シーリングライトのアダプターが外れないを解決！原因と対処法を解説

「シーリングライトを交換したいのに、アダプターが固くて外れない…」と、お困りではありませんか？照明器具の交換は頻繁に行う作業ではないため、いざ外そうとすると、思いがけず苦戦してしまうことがあります。

特に、天井に固定されているアダプターは、正しい手順を知らないと破損や故障につながる可能性もあり、不安に感じる方も多いでしょう。

この記事では、シーリングライトのアダプターが外れない原因の特定から、シーリングライトのアダプターの種類や正しい外し方の準備と手順、そして作業における注意点まで、網羅的に解説します。

また、ご自身での取り外しが難しい直付けと引っ掛けシーリングの違いや、専門業者に取り外しを依頼する場合の費用、電気修理でおすすめの業者についても詳しくご紹介します。

【記事のポイント】
1.アダプターが外れない、主な原因と確認ポイント
2.自分で安全に取り外すための、具体的な手順と注意点
3.自力で外せない場合の、配線方式の見分け方
4.業者に依頼する場合の、費用相場とおすすめの業者

なぜ？シーリングライトアダプターが外れない対処法

• シーリングライトのアダプターが外れない原因…
• シーリングライトのアダプターの種類って？
• シーリングライトのアダプターを外す準備と手順
• シーリングライトのアダプターを外す際の注意点
• 直付けと引っ掛けシーリングでは何が違うの？

シーリングライトのアダプターが外れない原因…

シーリングライトのアダプターが外れない場合、やみくもに力を加えるのは危険です。まずは、その原因を冷静に特定することが、解決への第一歩となります。考えられる主な原因は、いくつか存在します。

ロック解除ボタンの問題

第一に、「アダプターのロック解除ボタン」が正しく押されていない、あるいはスライドされていないケースです。多くのアダプターには、不用意に回転して落下するのを防ぐためのロック機構が備わっています。この小さなボタンやレバーを見落としたまま回そうとしても、アダプターはびくともしません。

経年劣化による固着

第二に「長年使用していることによる固着」が、考えられます。天井との接合部にホコリや湿気が入り込み、アダプターのプラスチック部分や金属端子が固まってしまうことがあります。特にキッチンやダイニングなど、油分や湯気が発生しやすい場所の照明は固着しやすい傾向にあります。

アダプター以外も回っている

第三に、カバーや本体を外す際に、アダプターまで一緒に回転してしまっている可能性です。この場合、ライト本体を手でしっかりと固定し「アダプターだけを回す意識」で、作業する必要があります。

シーリングライトのアダプターの種類って？

シーリングライトのアダプターや本体の取り外し方は、その種類によって微妙に異なります。作業を始める前に、ご自宅の照明がどのタイプに該当するのかを把握しておくと、スムーズかつ安全に進められます。ここでは、代表的なシーリングライトの種類と、特徴を解説します。

円盤型（丸型）シーリングライト

最も一般的に普及しているのが、円盤型のシーリングライトです。このタイプは、カバーの取り外し方によって主に2種類に分けられます。

カバー回転式: カバー全体を反時計回りにひねることで取り外すタイプです。
カバーアップ回転式: カバーを少し持ち上げながら左右どちらかに回すとロックが外れるタイプです。

どちらのタイプも、カバーを外すと本体とアダプターが見える構造は共通しています。

四角型シーリングライト

デザイン性の高い空間で採用されることがある四角型のシーリングライトは、カバーの固定方法が異なります。

プッシュ方式: カバーの側面にボタンがあり、それを押すことでロックが解除され、カバーが外れます。
プッシュプル方式: カバーの両端を掴み、真下に少し引くことでキャッチから外すタイプです。

カバーが外れた後の、本体やアダプターの取り外し手順は円盤型と概ね同じです。

一体型シーリングライト

近年増えているのが、LEDの光源部分と本体、アダプター機能が一体化しているタイプです。この場合、カバーを外した後にコネクタを抜いたり、本体とアダプターを分離させたりする工程は不要です。照明器具全体を反時計回りに回すだけで、天井の引っ掛けシーリングから直接取り外すことができます。

シーリングライトのアダプターを外す準備と手順

シーリングライトのアダプターを安全かつ効率的に取り外すためには、事前の準備と正しい手順の理解が不可欠です。作業を始める前に、必要なものを揃え、手順をしっかり確認しましょう。

事前に用意するもの

まず、作業に必要な道具を準備します。

安全を確保するための準備

作業前には、必ず安全を確保するための準備を行ってください。

アダプターの取り外し手順

準備が整ったら、以下の手順でアダプターを取り外します。

シーリングライトのアダプターを外す際の注意点

シーリングライトの取り外しは、手順さえ知っていれば難しい作業ではありません。しかし、高所での作業であり電気製品を扱うため、いくつかの注意点を守らないと、思わぬ事故につながる可能性もあります。

転倒や落下

最も注意すべきは、「転倒・落下」です。必ず安定した足場を確保し、無理な体勢での作業は避けてください。特に、照明器具本体は見た目以上に重いことがあります。本体を取り外す際は、急に落下して体に当たったり、床を傷つけたりしないよう、両手でしっかりと支える意識が大切です。

感電などのリスク

次に、「感電などのリスク」です。前述の通り、作業前には必ずブレーカーを落とし、器具が十分に冷めていることを確認してください。これは安全な作業における絶対条件です。万が一、ブレーカーを落とし忘れると、配線に触れた際に感電する危険性があります。

器具の破損

また「器具の破損」にも、注意が必要です。カバーやアダプターが固くて外れないからといって、力任せに引っ張ったり、工具で無理にこじ開けたりすると、プラスチック部分が割れたり、内部の配線を傷つけたりする原因になります。

特に古い照明器具は、経年劣化で樹脂がもろくなっている場合があります。

直付けと引っ掛けシーリングでは何が違うの？

そもそも、ご自宅のシーリングライトが自分で取り外しできないタイプである可能性も考えられます。照明器具の取り付け方法には、大きく分けて「引っ掛けシーリング方式」「直付け方式」の2種類があり、後者の場合は専門資格がないと作業できません。

見分け方とそれぞれの特徴

二つの方式を見分ける最も簡単な方法は、照明器具と天井の間に隙間があるかどうかを確認することです。

取り付け方式	特徴	見分け方	メリット	デメリット
引っ掛けシーリング	専用ソケットにアダプターを接続	天井と照明の間に隙間あり	資格不要で交換可	耐荷重制限・デザイン制約
直付け	電線を照明に直接結線	天井にぴったり密着	重量対応・見た目スッキリ	交換に資格が必要

もし、ご自宅の照明が天井にピッタリと張り付いており、直付け方式である可能性が高い場合は、自力での取り外しは法律で禁止されています。リスクが非常に高いため、絶対におやめください。

シーリングライトアダプターが外れない時の選択肢

• 業者に取り外しを依頼すると費用はどのくらい？
• 電気修理でおすすめの業者
• 交換するならおすすめのシーリングライト
• シーリングライトのアダプターを取り付ける手順
• シーリングライトのアダプターでよくある質問

業者に取り外しを依頼すると費用はどのくらい？

自力での取り外しが困難な場合や、直付け方式で資格が必要な場合は、専門業者に依頼するのが最も安全で確実な方法です。気になる費用ですが、作業内容によって変動します。

一般的な費用相場は、以下の通りです。

• 照明の取り外しのみ: 2,000円～5,000円程度
• 照明の取り外しと新しい照明の取り付け（交換）: 3,000円～8,000円程度
• 直付けから引っ掛けシーリングへの変更工事: 4,000円～10,000円程度
• 出張費・基本料金: 2,000円～4,000円程度（業者により異なる）

これらの料金に加えて、吹き抜けなどの高所作業（目安として3m以上）や、特殊な形状の天井（傾斜天井など）の場合は、追加料金が発生することがあります。

費用は業者によって差があるため、依頼する際は1社だけでなく、複数の業者から見積もりを取ることをお勧めします。

相見積もりを取ることで、ご自宅の状況における適正な価格を把握でき、サービス内容や対応の丁寧さも比較検討できます。

電気修理でおすすめの業者

いざ業者に依頼しようと思っても、どこに頼めば良いか迷う方も多いでしょう。ここでは、全国対応で実績のある、おすすめの電気工事業者を3社ご紹介します。

業者名	特徴	強み
電気工事110番	全国対応の業者紹介サービス。24時間365日受付。	年間6万件以上の実績。見積・出張費無料（※一部地域除く）。
テイクサービス	最短5分で現場急行。緊急トラブルに強い。	高難度作業にも対応。初回割引キャンペーンあり。
電気の工事屋さん	全国広域に対応。家庭からオフィスまで対応可。	アンテナ工事に強い。「修理費0円」保証あり。

こちらの記事「電気工事110番の口コミの真相って？実際の評判や特徴を完全ガイド」では、口コミやメリットデメリットなど他、評判や特徴を徹底解説しましたので、是非参考にしてください♪

業者選びのポイント

業者を選ぶ際は、料金だけでなく、以下の点も考慮すると良いでしょう。

1.対応の速さと丁寧さ

電話やメールでの問い合わせに対し、迅速かつ丁寧に対応してくれるか。

2.見積もりの明確さ

見積書の内訳が分かりやすく、追加料金に関する説明がしっかりしているか。

3.実績と口コミ

過去の施工実績が豊富で、利用者からの評判が良いか。

4.損害賠償保険への加入

万が一の作業中の事故に備え、保険に加入しているか。

交換するならおすすめのシーリングライト

無事にアダプターが外れ、新しいシーリングライトの購入を検討している方へ、ここでは人気の高いおすすめのモデルをいくつかご紹介します。最近のLEDシーリングライトは、省エネ性能はもちろん、生活を豊かにする様々な機能を搭載しています。

アイリスオーヤマ LEDシーリングライト CEA-AZ06D (6畳用)

シンプルな機能と手頃な価格で人気のモデルです。リモコンで明るさを10段階に調整でき、常夜灯モードも搭載。基本的な性能をしっかり押さえており、コストパフォーマンスに優れています。初めてLEDシーリングライトを導入する方にもおすすめです。

HotaluX（ホタルクス） LEDシーリングライト HLDZ06259 (6畳用)

旧NECライティングの技術を継承する国内メーカーの製品です。日本照明工業会基準に準拠した明るさと品質が特徴。シンプルなデザインでどんな部屋にも馴染みやすく、5段階の調光と3段階の常夜灯で、生活シーンに合わせた光の演出が可能です。

Coizabera LEDシーリングライト (6畳用)

調光だけでなく、光の色を暖色から寒色まで調整できる「調色機能」を搭載したモデルです。スマートフォンアプリからの操作にも対応しており、より細かい設定が可能。リラックスしたい時は暖色、集中したい時は寒色といった使い分けができます。

シーリングライト選びのポイント

シーリングライトを選ぶ際は、部屋の広さに合った「適用畳数」を確認することが基本です。

シーリングライトのアダプターを取り付ける手順

新しいシーリングライトを手に入れたら、最後は取り付け作業です。基本的には、取り外した時と逆の手順で行いますが、ここでも安全第一で進めましょう。

もし、天井に引っ掛けシーリングが設置されていない、あるいはアダプターと形状が合わない場合は、配線工事が必要になります。

シーリングライトのアダプターでよくある質問

ここでは、シーリングライトのアダプターに関する、よくある質問とその回答をまとめました。

古いシーリングライトでも、外し方は同じですか？

はい、基本的な取り外し方は同じです。ただし、古い器具はプラスチックが劣化してもろくなっていたり、ホコリで固着していたりする可能性が高いため、より慎重な作業が求められます。破損させないよう、ゆっくりと丁寧に作業してください。

賃貸物件の照明を交換しても良いですか？

まずは大家さんや管理会社に確認することが必須です。照明器具が「設備」として扱われている場合、勝手に交換や処分をすると、退去時に原状回復費用を請求される可能性があります。

特に、直付け方式から引っ掛けシーリングへの変更など、建物に手を加える工事は必ず許可を得てから行いましょう。電球の交換など、消耗品の取り替えは入居者が行っても問題ありません。

アダプターのロックボタンを押してもびくともしません。どうすれば良いですか？

長期間の固定でボタンが固着している可能性があります。滑り止め付きの軍手をはめ、ボタンを強く、しかしゆっくりと押し込んでみてください。

それでも動かない場合、潤滑剤の使用は内部の電気系統に影響を与える可能性があるため推奨されません。無理に力を加えると破損の原因になるため、業者に相談することをお勧めします。

パナソニック製のアダプターが外れません。何かコツはありますか？

パナソニック製のアダプターも、基本的な構造は同じです。側面の黒いロック解除ボタンをやや強めに押しながら、反時計回りに回します。もし固い場合は、アダプターを軽く左右に揺すりながら回してみると、固着が剥がれて動き出すことがあります。

シーリングライトのアダプターが外れない問題の総括

この記事で解説した、シーリングライトのアダプターが外れない時のための重要なポイントを、最後にまとめます。

• アダプターが外れない主な原因は、ロック未解除・固着・共回りの3つ
• 作業前には必ずブレーカーを切り、照明器具を十分に冷ます
• 安定した脚立と滑り止め付き軍手、マスクを用意する
• カバーの外し方は円盤型、四角型で異なるため事前に確認
• 本体を取り外す際は落下しないよう、両手でしっかり支える
• アダプターはロック解除ボタンを押しながら、反時計回りに回す
• 力任せに作業すると、器具の破損や怪我につながるため厳禁
• 天井との間に隙間がない「直付け方式」は、資格がないと外せない
• 直付けの場合は、無理せず電気工事業者に依頼する
• 業者依頼の費用は作業内容により2,000円～10,000円以上と変動
• 業者選びは複数社から見積もりを取り、サービス内容を比較検討する
• 賃貸物件の場合は、交換前に必ず大家さんや管理会社に相談する
• 新しい照明の取り付けは、取り外しの逆の手順で行う
• 取り付け後には、必ず点灯確認を行う
• どうしても自力で解決できない場合は、専門家を頼ることが最も安全で確実な方法

【参考】
>>ダウンライト一体型と交換型の見分け方のコツ！特徴やポイントを解説
>>ダウンライトが眩しい悩みはカバーで解決？効果や選び方のポイント
>>ダウンライトに人感センサーの後付けは可能？費用や注意点を徹底解説
>>【完全ガイド】シャンデリアの外し方を徹底解説！費用や注意点とは
>>シーリングライトのリモコン代用ってどう？特徴や評判＆対処法を解説
>>ダウンライトをやめたい方へ…交換方法と費用や後悔しない注意点とは
>>シーリングライトのサイズがわからない？失敗しない選び方のコツとは
>>適切な廊下のダウンライト間隔で快適に！後悔しない配置のコツとは