迷うかもしれません。ここでは、後付けの方法別に、信頼性が高く人気のあるおすすめの商品をご紹介します。
電球交換タイプのおすすめ
手軽に始めたい方に最適なのが、電球を交換するだけのタイプです。
1.アイリスオーヤマ LED電球 人感センサー付 E26口金
非常にコストパフォーマンスが高く、人気のあるモデルです。人が離れると約90秒で自動消灯します。明るさや光の色(昼白色・電球色)も選べ、トイレや廊下、玄関など幅広い場所で活躍します。密閉型器具にも対応しているタイプがあるため、購入前に確認すると良いでしょう。


2.パナソニック LED電球 人感センサー搭載 EVERLEDS(エバーレッズ) E17口金
信頼性の高いパナソニック製で、特に斜め取り付け専用タイプなど、ダウンライトの形状に合わせた製品ラインナップが豊富です。E17口金のダウンライトに合うモデルを探している方におすすめできます。消灯前の「お知らせ機能」として一瞬暗くなるなど、細やかな配慮がされています。


スイッチ交換タイプのおすすめ
複数の照明を連動させたい場合や、より細かな設定をしたい場合は、スイッチ交換が有効です。このタイプは、電気工事士による設置が必要です。
1.パナソニック(Panasonic)かってにスイッチ(WTK1811WKなど)
人感センサースイッチの代名詞とも言える製品シリーズです。人を検知して自動でオン・オフするだけでなく、周囲の明るさに応じて作動を制御する「明るさセンサ」や、換気扇と連動できるタイプなど、機能が非常に豊富です。点灯保持時間も細かく設定できます。


スマートホーム連携タイプのおすすめ
スマートフォンでの操作や、他のスマートデバイスとの連携を楽しみたい方には、このタイプが最適です。
1.Philips Hue(フィリップス ヒュー) モーションセンサー + Hue電球
スマート照明のパイオニアであるPhilips Hueのシステムです。別売りの「Hueブリッジ」「Hueモーションセンサー」を組み合わせることで、既存のダウンライトに後付けで高度な人感センサー機能を追加できます。アプリ上で感度や点灯時間、昼夜で異なる動作を設定するなど、カスタマイズ性が非常に高いのが特徴です。





アレクサやGoogleアシスタントと連携させれば、音声での操作も可能になります。
ダウンライトの人感センサーでよくある質問


人感センサー付きダウンライトの導入を検討する際に出てくる、よくある疑問点とその回答をまとめました。
- トイレで座っていると、照明が消えてしまいます…対策はありますか?
-
これは人感センサーで、最もよくある悩みの一つです。センサーは人の動き(赤外線の変化)を検知するため、長時間静止していると人がいないと判断して消灯します。対策としては、点灯保持時間を長めに(例:3分や5分)設定できる製品を選ぶのが効果的です。
また、感度の高いセンサーを選んだり、体の少しの動きでも検知しやすいように、センサーの設置位置を工夫したりすることも有効です。
- 我が家のダウンライトはLEDですが、後付けできますか?
-
ほとんどの場合で、可能です。現在市販されている後付け用の人感センサー付き電球やスイッチは、LED照明に対応しているものが主流です。ただし、注意点として、既存のダウンライトシステムに「調光機能(明るさを変える機能)」が付いている場合は、対応していないセンサー製品が多いです。
調光機能付きの回路に非対応の製品を使用すると、ちらつきや故障の原因になるため、必ず「調光器対応」と明記された製品を選ぶか、電気工事業者に相談してください。
- センサーが全く反応しなくなりました。故障でしょうか?
-
故障を疑う前に、いくつか確認すべき点があります。まず、電球交換タイプの場合は、電球の寿命が考えられます。次に、夏場など周囲の気温が人の体温に近い環境では、センサーの感度が鈍くなり、反応しにくくなることがあります。これは故障ではありません。
また、センサーの検知部分にホコリや汚れが付着していると、感度が低下することがあるため、一度清掃してみてください。壁のスイッチがオフになっていないか、ブレーカーが落ちていないかといった基本的な点も、念のため確認すると良いでしょう。
- 廊下にある複数のダウンライトを、一つのセンサーで同時に点灯させたいです。
-
可能です。この場合、2つの方法が考えられます。一つは、廊下の照明をコントロールしている壁のスイッチを「人感センサースイッチ」に交換する方法です。このスイッチ一つで、その回路に接続されている全てのダウンライトを一括で自動点灯・消灯させることができます。
もう一つは、「Philips Hue」のようなスマート照明システムを導入する方法です。一つのモーションセンサーで、複数のスマート電球をグループ化して同時に操作する設定がアプリ上で簡単におこなえます。



よくあるQ&Aは、是非チェックしてください。
ダウンライト人感センサー後付けのポイント総括
この記事では、ダウンライトへの人感センサー後付けに関する様々な情報をご紹介しました。最後に、快適なセンサーライフを実現するための、重要なポイントをまとめます。
- ダウンライトへの、人感センサー後付けは可能
- 後付け方法は、大きく分けて4種類存在する
- 最も簡単な方法は、人感センサー付き電球への交換
- 電球交換なら、DIY初心者でも資格不要で安全に行える
- スイッチ交換や配線工事には、電気工事士の資格が必須
- メリットは利便性の向上、省エネ効果、防犯性の向上
- デメリットは、誤作動や滞在中の意図せぬ消灯の可能性
- 後付けする際は、既存器具との互換性を必ず確認する
- 口金サイズや、密閉型器具対応かどうかが重要
- 屋外に設置する際は、防水・防塵性能のある製品を選ぶ
- DIYでの費用は、電球代の1,000円程度から可能
- 業者依頼の費用は工事内容により、15,000円〜数万円が目安
- 場所や目的に応じて、最適な製品を選ぶことが成功の鍵
- トイレなど長時間滞在する場所は、点灯保持時間の長い製品が適している
- 複数の照明を連動させるなら、センサースイッチやスマートセンサーが便利
【参考】
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