突然、部屋のシーリングライトがチカチカと点滅し始めて、お困りではありませんか?照明の不具合は日常生活に支障をきたすだけでなく、何が原因なのか分からず不安になるものです。
この記事では、シーリングライトのちらつきの原因から、それが寿命のサインなのかどうかを詳しく解説します。
さらに、自分で試せるシーリングライトの点滅の直し方や、DIYで可能なシーリングライトの交換方法、そして交換した古いシーリングライトの処分方法まで、手順を追って具体的にご案内します。
そして、もしプロの業者に依頼すると費用相場はどのくらいになるのか、修理や交換におすすめの電気業者についても触れていきます。
また、シーリングライトを長持ちさせるコツとポイントや、少し視点を変えた電気がチカチカする現象のスピリチュアルな意味まで…

あなたの「どうしよう…」という疑問に、全てお答えします。
【記事のポイント】
1.シーリングライトがチカチカする原因と、寿命の見分け方
2.自分でできる修理・交換の手順と注意点
3.業者に依頼する場合の、費用相場とおすすめ業者
4.照明を長持ちさせるための、具体的なコツ
なぜ?シーリングライトがチカチカする原因と対処法


- まずは知りたいシーリングライトのちらつきの原因
- シーリングライトが点滅して消えるのは寿命?
- 自分で試せるシーリングライトの点滅の直し方
- DIYで可能なシーリングライトの交換方法
- 交換した古いシーリングライトの処分方法
まずは知りたいシーリングライトのちらつきの原因


シーリングライトがチカチカとちらつく原因は一つではなく、照明の種類や使用状況によって様々です。主な原因としては、電球や蛍光灯自体の問題、照明器具本体の不具合、そしてそれ以外の要因が考えられます。
照明の種類ごとの原因
1.蛍光灯の場合
蛍光灯のシーリングライトでは、いくつかの部品の劣化がちらつきを引き起こします。まず、蛍光管の両端が黒ずんでいる場合は「アノードスポット」と呼ばれ、寿命が近いサインです。
また、「点灯管(グロー球)」という部品が劣化してもうまく放電できず、点滅の原因となります。さらに、器具内部にある「安定器」という電圧を調整する部品が故障すると、電流が不安定になりちらつきが発生します。
2.LEDシーリングライトの場合
LEDは長寿命ですが、内部の電子回路が劣化するとちらつきや不点灯を引き起こすことがあります。特に、熱がこもりやすい設計の器具や、湿度の高い場所での使用は電子部品の劣化を早める可能性があります。
また、壁のスイッチに調光機能が付いている場合、非対応のLED電球を使用すると機能のミスマッチが起こり、点滅することがあります。
照明器具本体やその他の原因
照明の種類に関わらず、器具本体と天井の接続部分(引掛シーリング)での接触不良や、内部配線の緩み・劣化によっても電力供給が不安定になり、ちらつきが発生する場合があります。



新品のライトに交換しても症状が改善しない場合は、天井側の配線やスイッチ、さらには家庭内の電圧が不安定になっている可能性も視野に入れる必要があります。
シーリングライトが点滅して消えるのは寿命?


シーリングライトが点滅した後に消えてしまう現象は、多くの場合、照明自体、あるいは内部部品の寿命が尽きかけているサインと考えられます。ただし、どの部分の寿命が来ているかは、照明の種類によって異なります。
照明器具本体の寿命
一般的に照明器具本体の寿命は、設置から約8~10年とされています。外観に問題がなくても、内部の配線や部品は経年劣化していきます。特に10年を超えると、安定器や電子回路などの故障が急に増える傾向にあります。
カバーのひび割れや変色、本体の歪みなどが見られる場合は、落下のリスクもあるため、使用年数に関わらず交換を検討しましょう。


電球・蛍光灯の寿命
光源である電球や蛍光灯にも、寿命があります。それぞれの寿命の目安は、以下の通りです。
照明の種類 | 寿命の目安(時間) | 1日10時間使用した場合の目安 |
---|---|---|
LED電球 | 約40,000時間 | 約10~11年 |
蛍光灯 | 約6,000~12,000時間 | 約1年半~3年 |
白熱電球 | 約1,000~2,000時間 | 約3ヶ月~半年 |
このように、LEDは蛍光灯に比べて圧倒的に長寿命です。ただし、これはあくまで光源の寿命であり、前述の通り照明器具本体は10年程度で劣化が進むことを、覚えておくことが大切です。



いつから使っているか分からない場合は、本体カバーを外した内側にある銘板(ラベル)の、製造年月日を確認してみてください。
自分で試せるシーリングライトの点滅の直し方


専門業者に連絡する前に、自分で確認・対処できることがいくつかあります。原因が単純なことであれば、意外と簡単に解決するかもしれません。ただし、作業前には必ず壁スイッチを切り、安全を確保してください。
最初に試すべきは、「原因の切り分け」です。まず、リモコンの電池を新しいものに交換してみましょう。電池切れが原因で動作が不安定になっているケースは少なくありません。次に、壁のスイッチが完全に「ON」になっているか確認します。
ホタルスイッチ(消灯時にランプが光るスイッチ)の場合、微弱な電流が影響してLEDが点滅する事例もあります。
それでも改善しない場合、一度シーリングライト本体を天井の引掛シーリングから取り外し、再度しっかりと取り付け直してみてください。接触不良が原因であれば、これで解消することがあります。
蛍光灯の場合は、点灯管(グロー球)を新しいものに交換してみましょう。点灯管は消耗品で、蛍光灯2回の交換につき1回は交換するのが目安です。それでも直らなければ、蛍光管自体を交換します。



このとき、ワット数や型番が正しいものを選ぶことが重要です。
DIYで可能なシーリングライトの交換方法


天井に「引掛シーリング」と呼ばれる配線器具が設置されていれば、電気工事の資格がなくても自分でシーリングライトを交換できます。作業は安全に注意すれば、決して難しくありません。
交換作業前の準備
- 安全確保: 必ず部屋のブレーカーを落とすか、壁のスイッチを切ってください。
- 足場の確保: 椅子やテーブルではなく、安定した脚立を準備します。
- 照明の冷却: 作業直前まで点灯していた場合は、やけど防止のために十分に冷めるまで待ちます。
シーリングライトの取り外し手順
- ライトのカバーを反時計回りに回して外します。ホコリや虫が落ちてくることがあるので注意しましょう。
- 本体に接続されているコネクターを抜きます。
- 本体を支えながら、アダプターのロック解除ボタンを押し、本体を取り外します。
- 天井に残ったアダプターのロックボタンを押しながら反時計回りに回し、取り外せば完了です。
新しいシーリングライトの取り付け手順
- 新しいアダプターを天井の引掛シーリングの穴に合わせて差し込み、「カチッ」と音がするまで時計回りに回して固定します。
- シーリングライト本体をアダプターに合わせ、これも「カチッ」と音がするまで押し上げます。
- 本体のコネクターをアダプターに接続します。
- 最後にカバーを取り付け、スイッチを入れて点灯を確認すれば作業は終了です。



手順通り進めれば、そんなにむずかしい作業ではありません。
交換した古いシーリングライトの処分方法


新しいシーリングライトに交換した後、古いものをどう処分すればよいか迷うかもしれません。処分方法はいくつか選択肢があります。
最も一般的なのは、自治体のルールに従ってゴミとして出す方法です。多くの自治体では、一辺の長さが30cmや50cmを超えるものは「粗大ゴミ」として扱われます。この場合は、事前に受付センターへ申し込み、手数料分のシールを購入して貼り付け、指定日に出す流れとなります。
それより小さいものであれば、「燃えないゴミ」「金属ゴミ」として、出せる場合があります。自治体によってルールが大きく異なるため、必ずお住まいの地域のホームページなどで確認してください。
新しいライトを購入した家電量販店などで、古いものを引き取ってもらう方法もあります。有料の場合が多いですが、買い替えと同時に処分できるので手間がかかりません。
また、まだ使用できる状態であれば、リサイクルショップで買い取ってもらったり、フリマアプリで売却したりすることも可能です。ただし、掃除の手間や梱包・発送、買い手とのやり取りが発生します。
他にも処分したいものが多数ある場合は、不用品回収業者に依頼するのも一つの手です。



費用は割高になる傾向がありますが、電話一本で回収に来てくれる手軽さがメリットです。
業者依頼も?シーリングライトがチカチカする時は…


- プロの業者に依頼すると費用相場はどのくらい?
- 修理や交換におすすめの電気業者
- シーリングライトを長持ちさせるコツとポイント
- 電気がチカチカする現象のスピリチュアルな意味
- チカチカするシーリングライトでよくある質問
プロの業者に依頼すると費用相場はどのくらい?


自分で対処してもちらつきが改善しない場合や、天井に引掛シーリングがなく交換ができない場合は、専門の電気工事業者に依頼する必要があります。費用は作業内容によって変動します。
以下に、主な作業内容と費用相場をまとめました。
作業内容 | 費用相場(税込) | 備考 |
---|---|---|
原因調査・点検 | 3,000円 ~ 8,000円 | 測定器の使用や分電盤調査で変動 |
シーリングライト本体交換 | 8,000円 ~ 15,000円 | 本体代別・高所作業は追加料金 |
引掛シーリング設置・交換 | 5,000円 ~ 10,000円 | 天井の状況で変動 |
スイッチ交換 | 6,000円 ~ 12,000円 | 部品代で変動 |
配線修理・工事 | 15,000円 ~ | 天井裏・壁内作業は高額になる可能性 |
これらはあくまで目安であり、業者や地域、作業時間帯(深夜・早朝など)によって出張費や追加料金が発生することがあります。



トラブルを避けるためにも、必ず作業前に複数の業者から見積もりを取り、料金と作業内容を明確に確認することが大切です。
修理や交換におすすめの電気業者


いざ業者に依頼するとなると、どこに頼めば良いか迷うかもしれません。ここでは、全国対応で実績のある電気工事業者紹介サービスを、3つご紹介します。
電気工事110番
東証プライム上場企業が運営しており、信頼性の高さが特徴です。全国の加盟店ネットワークを持ち、24時間365日受付対応しているため、緊急のトラブルでも迅速に対応してもらえます。
見積もりや出張費が無料なのも嬉しいポイントで、年間60,000件以上の豊富な対応実績があります。
こちらの記事「電気工事110番の口コミの真相って?実際の評判や特徴を完全ガイド」では、口コミやメリットデメリットなど他、評判や特徴を徹底解説しましたので、是非参考にしてください♪
テイクサービス
全国各地に多数の拠点を持ち、最短5分での急行を謳うなど、対応の速さに強みがあります。年間30,000件以上の実績があり、熟練したスタッフによる高い技術力も特徴です。
一方で、インターネット上の口コミでは対応に関する厳しい意見も見られるため、依頼する際はサービス内容をしっかり確認することが推奨されます。
電気の工事屋さん
北海道から九州まで広いエリアに対応しており、アンテナ工事から照明、コンセント増設まで幅広く手がけています。修理で直らなかった場合は費用が0円になるというユニークな保証があり、利用者にとっては安心材料の一つです。
ただし、見積もりは無料ですが出張費は一律でかかるため、その点は事前に確認しておきましょう。



それぞれの特徴を踏まえながら、ご自身の希望に見合った業者を検討してください。
シーリングライトを長持ちさせるコツとポイント


LEDシーリングライトは元々長寿命ですが、日々の使い方を少し工夫するだけで、さらに長く快適に使い続けることができます。重要なのは、「熱」「湿気」を避けることです。
こまめに照明を消す
一つ目のコツは、「こまめに照明を消す」ことです。蛍光灯は点灯時に大きく電力を消費するため、頻繁なON/OFFは寿命を縮めると言われていました。しかし、LEDの場合は点灯時の負担が少なく、むしろ点けっぱなしによる熱の発生が内部の電子部品の劣化を早めます。部屋を離れる際は、こまめに消す習慣をつけましょう。
湿気対策
二つ目のコツは、「湿気対策」です。シーリングライトの内部は電子部品の集合体であり、湿気はショートや腐食の原因となります。特に湿度の高い部屋や、結露しやすい環境で使用する場合は、定期的に換気を行ったり、除湿器を活用したりして、湿度をコントロールすることが大切です。


定期的なお手入れ
三つ目のコツは、「定期的なお手入れ」です。本体やカバーにホコリが溜まると、放熱がうまくいかなくなり、内部に熱がこもる原因となります。





半年に一度程度、電源を切ってから乾いた布や、固く絞った布で優しく拭き掃除をしましょう。
電気がチカチカする現象のスピリチュアルな意味


科学的な原因とは別に、電気がチカチカする現象にはスピリチュアルな意味がある、という考え方もあります。これはあくまで一つの解釈として、興味のある方向けにご紹介します。
このような現象は、目に見えない存在からのメッセージだとされることがあります。例えば、守護霊や天使があなたの注意を引こうとしているサインかもしれません。人生の転機が近いことや、進むべき方向が正しいことを知らせている、と解釈されることもあります。
また、あなた自身のエネルギー状態が反映されているという考え方もあります。強い感情の動きやストレス、あるいは精神的な成長の過程で、あなたのエネルギーが周囲の電化製品に影響を与えている、というものです。
この場合、ちらつきは「一度立ち止まって、自分の内面を見つめ直してみては?」という、浄化の機会を促すサインと捉えることができます。
もちろん、これらは科学的根拠に基づくものではありません。



まずは現実的な原因を探り、安全を確認することが最優先ですが、一つの興味深い視点として心に留めておくのも面白いかもしれません。
チカチカするシーリングライトでよくある質問


シーリングライトのちらつきに関して、特によく寄せられる質問とその回答をまとめました。
- 新品のLEDシーリングライトに交換したのにチカチカします。なぜですか?
-
ライト本体の初期不良も考えられますが、別の新品に交換しても同じ症状が出る場合は、他の原因が考えられます。最も多いのは、壁のスイッチが「調光機能付き」であるケースです。
調光機能に対応していないLEDライトを取り付けると、ちらつきが発生することがあります。その他、引掛シーリングの接触不良や、家庭内の電圧が不安定になっている可能性も否定できません。
- 照明のちらつきを放置すると危ないですか?
-
蛍光灯やLEDの寿命によるちらつきが、直ちに火事に繋がる危険性は極めて低いです。しかし、ちらつきと共に「焦げ臭いにおい」や「異音」がする場合は注意が必要です。
これは内部の安定器や電子回路がショートしかけているサインかもしれず、放置すると発煙や発火に至るリスクがあります。異常を感じたらすぐに使用を中止し、ブレーカーを落として専門業者に点検を依頼してください。
- LEDシーリングライトは電球だけ交換できますか?
-
近年主流のLEDシーリングライトは、LEDチップと器具本体が一体化している「モジュール一体型」がほとんどです。このタイプは光源(LED)のみの交換はできず、寿命が来たら照明器具ごと交換する必要があります。購入の際は、その点がデメリットと感じるかどうかも考慮すると良いでしょう。



よくあるQ&Aも、参考にしてください。
【総括】シーリングライトがチカチカする時の確認点
記事のポイントを、まとめます。
- シーリングライトのちらつきは、蛍光灯・LED・器具本体など原因が様々
- まずリモコンの電池交換と、壁スイッチのオンオフを確認する
- 蛍光灯の場合は、点灯管(グロー球)の劣化を疑う
- 蛍光管の端が黒いのは、寿命が近いサイン
- LEDのちらつきは、内部の電子回路の劣化が主な原因
- 調光機能付きスイッチと、非対応LEDの組み合わせは点滅しやすい
- 照明器具本体の寿命は、約8~10年が目安
- 使用年数が不明な場合は、本体の製造年月日をチェック
- DIYで交換する前は必ず電源を切り、脚立を使用する
- 天井に引掛シーリングがあれば、資格なしで交換可能
- こまめな消灯と定期的な掃除が、長持ちの秘訣
- 湿気は電子部品を痛めるので、換気を心がける
- 古いライトの処分は、自治体のルールを確認する
- 業者依頼の費用は、作業内容で大きく変動する
- 依頼前には、必ず複数の業者から見積もりを取る
【参考】
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