外壁塗装助成金が嘘という真相？制度の仕組みや悪質業者の手口と対策

外壁塗装を検討している中で、「助成金が使える」「助成金は嘘」などといった情報を目にし、お悩みの方も多いのではないでしょうか。実際、外壁塗装で助成金が出るのは嘘なのか、本当に使える制度なのか気になるところです。

しかしながら、実際の内容は複雑で、外壁塗装助成金制度の詳細を正しく理解していないと、誤解を招いたり、悪質な業者に騙されたりするリスクもあります。

この記事では、外壁塗装で助成金が出るのは嘘なのかという真相に触れながら、国と自治体の制度の違いや屋根塗装にも助成金があるのか、外壁塗装を依頼する前に覚えておきたい基礎知識や、費用相場や信頼できる業者の選び方まで、幅広く丁寧に解説していきます。

また、外壁塗装の悪質業者に注意する点と対策や、外壁塗装の詐欺などのトラブル事例にも触れ、実際の被害を未然に防ぐためのポイントをまとめました。

【記事のポイント】
1.外壁塗装の助成金は、全国一律ではないこと
2.助成金の制度は、自治体ごとに異なること
3.助成金に便乗した、悪質業者の手口
4.助成金制度を正しく活用するための、確認ポイント

外壁塗装助成金は嘘？驚愕の真相を徹底解説

• 外壁塗装で助成金が出るのは嘘なの？
• 外壁塗装助成金制度の詳細内容
• 助成金は国と自治体で違いがある？
• 屋根塗装にも助成金はある？
• 依頼する前に覚えておきたい外壁塗装基礎知識

外壁塗装で助成金が出るのは嘘なの？

外壁塗装で助成金が出るという情報は、すべてが嘘ではありません。ただし、すべての地域やケースに当てはまるわけではなく、誤解を招く広告が多いのも事実です。

国ではなく自治体ごとに設けられている

まず、外壁塗装の助成金制度は「国ではなく自治体ごとに設けられている」ものです。つまり、お住まいの市区町村にその制度がなければ、そもそも助成金は申請できません。この点を知らないまま「どこでももらえる」と勘違いしてしまう人が多く見られます。

誇大表現に注意する

実際、広告や訪問営業で「助成金で外壁塗装が半額にできます」「0円で塗装可能です」といった、うたい文句を見かけることがあります。しかし、これは一部の条件やケースを強調した誇大表現に過ぎません。あたかも誰でも必ず受け取れるように見せている点が問題なのです。

例えば、ある自治体では断熱塗料を使用することで50,000円の助成が受けられる制度がありますが、予算枠が小さく、先着順で締め切られてしまうことも珍しくありません。また、築年数や所得制限、工事を行う業者の条件など、複数の要素が絡んでくるため、利用ハードルが高い制度も多く見られます。

誰でもいつでも使える訳ではない

このように、助成金がまったくの嘘というわけではないものの、「誰でもいつでも使える」と考えるのは誤りです。広告を信じて安易に契約するのではなく、まずは自治体の公式サイトや窓口で制度の有無を確認することが大切です。

外壁塗装助成金制度の詳細内容

外壁塗装に関する助成金制度は、主に市区町村などの地方自治体が独自に設けている支援制度です。国が一律で提供しているものではないため、制度の有無や内容は地域ごとに大きく異なります。

項目	概要
制度の目的	住宅の長寿命化・景観保全・省エネ対策などが目的
補助対象の例	劣化補修や断熱塗料を使用する省エネ工事など
助成金額の目安	数万円～200,000万円程度が一般的
金額の上限	工事費用の10％まで、上限100,000円が多い
地域差	50,000円未満の地域もあり、金額は地域ごとに異なる
申請条件	築年数や住宅種別、住民票の有無などが要件
施工業者の条件	地域内の指定業者を使う必要がある場合が多い
申請のタイミング	事前申請が必要で、工事後では申請不可の場合が多い

助成金制度の目的は省エネ対策

この制度の目的は、住宅の長寿命化や地域の景観保全、省エネ対策などにあります。例えば、劣化が進んだ外壁を補修することで住環境を改善し、住民の安心・安全な暮らしを守ることが狙いです。また、断熱性の高い塗料を使用するなど、省エネルギーに配慮した工事も対象になる場合があります。

助成される金額って？

助成される金額は、数万円から多くても200,000円程度が一般的です。中には50,000円未満という地域もあり、工事全体の費用をカバーできるほどの金額ではない点には注意が必要です。多くの自治体では「工事費用の10％まで」「上限100,000円まで」といった形で、上限が設定されています。

申請条件とは？

申請条件もさまざまで、築年数・対象となる住宅の種類・住民票の有無・地域内の施工業者を利用することなど、複数の要件をクリアしなければなりません。さらに、事前申請が必要なケースがほとんどで、工事完了後に申請しても認められないことがあります。

例えば、東京都八王子市では「住宅改修費補助金」として、外壁や屋根の塗装工事に対して上限50,000円までの助成があります。一方、同じ東京都内でも制度自体を設けていない自治体も存在します。

このように、助成金制度を活用するには、まず「自分が住んでいる自治体に制度があるかどうか」を調べることが第一歩です。その上で、対象条件や申請手順、提出書類などを確認し、必要に応じて役所に問い合わせるのが確実です。

助成金は国と自治体で違いがある？

助成金には「国の制度」「自治体の制度」があり、それぞれ仕組みや対象が大きく異なります。特に外壁塗装に関して言えば、基本的には国ではなく、自治体が独自に実施している制度が中心です。

国が行う助成金制度

国が行う助成金制度は、省エネ改修や耐震補強といった広範な住宅性能向上を目的としたケースが多く、外壁塗装単体で支給されることはほとんどありません。例えば、「長期優良住宅化リフォーム推進事業」などは、断熱や耐震性能の向上を伴う大規模なリフォームを対象としています。

自治体が実施する助成金制度

一方、自治体が実施している助成制度は、比較的小規模なリフォームにも対応していることが多く、外壁や屋根の塗装が対象となるケースもあります。特に、景観の維持や地域の安全性確保、老朽住宅の改修を目的とした内容が多く見られます。たとえば、塗料に遮熱・断熱性能がある場合に助成対象となることがあります。

助成内容や申請条件の違い

ただし、助成の内容や支給額、申請条件は自治体によって大きく異なります。同じ県内であっても、市区町村ごとに制度の有無や助成金額がバラバラなケースがあるため、自分の住んでいる地域の制度を個別に調べる必要があります。

また、国と自治体の制度を併用できる場合もありますが、これは非常に稀です。大半のケースではどちらか一方のみが適用される仕組みとなっています。

このように、外壁塗装の助成金について調べる際は「国がやっているのか」「自治体が提供しているのか」を明確に区別し、自分の地域の最新情報を公式サイトなどで確認することが大切です。

屋根塗装にも助成金はある？

屋根塗装に対しても、外壁塗装と同様に助成金を受けられる場合があります。ただし、これも全国一律の制度ではなく、各自治体が設けている地域限定の制度です。

多くの自治体では、屋根塗装そのものに助成が出るというよりも、「省エネ」「景観保全」を目的とした改修工事の一環として認められているケースがほとんどです。たとえば、遮熱性や断熱性を持つ塗料を使うことで、冷暖房効率が上がり、省エネルギー効果が期待できるとして補助対象に含まれることがあります。

一方で、単に屋根の色あせを修復する目的の塗装や、美観のためのリニューアル工事だけでは、助成対象外となる場合が多いです。また、工事費用が一定額以上でなければならない、指定された業者を利用しなければならない、などの条件が課されることもあります。

たとえば、ある市では「省エネ改修工事」として、外壁とあわせて遮熱塗料による屋根塗装も補助の対象になりますが、補助上限額は50,000円に設定されており、申請は先着順です。このように、制度があっても金額が限定的だったり、早い者勝ちだったりする点には注意が必要です。

助成を受けるには、事前に自治体のホームページや窓口で、屋根塗装が補助対象に含まれているかを確認しましょう。申請の流れや必要書類も地域によって異なりますので、自己判断せずに情報収集することが重要です。

また、屋根は高所での作業となるため、塗装工事の費用も比較的高額になりがちです。

依頼する前に覚えておきたい外壁塗装基礎知識

外壁塗装を依頼する際には、最低限の基礎知識を身につけておくことがとても重要です。知識がないまま契約してしまうと、不要な工事を勧められたり、相場より高い費用を請求されたりするリスクがあるためです。

1.外壁塗装の目的は劣化予防と保護機能

まず、外壁塗装の目的は「見た目をきれいにすること」だけではありません。最も大きな役割は、外壁の劣化を防ぎ、雨風や紫外線から住宅を守る保護の機能にあります。塗装がはがれていたり、ひび割れがある状態を放置すると、外壁材の内部まで水が浸入し、結果として大規模な修繕が必要になることもあります。

2.塗料の種類を知っておく

次に、塗料の種類についても知っておくと良いでしょう。一般的に使われる塗料には、ウレタン・シリコン・フッ素・無機などがあり、それぞれ耐久年数や価格が異なります。たとえば、ウレタン塗料は安価ですが耐用年数は短め。一方、フッ素や無機塗料は高額ですが、15年以上も持つ高耐久型です。

塗料選びは、価格だけでなく「どのくらい持たせたいか」という視点も大切になります。

3.標準的な施工方法や期間を理解する

また、外壁塗装は基本的に「3回塗り」が標準的な施工方法です。下塗り・中塗り・上塗りの工程をきちんと行わなければ、塗料本来の性能が発揮されません。業者によっては、費用を抑えるために中塗りや上塗りを省略する“手抜き工事”をするところもあるため、見積書や工程表はしっかり確認しましょう。

施工期間の目安は、おおよそ1～2週間程度です。天候や建物の状態によって前後することがありますが、極端に短すぎる場合は、作業が不十分な可能性も疑うべきです。

このように、事前に基本的な情報を押さえておくことで、業者とのやり取りもスムーズになります。

外壁塗装助成金は嘘？詐欺の見分け方とおすすめ業者

• 外壁塗装の悪質業者に注意する点と対策
• 外壁塗装の詐欺事例とは
• 外壁塗装の費用相場と業者を選ぶコツ
• 外壁塗装のおすすめ業者を探すなら
• 外壁塗装助成金に関するよくある質問

外壁塗装の悪質業者に注意する点と対策

外壁塗装は専門性が高く、一般の人には工事の中身が分かりにくいため、悪質業者によるトラブルが発生しやすい分野です。契約前に注意すべきポイントを理解しておくことで、被害を未然に防ぐことが可能になります。

1.契約を急かす営業トークには注意

まず注意したいのは、「助成金が使える」「今ならキャンペーン価格」などといった、耳触りのいい言葉で契約を急がせる業者です。このような営業トークには、裏に不透明な条件や不当な価格設定が隠れていることが多くあります。助成金の申請は誰でも簡単に通るものではありませんし、本来は顧客側が手続きするものです。

「すべてこちらでやります」と、言い切る業者には要注意です。

2.見積書をしっかりチェックする

また、「一式◯万円」などのざっくりした見積書にも気をつけましょう。適正な業者であれば、使用する塗料の種類、塗布面積、工程内容などを細かく記載した明細を提示します。一式表示では、後から追加請求されるリスクがあるだけでなく、手抜き工事の温床にもなりかねません。

対策としては、まず複数の業者から相見積もりを取ることが基本です。同じ工事内容でも、価格や提案内容に大きな差が出ることがあります。比較することで相場感が養われ、極端に高い・安い業者を見極めやすくなります。

3.会社のホームページや施工実績を確認

さらに、会社のホームページや口コミ、施工実績などを確認することも大切です。特に「会社概要に代表者名や所在地の記載がない」「施工事例の写真が不自然に綺麗すぎる」といった場合は、注意が必要です。資格の有無も判断材料になります。国家資格である「一級塗装技能士」が在籍しているかどうかも、チェックしましょう。

訪問販売で突然来た業者に対しては、即決せずに一度断る勇気を持つことも大切です。その場で契約してしまうと、後でトラブルになりやすく、冷静な判断ができなくなります。

これらの点に注意し、信頼できる業者を選ぶことが、安心・納得のいく外壁塗装につながります。

外壁塗装の詐欺事例とは

外壁塗装に関する詐欺は、非常に多様で、油断していると簡単に引っかかってしまうことがあります。手口の多くは「不安をあおる」「お得感を強調する」「急がせる」といった、心理的な揺さぶりを狙っています。

ここでは、実際に報告されている代表的な詐欺事例をご紹介します。

詐欺手口	概要
無料点検を装った訪問営業	突然訪問して不安を煽り、高額契約を迫る。実際は塗装不要なケースも多い
値引き手法	最初に高額な見積もりを提示し、モニター価格などの名目で値引きする
一式表示のみの見積書	詳細な内訳がない見積もりで、追加請求の温床になる可能性がある
保険も無料などの虚偽営業	助成金や保険で無料になると誤認させて契約を急がせる

無料点検を装った訪問営業

まず最もよくあるのが、「無料点検を装った訪問営業」です。業者が突然自宅を訪れ、「外壁にひび割れが見える」「このままだと雨漏りします」などと、不安を煽ってくるパターンです。その場で写真や動画を見せて信憑性を持たせ、高額な契約を迫ってくることがあります。実際には軽微な劣化で、すぐに塗装が必要な状態ではないことも多いです。

値引き手法

次に挙げられるのが、「キャンペーン価格」「モニター価格」という名目で、値引きを持ちかけてくる手法です。一見お得に見えますが、もともと高めに設定された金額からの値引きであることがほとんどです。また、実際の工事内容が省略されたり、グレードの低い塗料が使われたりすることもあります。

一式表示のみの見積書

さらに注意したいのは、「見積書が一式表示のみ」のケースです。細かい内訳が示されていないため、どこにどれだけ費用がかかっているのか分からず、追加工事という名目で次々に費用を上乗せされる事例もあります。このような見積もりは、相場を把握していない消費者を狙った典型的な詐欺の手法といえるでしょう。

保険も無料などの虚偽営業

もう一つの典型例は、「助成金や保険で無料になります」とうたう、虚偽の営業です。確かに一部の自治体には助成制度がありますが、誰でも簡単に使えるわけではありません。制度の存在すら確認できないのに、「手続きはこちらで全部やります」と言って契約させる業者には、特に注意が必要です。

このような詐欺被害を防ぐには、知識をつけて冷静に対応することが大切です。訪問業者の話をすぐに信じ込まず、自分で自治体に助成金の有無を確認したり、他社にも見積もりを依頼して比較することで、冷静な判断がしやすくなります。

悪質な業者の多くは「急がせる」ことを、目的としています。即決を求められたら、その時点で一歩引いて考えるのが賢明です。

外壁塗装の費用相場と業者を選ぶコツ

外壁塗装を検討する際に、まず知っておきたいのが「相場」「信頼できる業者の選び方」です。費用と品質は比例する部分もありますが、安ければ良い、高ければ安心というわけではありません。

適正価格を見極めつつ、トラブルを避ける選び方を知ることが重要です。

1.外壁塗装の費用相場

外壁塗装の費用相場は、一般的な戸建て住宅（30坪程度）で600,000円〜100万円が目安です。この金額には足場の設置、下地処理、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが含まれます。ただし、使用する塗料の種類や建物の形状、劣化の進行度によって価格は上下します。

例えば、シリコン塗料は耐用年数と価格のバランスが良く、多くの住宅で採用されています。一方で、無機塗料やフッ素塗料などは耐久性に優れますが、その分コストも高くなる傾向があります。費用を抑えたい場合はウレタン塗料という選択肢もありますが、耐久性はやや低く、メンテナンス周期が短くなります。

2.業者を選ぶ際のポイントとは

業者を選ぶ際のポイントは、大きく分けて「価格」「実績」「対応力」の3つです。まず、極端に安い見積もりには注意が必要です。適切な材料を使わずに工期を短縮したり、必要な工程を省略することで価格を下げているケースがあります。逆に、高すぎる見積もりも要注意です。内容が見合っていない可能性があります。

3.必ず実績を確認する

次に、実績の確認です。会社のホームページや口コミを見て、過去の施工事例が具体的に掲載されているか、評判が安定しているかをチェックしましょう。特に「自社施工」と明記されている業者は、中間マージンが発生しにくく、職人とのやり取りもスムーズです。

4.現場調査の対応も選定ポイント

また、現地調査の対応も選定ポイントになります。建物をしっかりと確認したうえで、状態に応じた見積もりや提案ができる業者は信頼度が高いといえるでしょう。「なぜこの塗料を選ぶのか」「どのような工程で進めるのか」など、根拠ある説明ができるかどうかを見極めることが大切です。

5.複数の業者から見積もりを取る

最後に、複数の業者から相見積もりを取ることを忘れずに。1社の提案だけでは適正かどうかの判断が難しいため、複数の見積もりと提案内容を比較することで、自分に合った業者を見つけやすくなります。

外壁塗装は、決して安い買い物ではありません。

外壁塗装のおすすめ業者を探すなら

外壁塗装の成功は、どの業者に依頼するかで大きく左右されます。信頼できる業者を選べば、適正な価格で丁寧な工事が期待できる一方で、業者選びを間違えると手抜き工事や追加費用のトラブルに発展する恐れもあります。

そこで、効率的におすすめ業者を探す方法を紹介します。

サービス名	特徴
ヌリカエ	専門スタッフがヒアリングし、最大5社の業者を紹介。助成金や火災保険の相談にも対応
外壁塗装パートナーズ	施工基準が高く、アドバイザーの対応に定評あり。イエローカード制度で悪質業者を排除

まず活用したいのが、外壁塗装専門の一括見積もりサイトです。特に「ヌリカエ」「外壁塗装パートナーズ」は、実績のある優良業者を紹介してくれることで知られています。これらのサービスは無料で使える上、登録されているのは厳選された施工店のみ。自社施工の業者が多いため、余計な中間マージンも発生しにくい点がメリットです。

1.ヌリカエ

例えばヌリカエでは、専門スタッフによるヒアリングのうえで、地域や希望条件に合った業者を「最大5社」まで紹介してくれます。見積もりだけでなく、助成金や火災保険の相談にも対応しているため、外壁塗装に関する不安をまるごと解消できるサービスといえるでしょう。

こちらの記事「ヌリカエは口コミでの評判が話題？利用者の本音と業者選びのコツ」では、口コミやメリットデメリットなど他、評判や特徴を徹底解説しましたので、是非参考にしてください♪

2.外壁塗装パートナーズ

一方、外壁塗装パートナーズも、施工基準の高さと丁寧なアドバイザーの対応に定評があります。加盟店には「イエローカード制度」が導入されており、トラブルのある業者は排除される仕組みです。このような体制が整っているからこそ、安心して見積もりを依頼できます。

ただし、どの業者を紹介された場合でも、自分自身で比較検討する姿勢が欠かせません。見積もりの内容や工事の提案に違和感がないか、担当者の説明が丁寧かなど、確認すべきポイントは多くあります。もし即決を迫られた場合は、慎重になったほうがよいでしょう。

また、口コミサイトやGoogleレビューでの評判もチェックしておくと安心です。実際の施主からの評価は、営業トークでは見えない業者の本質を知るヒントになります。

このように、インターネットを上手に活用すれば、安心できる外壁塗装業者を効率よく見つけることができます。特に初めて依頼する方は、一括見積もりサイトを入り口にするのが無難な選択です。

外壁塗装助成金に関するよくある質問

外壁塗装の助成金については、多くの方が「仕組みがよくわからない」と感じています。そこで、実際によく寄せられる質問とその回答をまとめました。制度の正しい理解に役立ててください。

どこの自治体でも助成金はありますか？

いいえ、すべての自治体で助成金制度があるわけではありません。助成金は各市区町村が独自に運用しているもので、地域によって有無や内容が異なります。たとえば、同じ都道府県内でも、市によっては制度がない場合もあるため、必ずご自身の住んでいる自治体のホームページか窓口で確認することが必要です。

助成金はいくらもらえるのですか？

一般的には50,000円〜100,000円程度の補助が多く、上限でも200,000円前後となるケースがほとんどです。「塗装費用が半額になる」といった広告は誇張されていることが多いため、注意が必要です。補助額は工事費用の何割か、または定額で設定されている場合があります。

助成金の対象になる塗装工事には条件がありますか？

はい、対象になるためには条件があります。たとえば、工事金額が一定以上であること、断熱や遮熱といった省エネ効果のある塗料を使用すること、地域の施工業者を利用することなどが条件に含まれていることがあります。また、事前申請が必須のケースもあるため、工事前に確認しておくことが大切です。

業者に「助成金が使える」と言われました…本当ですか？

まずはその業者が話している内容を疑ってかかるべきです。「必ずもらえる」「無料になる」といった表現は、たいてい誤解を招きます。実際に助成金が出るかどうかは、業者ではなく自治体が判断することです。必ずご自身で自治体に直接確認してください。

申請は業者に任せても大丈夫ですか？

申請手続きの一部をサポートしてくれる業者もありますが、すべてを任せきりにするのは避けましょう。制度によっては本人申請が原則の場合もありますし、不備があれば助成金が受け取れなくなることもあります。書類の提出期限や必要な添付資料は、自分でもしっかりチェックするようにしてください。

このように、外壁塗装の助成金制度は便利な仕組みである一方、誤解を招きやすい側面もあります。

外壁塗装助成金は嘘？真相と正しい理解ポイント総括

記事のポイントを、まとめます。

• 外壁塗装の助成金は、全国共通ではなく自治体ごとの制度である
• 国の制度では、外壁塗装単体が対象になるケースはほとんどない
• 「誰でももらえる」という広告は、誤解を招く誇大表現である
• 制度の有無は、自治体によって大きく異なるため要確認
• 助成金の多くは、省エネや景観保全を目的としている
• 支給額は数万円〜最大200,000円程度と、限定的である
• 助成対象には、断熱塗料の使用など明確な条件がある
• 予算枠が小さく、早期に締め切られることがある
• 工事前の申請が必須で、完了後では申請できない場合が多い
• 「助成金で無料」などの営業トークには、注意が必要
• 屋根塗装も条件付きで、助成対象になることがある
• 単なる美観目的の塗装では、助成金が出ない場合が多い
• 見積書に一式表示のみの業者には、注意が必要
• 正確な情報は、自治体の公式サイトか窓口で確認すべき
• 助成金を前提とした契約は、リスクがあるため慎重に対応すべき

【参考】
>>マンション外壁塗装で部屋が臭い原因って？正しい換気と消臭対策とは
>>外壁塗装のハウスメーカー費用相場って？失敗しない業者選びのコツ
>>外壁塗装業者に差し入れしなかったのは失礼？本音や実情を徹底解説