網戸の防虫ゴム交換を自分で!失敗しない選び方と費用の目安を解説

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網戸の防虫ゴム交換を自分で!失敗しない選び方と費用の目安を解説

暖かくなってくると気になるのが、窓からの虫の侵入ですよね。網戸を閉めているはずなのに、なぜか部屋の中に小さな虫がいるという経験はありませんか。実は、網戸のメッシュそのものよりも、網を固定しているゴムの劣化やサッシとの隙間が原因であることが多いんです。

網戸の防虫ゴム交換を検討しているけれど、どのサイズのゴムを買えばいいのか、ホームセンターにはどんな種類があるのか、自分でも簡単にできるのかと悩んでいる方も多いかなと思います。

ネットで調べてみても、サイズが多すぎてどれが自分の家の網戸に合うのか判断するのは難しいですよね。ダイソーなどの100均で道具を揃えられるのか、それとも業者さんに依頼したほうが安上がりで確実なのか、費用の相場も気になるところです。

この記事では、私が実際に調べたり試したりして分かった、網戸の防虫ゴム交換をスムーズに進めるための具体的な手順や、失敗しない部材の選び方について詳しくお話しします。

ジロー

この記事を読み終える頃には、自信を持ってメンテナンスに取り組めるようになっているはずですよ。

【記事のポイント】
1.網戸の溝にぴったり合う、押さえゴムの正しい測り方と選び方
2.100均ショップのアイテムを活用した、コスパ重視の交換手順
3.モヘアのサイズ選定や戸車の調整で、隙間を完全にシャットアウトする方法
4.自分で行うDIYと、ホームセンターや業者に頼む場合の費用比較

目次

網戸の防虫ゴム交換を自分で行う手順と部材の選び方

網戸のメンテナンスって、一見すると難しそうに感じますが、実はポイントさえ押さえれば私のような素人でも十分にこなせる作業なんです。まずは、作業の要となる部材選びと、実際の施工をスムーズに進めるためのコツを順番に見ていきましょう。

  • 溝幅に合わせた押さえゴムのサイズと太さの確認
  • 100均の道具でもできる網戸の張り替え準備
  • 網のズレを防ぐクリップとローラーの使い方のコツ
  • 隙間を完全に塞ぐモヘアのベース幅とパイルの高さ
  • 粘着テープ型モヘアを使った簡単な後付け隙間対策

溝幅に合わせた押さえゴムのサイズと太さの確認

溝幅に合わせた押さえゴムのサイズと太さの確認
住宅設備トレンド最前線・イメージ

網戸の張り替え作業において、最も基本的でありながら最も失敗しやすいポイントが、この「網押さえゴム(ビート)」のサイズ選定です。

私も初めてDIYに挑戦したときは、ホームセンターの売り場に並ぶ多様な太さに圧倒されました。このゴムは、単に網を固定するだけでなく、アルミサッシの溝の中で適度に圧縮されることで、網に一定の張力を与え、風圧や振動から網が外れるのを防ぐ重要な役割を担っています。

ゴムの直径には、一般的に2.8mm、3.5mm、4.5mm、5.5mm、6.8mmといった規格が存在します。現代の一般的な住宅用サッシでは、3.5mmか4.5mmのどちらかが採用されているケースが圧倒的に多いですが、油断は禁物です。

もし自分の家のサッシがどのサイズか分からない場合は、必ず「今使われている古いゴム」10cmほど切り取り、定規で断面の直径を測るのが一番確実です。ただし、長年日光にさらされたゴムは、硬化して縮んでいたり、逆に熱で潰れて平らになっていたりすることもあります。

そのため、実測した値が3.2mmなら3.5mmを、4.2mmなら4.5mmといった具合に、「実測値よりわずかに太め」の規格を選ぶのが、しっかり固定するための技術的なコツかなと思います。

直径サイズ主な用途・採用例備考
2.8mm薄型サッシや網の糸が太い場合特殊な溝幅用
3.5mm現在の一般住宅で最も普及迷ったらここをチェック
4.5mm中厚手のサッシや少し古い住宅3.5mmの次に多い規格
5.5mm古いアルミサッシや重量用溝が明らかに広いタイプ用
6.8mm木製枠からの転換用や大型枠希少な太幅規格

最近では、ゴムの表面が三つ編みのような構造になっていて、手で割くことで2.8mm〜6.8mmまで太さを自在に調整できる万能タイプも販売されています。家の中に複数の異なるサッシがある場合や、サイズに確信が持てない場合には、この調整可能タイプを選ぶと買い直しのリスクをゼロにできるので非常におすすめですよ。

また、素材選びも少し意識してみるといいかもしれません。安価なポリ塩化ビニル(PVC)製が多いですが、より耐候性に優れた「エチレン・プロピレンゴム(EPDM)」素材のものを選ぶと、日光による硬化やひび割れが起きにくく、次回の交換までの期間を延ばすことができます

ジロー

せっかく手間をかけて交換するなら、少しだけ良い素材を選んでみるのも、長く快適に過ごすための賢い選択ですね。

100均の道具でもできる網戸の張り替え準備

100均の道具でもできる網戸の張り替え準備
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網戸の防虫ゴム交換を検討する際、真っ先に思い浮かぶのが「道具をどこで揃えるか」ですよね。結論から言うと、最近の100均ショップ(ダイソーやセリアなど)の充実ぶりは目を見張るものがあり、必要最低限の道具であれば全て100均で揃えることが可能です。予算を極限まで抑えたい場合には、これほど心強い味方はありません。

具体的に準備すべき道具リストは、以下の通りです。

  • 張り替え用網:100均でも200円〜300円商品として、一般的な18〜20メッシュのものが手に入ります。
  • 網押さえゴム:長さも数メートル単位で売られており、一般的な掃き出し窓1枚分なら十分足ります。
  • 網戸ローラー:これがないと作業が始まりません。100均のものでも十分機能します。
  • 網戸クリップ:網がズレないように固定するために使います。専用品がなければ大きめの洗濯バサミでも代用可能です。
  • カッターナイフ:余った網をカットするために使います。

100均の道具でも十分作業はできますが、注意点もあります。特に「網戸ローラー」は、先端が単なる円盤状のものだけでなく、反対側にヘラが付いているタイプを選ぶようにしてください。

コーナー部分(角)にゴムをギュッと押し込む際、このヘラがあるかないかで作業のしやすさと仕上がりの美しさが劇的に変わります。100均で見当たらない場合は、ここだけはホームセンターで数百円出して良いものを買う価値があるかなと思います。

また、網の種類についても少し触れておきましょう。100均で売られている網は、標準的なグレーやブラックが主流ですが、ホームセンターへ行くと「外からは見えにくく、内側からはスッキリ見える銀黒タイプ」や、「ペットが引っ掻いても破れない強化タイプ」など、機能性に富んだ網が選べます。

虫の種類によっては、より網目の細かい「24メッシュ」「30メッシュ」を選びたい場合もあるでしょう。ご自身の環境に合わせて、100均の利便性とホームセンターの専門性を使い分けるのがベストですね。なお、網の材質や規格については、サッシメーカーの公式サイトなどでも詳しく解説されていますので、事前に確認しておくと失敗がありません。

準備の段階で忘れてはならないのが、「サッシ溝の清掃」です。古いゴムを外した後の溝には、10年分くらいの泥やホコリが溜まっています。この汚れを放置したまま新しいゴムを入れようとしても、摩擦でうまく入らなかったり、すぐにゴムが傷んだりしてしまいます。

ジロー

古い歯ブラシや細いマイナスドライバーを使って、溝をピカピカにしてから作業に入るのが、プロのような仕上がりに近づく隠れたコツですよ。

網のズレを防ぐクリップとローラーの使い方のコツ

網のズレを防ぐクリップとローラーの使い方のコツ
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道具が揃ったらいよいよ実践ですが、ここで多くの人がぶつかる壁が「網のたるみ」「シワ」です。私も最初は網が斜めに寄ってしまい、何度もやり直した苦い経験があります。しかし、初期固定とL字型の攻め方をマスターすれば、初めての方でも驚くほどピンと綺麗に張ることができます。

まず、網をサッシの上に広げたら、網の「巻き癖」に注目してください。網を広げたときに内側に丸まろうとする方向を、下(サッシ側)に向けて配置します。こうすることで、端が跳ね上がらず、ゴムを入れる際に網が安定します。

配置が決まったら、網戸クリップで最低4箇所(長辺と短辺のそれぞれ中央付近)を固定しましょう。このちょっとした固定が、作業中の大きなズレを防いでくれます。

失敗しないゴムの押し込み順序

ゴムを入れ始める場所は、網戸の「角(コーナー)」からです。まず、ゴムの端を2cmほど余らせた状態で角に合わせ、ローラーのヘラ部分を使って溝の奥までしっかり押し込みます。そこから1辺ずつ進めていくのですが、ここでのポイントは「ローラーを動かす向き」です。

右手でローラーを転がすなら、左手で少し先の網を外側へ軽く引っ張りながら進めると、網目が歪まず真っ直ぐに仕上がります。ただし、強く引っ張りすぎるとサッシ枠が内側に反ってしまうことがあるので、あくまで添える程度の力加減が理想的ですね。

ローラーを転がす際は、一度で完璧に埋めようとせず、「一度目は軽く溝に乗せる程度、二度目で奥までしっかり押し込む」という2段階のイメージで行うと、ゴムがねじれずスムーズに入ります。特にコーナー部分は、無理にローラーを回すと網を突き破ってしまう危険があるため、必ずヘラを使って慎重に作業してください。

一周して元の角に戻ってきたら、ゴムを5mmほど長めに残してカットし、隙間がないように継ぎ目を押し込みます。最後に、余った網をカッターで切り取りますが、この時カッターの刃を「サッシ枠の内側の角」に当てて、枠をガイドにするように滑らせると、切り口がゴムの陰に隠れて非常に美しく仕上がります。

網を軽く持ち上げながら切ると、ゴムを傷つける心配もありません

ジロー

この最後の「仕上げのひと手間」が、自慢したくなるような綺麗な網戸を作る決め手になりますよ

隙間を完全に塞ぐモヘアのベース幅とパイルの高さ

隙間を完全に塞ぐモヘアのベース幅とパイルの高さ
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網を張り替えてゴムも新品にしたのに、なぜかまだ虫が入ってくる…そんな時に見落としがちなのが、網戸の縦枠に設置されている「モヘア(防虫毛)」の劣化です。

モヘアは網戸と窓サッシ、あるいは窓ガラスが重なり合う動的な隙間を埋めるための重要なパーツです。ここが擦り切れて短くなっていたり、硬化して隙間ができていたりすると、どんなに網が綺麗でも防虫効果は半減してしまいます。

モヘアの交換で最も重要なのは、「ベース幅(A寸法)」「パイル高さ(B寸法)」の正確な計測です。ベース幅とは、網戸のアルミ枠にあるレール状の溝に差し込む部分の幅のこと。一般的には3.5mm4.5mm6.0mmなどの規格があります。

このベース幅が溝に対して広すぎると物理的に入りませんし、逆に狭すぎると使っているうちにポロリと脱落してしまいます。定規やノギスを使って、溝の幅を0.5mm単位で正確に把握することが成功への第一歩です。

適切なパイル高さを選ぶ計算式

次にパイル高さですが、これは毛足の長さのことです。網戸を閉めた状態で、網戸の枠と窓ガラスの間の隙間の距離を測ってください。理想的なパイルの高さは、「実測した隙間の距離 + 1mm〜2mm」です。なぜ少し長めにするかというと、毛先が相手側のサッシに軽く押し付けられてクッション状に広がることで、初めて気密性が生まれるからです。

隙間の実測値推奨されるパイル高さ効果
4.0mm6.0mm適度な圧縮で小さな羽虫を遮断
7.0mm9.0mm大きな隙間も柔軟にカバー

あまりに長すぎるもの(例えば隙間5mmに対してパイル12mmなど)を選んでしまうと、網戸を動かす時の摩擦抵抗が強くなりすぎて、開け閉めが非常に重くなってしまいます。最悪の場合、モヘアのベースごと引きちぎれてしまうこともあるので、欲張りすぎず適度な接触を目指しましょう。

また、最近では「フィン付きモヘア」といって、毛の真ん中に樹脂製の薄い膜(フィン)が入っているタイプもあります

ジロー

これは風による毛の倒れを防ぎ、より高い防虫・防塵効果を発揮するので、特に風の強い高層階などにお住まいの方にはおすすめの選択肢かなと思います。

粘着テープ型モヘアを使った簡単な後付け隙間対策

モヘアのベース幅を測って、サッシを分解して差し替えるなんて、自分にはハードルが高いなと感じる方もいらっしゃるかもしれません。特に古い網戸だと、ネジが錆びついていて分解できなかったり、特殊な形状で既製品のベースが合わなかったりすることもありますよね。そんな時にぜひ試してほしいのが、「粘着テープ型の後付けモヘアです。

このタイプは、裏面が両面テープになっていて、既存のモヘアの上から、あるいはモヘアが付いていない箇所に直接貼り付けることができます。これならサッシを外したり分解したりする手間が一切かかりません。

特に賃貸物件などで、退去時に元に戻せるようにしたいとか、大掛かりな補修はしたくないけれど今すぐ虫を止めたいといったニーズには、これ以上ないほどマッチします。私も以前、古いアパートの隙間風対策に使いましたが、作業時間はわずか5分ほどで、その日の夜から虫の侵入がピタッと止まったのには感動しました。

貼り付ける前の、「下地処理」が寿命を左右します。サッシのアルミ部分は結露やホコリで意外と汚れているので、アルコール除菌シートなどで油分をしっかり拭き取ってから貼り付けるようにしましょう。これを怠ると、夏場の熱で粘着剤がドロドロになり、すぐに剥がれてしまう原因になります。

粘着テープ型のデメリットとしては、差し込み型に比べて耐久性がやや低い(2〜3年で剥がれることもある)点や、厚みが出ることで窓の鍵(クレセント)が閉めにくくなる場合がある点です。ですので、まずは一時的な対策として導入し、本格的な冬や夏を迎える前に状態をチェックするルーチンを作っておくと、安心かなと思います

ジロー

ホームセンターの隙間テープコーナーには、毛足の長さだけでなく、色(ブロンズ、シルバー、ブラックなど)も豊富に揃っているので、サッシの色に合わせれば後付け感もなくスッキリとした見た目に仕上がりますよ。

網戸の防虫ゴム交換の費用目安と専門業者への依頼

ここまでDIYでの交換方法を詳しくお伝えしてきましたが、家中の網戸を全て張り替えるとなると、時間も体力もそれなりに必要です。ここからは、「自分でやるか、プロに頼むか」を判断するための費用相場と、業者さんにお願いする場合の賢い選び方について掘り下げていきましょう。

  • ホームセンターの持ち込みサービスと料金相場
  • 出張張り替えを頼む際の業者選びとメリット
  • 隙間を解消する戸車の調整と外れ止めのセット方法
  • 虫の侵入を防ぐ網戸の正しい配置と閉め方の基本
  • 忌避スプレーやLEDで強化する最新の防虫戦略
  • 定期的な網戸の防虫ゴム交換で衛生的な環境を維持

ホームセンターの持ち込みサービスと料金相場

自分で張り替える自信はないけれど、できるだけ安く済ませたい。そんな時に最も現実的な選択肢となるのが、ホームセンターの「持ち込み張り替えサービス」です。カインズコーナンDCMロイヤルホームセンターといった大手チェーンでは、サービスカウンターで網戸の張り替えを受け付けている店舗が多くあります。

料金の目安は、一般的な腰高窓サイズで1枚2,000円〜3,000円、掃き出し窓(ベランダ用)で3,000円〜4,500円程度です。これには網代が含まれていることが多く、自分で材料を揃える手間を考えれば、かなりリーズナブルな設定かなと思います。ただし、注意点もいくつかあります。

  • 運搬の手間:網戸をサッシから外して、車に乗せて店舗まで運ぶ必要があります。大型の網戸だと軽自動車には乗らないこともありますし、運搬中に網戸を曲げてしまうリスクもあります。
  • 納期:即日仕上げてくれる店舗もあれば、繁忙期(5月〜7月)だと1週間ほど預かりになるケースもあります。
  • ゴム交換の確認:「網の張り替え」にはゴム代が含まれていることが多いですが、「防虫ゴム(モヘア)」の交換は別料金、あるいは対応不可という場合もあります。

持ち込む前に、電話などで「今の時期の納期」「モヘアの交換も可能か」を、必ず確認してください

ジロー

もしモヘアが交換できないと言われた場合は、網だけプロに張ってもらい、隙間対策のモヘアは自分でテープ型を貼る、というハイブリッドな方法もアリですよ。

出張張り替えを頼む際の業者選びとメリット

出張張り替えを頼む際の業者選びとメリット
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重い網戸を運ぶのは無理、枚数が10枚以上ある、2階の高所にある網戸が外れない、といった状況なら、迷わず「出張張り替え専門業者」に依頼することをおすすめします。地域の畳店、建具店、サッシ屋さんのほか、最近ではくらしのマーケットなどのマッチングサイトで、個人事業主の方に頼むのも一般的になってきましたね。

出張依頼の最大のメリットは、単に網を張り替えるだけでなく、サッシ全体の診断と微調整を同時に行ってくれることです。プロは網を張る際、サッシの歪みを見て戸車の高さを変えたり、古い潤滑剤を拭き取って新しいシリコンを差してくれたりします。

この「建付け調整」こそが、網戸の寿命を延ばし、防虫効果を100%引き出すための鍵となります。素人だと、網を新しくしても建付けが悪くてできた隙間には、なかなか気づけませんからね。

依頼先1枚あたりの費用(掃き出し窓)特徴
シルバー人材センター1,000円 〜 2,500円圧倒的に安いが、特殊な網は対応不可なことも
地域の畳店・建具店3,000円 〜 6,000円技術が確か。建付け調整も期待できる
サッシ専門業者5,000円 〜 8,000円モヘアや戸車の交換まで完璧に対応可能
便利屋・何でも屋3,000円 〜 5,000円他の掃除などと一緒に頼めるが、技術にバラつきあり

業者選びのポイントとしては、見積もりに何が含まれているかを明確にすることです「網の張り替え 2,000円〜」と安く表示されていても、実際には出張費やゴム代が別途かかったり、古い網の処分費用を取られたりすることもあります。

ジロー

総額でいくらになるのか、そして「戸車やモヘアの調整も見てくれるか」を事前に確認することで、後々のトラブルを防ぎ、満足度の高いメンテナンスができるはずですよ。

隙間を解消する戸車の調整と外れ止めのセット方法07

網戸の防虫ゴム交換をして、網をピンと張っても、なぜかサッシとの間に三角形の隙間ができてしまう…そんな時は、サッシが歪んでいるのではなく、下部の「戸車(とぐるま)」の高さが左右でズレている可能性が大です。

網戸の下部側面をよく見てみると、小さな穴の中にプラスドライバーで回せるネジが見えるはずです。これが戸車の高さ調整ネジです。

調整は、驚くほど簡単です。

  • 時計回りに回す:その側の戸車が下がり、サッシの角が持ち上がります。
  • 反時計回りに回す:その側の戸車が上がり、サッシの角が下がります。

窓を閉めた状態で、縦のラインがピッタリ合うように左右のネジを少しずつ回して調整しましょう。たった1ミリの調整で、今まで入ってきていた虫を物理的に遮断できるようになります。また、この時に戸車にホコリが詰まっていないか確認し、市販のシリコンスプレーを軽く吹きかけておくと、網戸の動きが驚くほど滑らかになりますよ。

安全のために必須の「外れ止め」再設定

ゴム交換のために網戸を一度外したら、戻す時に必ずチェックしてほしいのが「外れ止め」です。これは網戸の上部についているプラスチック製の部品で、強風などで網戸がレールから脱落するのを防ぐ命綱です。調整を忘れると、網戸がガタついたり、最悪の場合は階下へ落下して重大な事故に繋がったりする恐れがあります。

外れ止めの調整ネジを緩め、部品を上に押し上げてレールに軽く接触する(または1mm程度の隙間がある)位置で再度ネジを締めます。きつく締めすぎると網戸が動かなくなるので、「ガタつきはないけれど、スムーズに動く」絶妙なポイントを見つけてください

ジロー

こうした細かい機械的調整こそが、快適な網戸ライフを支える土台になるんです。

虫の侵入を防ぐ網戸の正しい配置と閉め方の基本

これは本当に多くの人が勘違いしているのですが、網戸には正しい位置があることをご存知でしょうか。どんなに高級な防虫網を張り、新品のゴムに交換しても、配置を間違えると虫は入り放題になります。引違い窓(左右にスライドする一般的な窓)において、網戸は必ず「室内から見て右側」に置いて使用するのが鉄則です。

なぜ、右側なのか? その理由は、窓と網戸の重なり部分の「構造」にあります。

  • 網戸のフレームには、縦方向に「モヘア(防虫毛)」が付いています。
  • 窓が右側にある状態で網戸を閉めると、このモヘアが「外側の窓ガラスのアルミフレーム」とピッタリ密着するように設計されています。
  • 逆に網戸を左側にして、窓を半分だけ開けた状態にすると、網戸のモヘアは何の障害物もない空間に浮いた状態になり、窓ガラスとの間に数センチの大きな「隙間」ができてしまいます。

多くのユーザーが、網戸を閉めているのに虫が入ると悩む原因のほとんどは、実はこの「左側設置+窓半開き」というパターンなんです

どうしても左側の網戸を使いたい場合は、窓を全開にするしかありません。全開にすれば、網戸のフレームと窓のフレームが重なるため、隙間はなくなります。しかし、少しでも窓を閉めて隙間を作りたいなら、絶対に右側の網戸を使うように習慣づけましょう。この知識を知っているだけで、余計な殺虫剤を買う必要がなくなるかもしれませんよ。

また、網戸を閉める時の勢いも大切です。バチンと勢いよく閉めると、その反動でモヘアが一時的に浮いたり、サッシが跳ね返って数ミリの隙間ができたりすることがあります。

ジロー

最後は優しく、「モヘアをサッシに馴染ませる」ような気持ちでゆっくり閉めるのが、防虫効果を最大化するマナーかなと思います。

忌避スプレーやLEDで強化する最新の防虫戦略

忌避スプレーやLEDで強化する最新の防虫戦略
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物理的なメンテナンス(ゴム交換や建付け調整)が完了したら、仕上げに化学的・光学的な対策を加えることで、防虫性能をさらに1ランク上のレベルへ引き上げることができます。最近の防虫グッズは非常に進化しており、これらを組み合わせることで虫を殺すのではなく、そもそも寄せ付けないクリーンな環境を作ることが可能です。

まずおすすめしたいのが、張り替えたばかりの綺麗な網に「網戸用虫よけスプレー」を、塗布することです。市販のスプレーには、虫が嫌がる忌避成分(ピレスロイド系など)が含まれており、一度スプレーするだけで1〜2ヶ月間、小さな羽虫が網目に止まるのを防いでくれます。

雨が降ると効果が薄れるので、梅雨明けや台風の後などに定期的にシュッとするのがコツですね。最近では、網の繊維自体に薬剤が練り込まれた「防虫ネット」も販売されているので、次回の交換時にはそういった高機能ネットを検討してみるのもいいかもしれません。

照明をLEDに変えるだけで虫は激減する

意外と知られていない最強の防虫対策が、「室内の照明をLEDに交換すること」です。多くの虫は、蛍光灯や白熱灯から出ている「紫外線」に引き寄せられる習性(走光性)を持っています。網戸に虫がびっしり付くのは、中の明かりが虫を呼んでいるからなんですね。

一方で、LED照明は紫外線をほとんど出しません。そのため、照明をLEDに変えるだけで、窓に寄ってくる虫の数自体を劇的に減らすことができるんです。これこそが、網戸の隙間から虫が入るリスクを根本から断つ、最もスマートな方法かなと思います。

小さなお子さんやペットがいて化学薬品を使いたくない場合は、「ハッカ油」を水で希釈した自家製スプレーも有効です。網戸に吹きかけると爽やかな香りが広がり、虫除け効果も期待できます。ただし、持続時間は短いので、こまめに散布してあげるのがポイントですよ。

こうした多角的なアプローチを組み合わせることで、網戸は単なる風を通す板から、鉄壁の防虫シェルターへと進化します

ジロー

自分に合った方法をいくつか組み合わせて、ストレスフリーな夏を過ごしましょう。

定期的な網戸の防虫ゴム交換で衛生的な環境を維持

定期的な網戸の防虫ゴム交換で衛生的な環境を維持
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さて、ここまで網戸の防虫ゴム交換に関するあらゆる知識をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。意外と自分でもできそうと、感じていただけたら嬉しいです。網戸のメンテナンスは、単なる見た目の問題ではなく、私たちの健康と生活の質を守るための非常に重要なタスクです。

劣化したゴムやモヘアを放置すると、隙間から侵入した虫が原因で夜の睡眠が妨げられたり、蚊による感染症やアレルギー疾患のリスクが高まったりすることもあります。また、網がたるんでいると風の通りが悪くなり、室内が蒸し暑くなって冷暖房代が余計にかかってしまう、という経済的なデメリットも無視できません。

5年〜10年に一度、数百円から数千円の投資でこれら全ての悩みを解消できると考えれば、網戸の防虫ゴム交換は非常にコストパフォーマンスの高い投資だと言えるのではないでしょうか。

メンテナンスのタイミングを見極めるポイントは、以下の3つです。

  • 網戸のゴムを触ると黒い粉が手に付く(劣化のサイン)
  • 網戸を閉めているのに、サッシとの間に光が漏れる隙間がある
  • 網の一部が溝から外れてベラベラしている

これらの一つでも当てはまったら、今すぐ交換の準備を始めましょう!

最後に、DIYで行う際はくれぐれも安全に注意してくださいね。特に2階以上の窓から網戸を外す際は、下に人がいないか確認し、身を乗り出しすぎないようにしましょう。ちょっと難しいなと感じる箇所や、特殊な形状のサッシに遭遇した場合は、無理をせずプロの知見を借りるのが、長く住まいを健やかに保つためのコツです。

サイト内には他にも役立つ記事があります。例えば、網戸以外にも住まいの隙間が気になる方は、住宅設備のメンテナンス全般に関するガイドも参考にしてみてくださいね。

この記事が、あなたの住まいをより快適にするきっかけになれば幸いです。

ジロー

清々しい風が吹き抜ける、虫のいない心地よい部屋で、リラックスした時間を過ごしてくださいね!

【参考】
>>網戸の取り外し方を内側から解説!マンションでも安全な外し方とは

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