賃貸物件にお住まいの方は、浴室の収納や物干しスペースを増やすために突っ張り棒の活用を、検討されている方も多いのではないでしょうか。しかし、賃貸で浴室に突っ張り棒を取り付けて良いのかと、疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
突っ張り棒は、壁に穴を開けずに設置できる便利なアイテムですが、メリットデメリットを理解したうえで、適切な選び方や使用方法を意識することが大切です。浴室で突っ張り棒を正しく取り付ける方法を知ることで、安全かつ快適に使用することができます。
賃貸物件で退去時の原状回復費用を抑えるためにも、壁を傷つけずに突っ張り棒を使用する工夫が重要になります。突っ張り棒を使用しても傷がつきにくい方法や、100円ショップやホームセンターの傷対策グッズを活用することで、壁への負担を軽減する必要があるでしょう。
本記事では、賃貸の浴室で突っ張り棒を安全に使用するためのポイントを、ご紹介いたします。

賃貸にお住まいで突っ張り棒の使用を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
【記事のポイント】
1.賃貸の浴室で突っ張り棒を使う際の、ルールが理解できる
2.壁を傷つけた際の責任や、修繕費用を把握できる
3.突っ張り棒の正しい設置方法や、傷防止対策が分かる
4.賃貸向けのおすすめ突っ張り棒や、補助アイテムを知れる
浴室の突っ張り棒で賃貸の壁を傷つけた場合の知識


- 賃貸は浴室に突っ張り棒の取り付け禁止?
- 壁を傷つけてしまった場合の責任って?
- 壁の傷や穴を修繕する費用
- 突っ張り棒のメリットデメリットとは
- 突っ張り棒を使用しても傷がつきにくい方法
賃貸は浴室に突っ張り棒の取り付け禁止?


賃貸物件において、浴室への突っ張り棒の取り付けが禁止されているかどうかは、物件ごとの契約内容や管理会社のルールによって異なります。一般的には、突っ張り棒の使用そのものが明確に禁止されているケースは少ないものの、壁や天井への負担が原因で問題が発生する可能性があるため、注意が必要です。
まず、突っ張り棒は壁や天井に圧力をかけることで固定されるため、長期間の使用や過度な重量負担によって壁にへこみや隙間ができることがあります。特に浴室の壁はプラスチックパネルや防水加工が施された材質で作られていることが多く、他の部屋の壁よりも柔らかい場合があります。
そのため、強く突っ張ると壁が歪んだり、パネルの接合部に隙間が生じたりすることが考えられます。
また、浴室は湿度が高く、通常の突っ張り棒では滑りやすい環境です。壁の表面に水分があると突っ張り棒が落ちやすくなり、突然の落下による事故や壁への衝撃による損傷が発生するリスクもあります。このような理由から、管理会社によっては「浴室での突っ張り棒の使用を避けるように」と指示している場合があります。
もし、契約書に「浴室での突っ張り棒の使用禁止」と明記されていない場合でも、管理会社や大家に事前に確認しておくと安心です。また、浴室専用の突っ張り棒や、壁への負荷を軽減する補助アイテムを活用すれば、リスクを抑えつつ使用できる可能性もあります。



安全に使用するためにも、設置前に適切な対策を講じることが大切です。
壁を傷つけてしまった場合の責任って?
賃貸物件で突っ張り棒を使用し、壁に傷やへこみをつけてしまった場合、修繕費用の負担は状況によって異なります。基本的に、借主が通常の範囲を超える損傷を与えたと判断されると、修繕費を請求される可能性があります。
まず、国土交通省が定める「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」によると、通常の生活による経年劣化や軽微な損傷については、借主が修繕費を負担する必要はありません。例えば、「壁紙の日焼けや」「ポスターやカレンダーを画鋲で留めた程度の穴」であれば、原則として借主の負担にはなりません。
一方で、突っ張り棒による深いへこみや壁紙の破損、下地ボードまで損傷が及ぶような傷が発生した場合は、借主の過失として修繕費を求められることがあります。特に、強く突っ張りすぎたことで壁のパネルが浮いたり、接合部分に隙間ができたりすると、補修にかかる費用が高額になる可能性もあります。
もし壁に傷をつけてしまった場合は、まず管理会社や大家に相談し、修繕の方法を確認することが重要です。また、修繕費が発生する場合でも、経年劣化を考慮した減価償却の概念があるため、築年数の長い物件であれば全額を負担する必要がないケースもあります。
突然高額な修繕費を請求された場合は、国土交通省のガイドラインや消費生活センターに相談し、適正な負担額であるかを確認することも大切です。



このようなトラブルを防ぐためにも、突っ張り棒を使用する際は傷対策グッズを活用し、壁に負担をかけない工夫をしておくことが望ましいでしょう。
壁の傷や穴を修繕する費用


賃貸物件で突っ張り棒を使用した結果、壁に傷や穴ができてしまった場合、修繕費用は損傷の程度によって異なります。小さなへこみや壁紙の傷であれば比較的安価に補修できますが、大きな穴や下地ボードにまで損傷が及んだ場合は、高額な修繕費がかかることもあります。
一般的な修繕費の目安として、以下のような費用がかかることが多いです。
- 軽微な壁紙の傷・へこみ(補修材で対応できる程度):5,000円~10,000円
- 壁紙の張り替え(部分補修・1㎡以内):10,000円~20,000円
- 下地ボードの補修(穴が開いた場合):20,000円~50,000円
- 壁全面の張り替え(広範囲の損傷):50,000円~100,000円
小さな傷であれば、市販の補修材を使って自分で修理することも可能です。例えば、壁紙用の補修シールやコーキング材を使えば、浅いへこみや小さな傷を目立たなくできます。しかし、下地ボードにまで影響が及ぶと、専門業者による補修が必要になります。
その場合、管理会社や大家に相談し、修繕の手続きを進めることが大切です。
また、壁の補修費用は賃貸契約の敷金から差し引かれることが一般的ですが、修繕費が敷金を超える場合、追加費用を請求される可能性もあります。そのため、退去時に高額な費用を請求されないよう、突っ張り棒の使用前に傷対策をしておくことが重要です。
例えば、壁保護シートや耐震マットを活用することで、突っ張り棒による圧力を分散させ、壁の損傷を防ぐことができます。
このように、壁の修繕費は傷の程度によって大きく変わります。



不要な出費を避けるためにも、突っ張り棒を使用する際は事前に対策をしておくことが賢明です。
突っ張り棒のメリットデメリットとは
突っ張り棒は、収納やインテリアの工夫に役立つ便利なアイテムですが、使用環境や取り付け方によってはデメリットもあります。賃貸物件で使用する際は、メリットだけでなく、注意点も理解しておくことが重要です。
突っ張り棒のメリット | 突っ張り棒のデメリット |
---|---|
壁に穴を開けずに設置できる | 壁に負担をかける可能性がある |
取り付け・取り外しが簡単 | 耐荷重を超えると落下のリスクがある |
収納スペースを増やせる | 湿気の多い場所では滑りやすい |
安価で手に入る | 取り付け方によっては安定しない |
突っ張り棒のメリット
1.壁に穴を開けずに設置できる
賃貸物件では、壁に釘やネジを使うと原状回復の際に修繕費が発生する可能性があります。しかし、突っ張り棒なら壁に固定するための穴を開けずに済むため、手軽に収納スペースを増やせます。
2.取り付け・取り外しが簡単
ネジや工具を使わずに設置できるため、設置場所の変更が容易です。引っ越し先でも再利用できるため、無駄がありません。
3.収納スペースを増やせる
突っ張り棒を活用すれば、クローゼットの中やキッチン、浴室などの空きスペースを有効活用できます。特に、収納が少ない賃貸物件では便利なアイテムです。
4.安価で手に入る
100円ショップやホームセンターでも購入できるため、コストを抑えて収納を増やせるのも大きな魅力です。
突っ張り棒のデメリット
1.壁に負担をかける可能性がある
突っ張り棒は壁に圧力をかけて固定するため、長期間使用すると壁にへこみや傷ができることがあります。特に、浴室のような柔らかい壁の素材では注意が必要です。
2.耐荷重を超えると落下のリスクがある
商品によって耐荷重が異なり、重いものを掛けすぎると突然落下することがあります。特に、衣類や洗濯物を掛ける場合は、耐荷重を確認した上で使用することが重要です。
3.湿気の多い場所では滑りやすい
浴室やキッチンなどの湿気が多い環境では、突っ張り棒が滑りやすくなり、固定力が弱まることがあります。防水タイプや吸盤付きの補助アイテムを活用することで、安定性を向上させることができます。
4.取り付け方によっては安定しない
壁の材質や突っ張り棒の種類によっては、思ったよりしっかり固定できないことがあります。設置場所に適した種類を選ぶことが重要です。
このように、突っ張り棒は賃貸でも便利に活用できるアイテムですが、適切な使い方をしないと壁に負担をかけたり、落下のリスクが高まったりします。



使用前にメリットとデメリットを把握し、適切な設置方法を選ぶことが大切です。
突っ張り棒を使用しても傷がつきにくい方法


突っ張り棒は便利なアイテムですが、強く固定しすぎたり、長期間設置したりすると壁にへこみや傷ができることがあります。特に賃貸物件では、退去時に原状回復の負担を避けるためにも、できるだけ壁を傷つけずに使用することが重要です。
ここでは、突っ張り棒を使っても傷がつきにくい方法を紹介します。


1.クッション性のある保護シートを使う
突っ張り棒の設置部分に衝撃吸収パッドや滑り止めシートを挟むことで、圧力が分散され、壁の損傷を防ぐことができます。100円ショップやホームセンターで購入できる「突っ張り棒壁面ガード」「耐震マット」などが有効です。これらのアイテムを使うことで、突っ張り棒が滑りにくくなり、安定感も向上します。
2.突っ張り棒の先端より大きめの板を挟む
突っ張り棒の端に木の板やアクリル板を挟むことで、力を広い面積に分散させ、局所的な圧力を軽減できます。特に、柔らかい壁材の場合、この方法を使うとへこみを防ぎやすくなります。ただし、木の板を使用する場合は、時間が経つと反りやすくなるため、定期的にチェックすることが大切です。
3.壁に負担をかけにくい突っ張り棒を選ぶ
突っ張り棒には、「ジャッキ式」「バネ式」などの種類があり、壁への負担が異なります。一般的に、ジャッキ式はしっかり固定できる反面、強い力で突っ張るため壁を傷つけやすく、バネ式は比較的軽い力で設置できるため壁への負担が少ない傾向があります。設置場所に応じて適切な種類を選ぶことで、傷のリスクを減らすことが可能です。
4.「突っ張り棒が落ちない君」を活用する
ホッチキスを使って壁に土台を固定する「突っ張り棒が落ちない君」は、壁に直接突っ張るのではなく、補助プレートに力を分散させるため、壁へのダメージを最小限にできます。特に、浴室などの湿気が多い場所では、強く突っ張らずに安定して設置できるメリットがあります。
5.定期的に突っ張り棒の位置を調整する
長期間同じ場所に設置すると、壁の同じ部分に圧力がかかり続け、へこみができやすくなります。1~2ヶ月ごとに少し位置をずらして設置することで、特定の箇所への負担を減らし、壁の損傷を防ぐことができます。
このように、突っ張り棒を使用する際は、事前に壁への負担を軽減する工夫を取り入れることで、傷やへこみを防ぐことが可能です。



簡単な対策を講じるだけで、賃貸物件でも安心して活用できるので、設置前にしっかり準備をしておきましょう。
浴室の突っ張り棒で賃貸の壁を傷つけず活用するコツ


- 浴室で突っ張り棒を正しく取り付ける方法
- 浴室におすすめの突っ張り棒とは
- 浴室の突っ張り棒活用アイデア
- 「突っ張り棒が落ちない君」はどこで買える?
- 100円ショップやホームセンターの傷対策グッズ
- 浴室の突っ張り棒と賃貸の壁に関するよくある質問
浴室で突っ張り棒を正しく取り付ける方法


浴室に突っ張り棒を設置する際は、通常の室内とは異なり、湿気や壁材の強度に配慮する必要があります。誤った設置方法では、突っ張り棒がすぐに落ちたり、壁にダメージを与えたりする可能性があります。
ここでは、浴室で突っ張り棒を正しく取り付けるためのポイントを解説します。


1.取り付ける壁の素材を確認する
浴室の壁は、ユニットバスのプラスチックパネルやタイル、化粧鋼板など、種類によって耐久性が異なります。プラスチックパネルのような柔らかい素材は、強く突っ張ると歪んでしまうことがあるため、強度のある場所に取り付けることが重要です。
取り付ける前に、壁を軽く叩いて音を確認しましょう。響く音がする部分は空洞になっている可能性が高いため、なるべくしっかりした部分に設置するのが望ましいです。
2.耐水性のある突っ張り棒を選ぶ
浴室は湿度が高いため、通常の突っ張り棒では錆びたり、滑りやすくなったりする可能性があります。そのため、防水加工されたアルミ製やステンレス製の突っ張り棒を選ぶことで、長期間快適に使用できます。また、先端がゴム製のものを選ぶと、滑りにくく安定感が増します。
3.突っ張る位置は水平を意識する
取り付け時には、床と平行になるようにしっかり水平を確認しましょう。傾いていると片側に負担がかかり、落下の原因になります。目視だけでなく、スマホアプリの水平器機能を活用すると、より正確に調整できます。
4.吸盤や補助アイテムを活用する
湿気の多い浴室では、突っ張り棒が滑りやすいため、補助アイテムを活用するのが効果的です。例えば、以下のようなアイテムを使うことで、安定性を向上させることができます。
「突っ張り棒が落ちない君(浴室用)」:二重吸盤で壁にしっかり固定し、滑りにくくする
耐震マットや滑り止めシート:突っ張り棒の接地面に挟み、摩擦を高める
吸盤式のアーム:壁に穴を開けずに、強力な吸着力で固定できる
5.耐荷重を超えないようにする
突っ張り棒にはそれぞれ耐荷重が設定されており、過剰な負荷をかけると落下の原因になります。特に、浴室で洗濯物を干す場合、濡れた衣類は乾燥時よりも重くなるため、耐荷重に余裕のある突っ張り棒を選ぶことが重要です。
例えば、以下のような用途に応じて適切な耐荷重を確認しましょう。
軽いシャワーカーテン用:3~5kg
タオルや小物を掛ける:5~10kg
洗濯物を干す:15kg以上
6.定期的にメンテナンスを行う
浴室に設置した突っ張り棒は、湿気による劣化や、設置面の滑りやすさを定期的にチェックすることが大切です。月に一度は緩みがないか確認し、必要に応じて位置を微調整することで、長期間安全に使用できます。
このように、浴室で突っ張り棒を正しく取り付けるには、壁の強度や素材を確認し、耐水性のある製品を選ぶことが大切です。



また、補助アイテムを活用することで安定性を高め、長く安全に使用できる環境を作りましょう。
浴室におすすめの突っ張り棒とは
浴室で突っ張り棒を使用する際は、湿気・耐荷重・壁材との相性を考慮して適切な製品を選ぶことが重要です。通常の室内用突っ張り棒では、浴室環境に適さない場合があるため、防錆性や防水性を備えた専用のアイテムを選ぶと安心です。
ここでは、浴室に適した突っ張り棒の選び方と、おすすめの種類を紹介します。
1.防錆・防水加工された突っ張り棒
浴室は高湿度の環境のため、通常の鉄製の突っ張り棒を使用すると錆びやすく、耐久性が低下します。そのため、以下のような防水・防錆性の高い素材の突っ張り棒を選ぶと安心です。
ステンレス製:錆びにくく、水分による腐食を防ぐ
アルミ製:軽量で耐水性があり、扱いやすい
プラスチック製:軽いものを掛ける場合に適しており、錆びの心配がない
2.しっかり固定できるジャッキ式突っ張り棒
浴室は滑りやすいため、強く固定できるタイプの突っ張り棒を選ぶことが重要です。特に「ジャッキ式」の突っ張り棒は、ネジを回して壁に圧着させる仕組みのため、落下しにくいメリットがあります。
ただし、ジャッキ式は壁に強い圧力をかけるため、浴室の壁材が柔らかい場合は、補助アイテムを併用するとより安全に使用できます。
3.耐荷重が高い突っ張り棒
浴室で突っ張り棒を使用する目的によっては、耐荷重を考慮して選ぶことが大切です。特に洗濯物を干す場合は、濡れた衣類の重さを支えられるよう、耐荷重15kg以上の製品を選ぶと安定して使用できます。
耐荷重の目安は以下の通りです。
シャワーカーテン用:3~5kg
タオルやバス用品の収納:5~10kg
洗濯物を干す:15kg以上
4.滑り止め付きの突っ張り棒
浴室では、水分や湿気の影響で突っ張り棒が滑りやすくなります。そのため、接地面にゴム製の滑り止めがついているものを選ぶと、安定して固定できます。また、補助アイテムとして以下のようなものを活用すると、さらに落下しにくくなります。
耐震マット・滑り止めシート:突っ張り棒の先端部分に挟むことで摩擦を強化
吸盤式補助プレート:壁面に貼り付けて固定することで、安定感を向上
「突っ張り棒が落ちない君(浴室用)」:吸盤でしっかり固定できる専用アイテム
5.伸縮範囲が広い突っ張り棒
浴室のサイズに合わせて、突っ張り棒の長さを調整できる伸縮式のものを選ぶと便利です。ただし、突っ張り棒を最大まで伸ばして使用すると、固定力が弱まることがあるため、設置予定の長さより少し余裕のあるサイズを選ぶのがポイントです。
浴室に適した突っ張り棒を選ぶ際は、「防水・防錆性・耐荷重・固定力・滑り止めの有無」を重視することが大切です。また、補助アイテムを活用すると、さらに安定した設置が可能になります。



設置場所や用途に応じて最適な突っ張り棒を選び、安全に活用しましょう。
浴室の突っ張り棒活用アイデア


浴室に突っ張り棒を設置すると、収納スペースを増やしたり、洗濯物を干したりと、さまざまな使い方ができます。壁に穴を開けずに設置できるため、賃貸物件でも気軽に活用できるのが魅力です。ここでは、浴室での突っ張り棒の便利な活用方法を紹介します。
1.浴室用ランドリースペースの確保
突っ張り棒を浴室に設置すれば、雨の日の部屋干しスペースとして活用できます。特に、換気扇を回しながら干すことで、乾燥機がなくても効率的に衣類を乾かせます。
- 耐荷重15kg以上の突っ張り棒を選ぶ(濡れた衣類は乾燥時より重くなるため)
- 天井近くに設置すると邪魔になりにくい
- 吸盤タイプの補助具を併用すると、安定感が増す
浴室乾燥機がなくても、換気扇や除湿機を併用することで、効率よく洗濯物を乾かすことが可能です。
2.タオルやバス用品の収納スペースとして活用
壁に直接収納棚を取り付けられない賃貸物件では、突っ張り棒を使ってタオルやバス用品を整理するのが便利です。例えば、以下のような使い方ができます。
- S字フックを活用し、ボディブラシやスポンジを掛ける
- カゴやネットを吊るし、シャンプーや洗顔料を収納
- タオルを掛けるバーとして使用
これにより、浴室内の整理整頓がしやすくなり、使い勝手が向上します。
3.シャワーカーテンの設置
浴室内にシャワーカーテンを設置することで、水の飛び散りを防ぎ、掃除の手間を軽減できます。特に、浴槽と洗い場の間にスペースがある場合、シャワーカーテンを使うことで、浴室全体が濡れにくくなります。
【取り付けのポイント】
「防水・防カビ加工されたシャワーカーテンを選ぶ」
「突っ張り棒の高さを調整し、使いやすい位置に設置する」
「リング付きのカーテンを選ぶと開閉がスムーズ」


4.浴室の安全対策に活用
突っ張り棒は、転倒防止や手すりの代用としても活用できます。例えば、高齢者や子どもがいる家庭では、壁に手すりを設置できない場合でも、突っ張り棒を適切な位置に設置することで、バランスを取るためのサポートになります。
【安全対策として使う際の注意点】
「耐荷重のある太めの突っ張り棒を選ぶ」
「すべり止め加工のある突っ張り棒を使用する」
「過度な負荷をかけないよう、軽い支えとして利用する」
5.子どものおもちゃ収納スペース
浴室で子どもと一緒に入浴する家庭では、お風呂用のおもちゃが散らかりがちです。突っ張り棒を使い、ネットやカゴを吊るすことで、おもちゃの収納スペースを確保できます。
【ポイント】
「水切れの良いメッシュバッグを使用する」
「高さを調整し、子どもが取りやすい位置に設置する」
「S字フックを活用し、おもちゃを個別に掛ける」
これにより、使いやすく片付けやすい環境を整えることができます。
6.浴室の飾り棚として活用
浴室に観葉植物やアロマディフューザーを置いて、リラックスできる空間を作ることも可能です。突っ張り棒の上に小さな棚を設置し、防水加工されたアイテムを飾ることで、おしゃれなバスルームを演出できます。
【おすすめアイテム】
「防水性のあるフェイクグリーン」
「バスルーム専用のアロマディフューザー」
「防水スピーカー」(音楽を流してリラックス空間を演出)


浴室で突っ張り棒を活用すると、収納スペースの確保や洗濯物干し、シャワーカーテンの設置など、多用途に使うことができます。適切なサイズや耐荷重を選び、滑り止めや補助アイテムを活用することで、安全かつ便利に設置できます。



ライフスタイルに合わせて工夫し、快適な浴室空間を作りましょう。
こちらの記事「浴室で洗濯物を換気扇のみで乾かす方法って?効果的な干し方と注意点」も、参考にしてください。
「突っ張り棒が落ちない君」はどこで買える?
「突っ張り棒が落ちない君」は、突っ張り棒をしっかりと固定し、落下を防ぐ補助アイテムです。特に浴室用のタイプは、湿気の多い環境でも安定して設置できるよう、吸盤や防水性のある素材を採用しています。しかし、どこで購入できるのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、突っ張り棒が落ちない君を購入できる店舗や、通販サイトについて紹介します。
購入場所 | 特徴 |
---|---|
ホームセンター(カインズ・コーナン・ビバホーム など) | 浴室用品・収納グッズコーナーで販売されている可能性が高い |
100円ショップ(ダイソー・セリア・キャンドゥ) | 類似の補助アイテムは販売されているが、本商品は取り扱いが少ない |
Amazon・楽天市場などのオンラインショップ | 種類が豊富で、確実に購入できる可能性が高い |
メーカー公式サイト | 正規品の保証があり、商品詳細を確認しながら購入できる |
1.ホームセンター(カインズ・コーナン・ビバホーム など)
全国のホームセンターでは、浴室用品や収納グッズのコーナーで突っ張り棒が落ちない君が販売されていることがあります。特に、「カインズ・コーナン・ビバホーム・DCM系列」などの大型ホームセンターでは、取り扱いの可能性が高いです。
2.100円ショップ(ダイソー・セリア・キャンドゥ)
100円ショップでは、突っ張り棒が落ちない君そのものは取り扱っていないことが多いですが、類似の補助アイテムが販売されています。
3.Amazonや楽天市場などのオンラインショップ
確実に購入したい場合は、Amazonや楽天市場などの通販サイトを利用するのが便利です。突っ張り棒が落ちない君は、公式販売ページや各ショップで取り扱いがあり、種類も豊富です。
4.メーカー公式サイト
突っ張り棒が落ちない君は、ウエルスジャパンが販売する商品です。そのため、メーカーの公式サイトから直接購入することもできます。公式サイトでは、商品詳細や正規品の保証があるため、安心して購入できるのがメリットです。
突っ張り棒が落ちない君は、オンラインショップやメーカー公式サイトなどで購入できます。



使用環境や予算に合わせて最適な購入方法を選び、浴室の突っ張り棒をしっかりと固定しましょう。


100円ショップやホームセンターの傷対策グッズ


突っ張り棒を使用する際、壁や天井に傷やへこみがついてしまうことがあります。特に賃貸物件では、退去時に修繕費用を請求される可能性があるため、事前に傷対策をしておくことが大切です。
ここでは、100円ショップやホームセンターで購入できる傷対策グッズを紹介します。コストを抑えながら、壁を保護できるアイテムを活用してみましょう。
商品名 | 販売店 | 特徴 |
---|---|---|
衝撃吸収パッド | ダイソー | 突っ張り棒の圧力を分散し、壁の傷を防ぐ。粘着性があり、剥がしてもベタつかない |
突っ張り棒壁面ガード | セリア | 突っ張り棒の接地面にプレートを挟み、圧力を分散。賃貸でも安心して使える |
耐震ジェルマット | キャンドゥ | 耐震用ジェルマットを突っ張り棒の接地部分に貼ることで、摩擦力を高め、落下防止にもなる |
滑り止めシート | ホームセンター(カインズ・コーナンなど) | ゴムやシリコン製のシートで摩擦力を向上。浴室でも使用可能 |
家具用保護パッド | 100円ショップ・ホームセンター | 突っ張り棒の先端に貼ることで、壁のへこみや傷を防ぎ、滑り止め効果もある |
DIY代用品 | ー | フェルトシート・ゴム板・コーキング材などを組み合わせ、傷防止アイテムを自作できる |
1.ダイソーの「衝撃吸収パッド」
ダイソーでは、突っ張り棒の先端に貼ることで壁を保護できる「衝撃吸収パッド」が販売されています。
- クッション性のある素材で、突っ張り棒の圧力を分散
- 粘着性があるため、壁にしっかり固定できる
- 剥がしても壁にベタつきが残らない
このパッドを突っ張り棒の接地面に貼ることで、傷やへこみのリスクを軽減できます。
2.セリアの「突っ張り棒壁面ガード」
セリアでは、突っ張り棒専用の「突っ張り棒壁面ガード」が販売されています。このアイテムは、壁と突っ張り棒の間に挟むことで、圧力を分散し、壁を傷つけにくくするグッズです。
- 壁にジェルシートを貼り、その上にプレートをセット
- 突っ張り棒をプレートに乗せることで、直接壁に当たらない
- 賃貸でも安心して使える
シンプルな構造ながら、壁の傷を防ぎつつ、突っ張り棒の安定感を向上させるのが特徴です。
3.キャンドゥの「耐震ジェルマット」
キャンドゥでは、耐震対策用のジェルマットが販売されています。これを突っ張り棒の接地部分に貼ることで、摩擦力が増し、突っ張り棒の滑り防止にもなります。
- ジェルマットを突っ張り棒の先端にカットして貼り付ける
- 壁にピッタリ密着させ、圧力を分散させる
- 透明タイプのため、目立たずに使える
このアイテムはもともと家具の転倒防止用ですが、突っ張り棒にも応用できます。
4.ホームセンターの「滑り止めシート」
カインズやコーナンなどのホームセンターでは、「滑り止めシート」が販売されています。これを突っ張り棒の接地面に挟むことで、摩擦を強め、壁への負担を軽減できます。
- 突っ張り棒のサイズに合わせてカットできる
- ゴムやシリコン製のため、摩擦力が高い
- 水に強い素材もあるので、浴室でも使用可能
特に、重量のあるものを支える突っ張り棒には、しっかりした滑り止めシートが有効です。
5.クッション素材の「家具用保護パッド」
突っ張り棒が壁に直接当たらないようにするために、家具の脚用の保護パッドを活用する方法もあります。ホームセンターや100円ショップで手軽に購入できるため、代用アイテムとして便利です。
- 突っ張り棒の先端に、クッション素材の保護パッドを貼る
- 圧力を分散し、壁のへこみや傷を防ぐ
- 滑り止め効果もあり、突っ張り棒が落ちにくくなる
家具用保護パッドはサイズや素材のバリエーションが豊富なため、突っ張り棒のサイズに合うものを選びましょう。
6.DIYで代用できる傷防止アイテム
100円ショップやホームセンターで購入できるアイテムを組み合わせて、自作の傷対策グッズを作ることも可能です。
- 厚手のフェルトシートをカットし、突っ張り棒の先端に貼る
- スポンジやゴム板を挟んで圧力を分散させる
- コーキング材を少量塗り、柔らかいクッションを作る
これらの方法を使えば、コストを抑えつつ、突っ張り棒による傷を防ぐことができます。
100円ショップやホームセンターでは、突っ張り棒の傷対策に使えるさまざまなアイテムが販売されています。特に、「衝撃吸収パッド・耐震ジェル・滑り止めシート・家具用保護パッド」などは、手軽に購入でき、効果的に壁を保護できます。



事前に対策をしておくことで、賃貸物件でも安心して突っ張り棒を活用できるでしょう。
浴室の突っ張り棒と賃貸の壁に関するよくある質問
賃貸物件にお住まいの方が浴室で突っ張り棒を使用する際、「壁を傷つけないか」「設置方法に問題はないか」など、さまざまな疑問を持つことがあります。ここでは、浴室の突っ張り棒と賃貸の壁に関するよくある質問について、具体的に解説します。
- 賃貸の浴室に突っ張り棒を設置しても問題ない?
-
基本的に、賃貸物件であっても突っ張り棒の使用は問題ありません。ただし、壁を傷つけたり、突っ張る力が強すぎると壁や天井に負担がかかるため注意が必要です。
- 突っ張り棒を設置したら壁にへこみができた…修繕費用はかかる?
-
突っ張り棒の設置によって壁にへこみや傷がついた場合、退去時に修繕費用を請求される可能性があります。ただし、国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、通常使用による軽微な傷は修繕不要とされています。
- 浴室で突っ張り棒が何度も落ちる。対策方法は?
-
浴室は湿気が多く、壁が滑りやすいため、突っ張り棒が落ちやすくなります。以下の方法を試すと、安定して設置できるようになります。
- 耐荷重の高い「ジャッキ式」の突っ張り棒を選ぶ
- 吸盤付きの補助アイテム(突っ張り棒が落ちない君)を活用する
- 滑り止めマットや耐震ジェルを壁面に貼る
特に「浴室用の突っ張り棒が落ちない君」は、ホッチキス不要で取り付けられるため、賃貸でも安心して使用できます。
- 突っ張り棒を使っても壁に傷をつけにくくするには?
-
壁を傷つけないためには、以下の対策が有効です。
- 突っ張り棒の先端に「クッションパッド」や「滑り止めシート」を取り付ける
- 圧力が一点に集中しないよう、広めの当て板を挟む
- 100円ショップの「衝撃吸収パッド」や「突っ張り棒壁面ガード」を活用する
これらのアイテムを使うことで、壁や天井のダメージを最小限に抑えることができます。
- 賃貸の浴室にシャワーカーテン用の突っ張り棒を設置できる?
-
シャワーカーテン用の突っ張り棒は、基本的に問題なく設置できます。しかし、浴室の壁が柔らかい場合、強い力で突っ張ると壁にひび割れが発生することもあるため、注意が必要です。
- 突っ張り棒を長期間使用すると壁に跡がつく?
-
長期間突っ張り棒を設置したままにすると、壁紙に跡が残ったり、圧力で変色することがあります。
- 突っ張り棒を設置したら壁と天井の間に隙間が…どうすればいい?
-
浴室のユニットバスは壁が薄いため、強く突っ張ることで歪みが生じ、隙間ができることがあります。特に古い物件ではこのリスクが高いため、注意が必要です。
浴室で突っ張り棒を使用する際には、壁への負担や落下のリスクを考慮することが大切です。特に賃貸物件では、傷を防ぐための保護アイテムを活用し、適切な設置方法を選ぶことで、トラブルを回避できます。
また、壁の傷や隙間が発生した場合は、早めに対応することで修繕費用を抑えることが可能です。



正しい知識と対策を身につけ、安心して突っ張り棒を活用しましょう。
浴室で突っ張り棒を賃貸に活用するポイント総括
記事のポイントを、まとめます。
- 賃貸物件では浴室に突っ張り棒の取り付けが禁止されている場合がある
- 契約書に使用制限が明記されていない場合でも、管理会社に確認が必要
- 浴室の壁は柔らかい素材が多く、強く突っ張ると歪みや隙間が生じる可能性がある
- 湿気が多いため、通常の突っ張り棒では滑りやすく落下リスクがある
- 強い圧力をかけると壁にへこみや傷がつき、修繕費を請求されることがある
- 国土交通省のガイドラインでは軽微な傷は借主負担にならないケースもある
- 壁の損傷を防ぐために、耐震マットや滑り止めシートを使用すると良い
- 「突っ張り棒が落ちない君」などの補助アイテムを活用すると安定性が増す
- 耐水性・防錆性のあるステンレスやアルミ製の突っ張り棒を選ぶのが望ましい
- 収納やランドリースペース確保に便利だが、耐荷重を超えないよう注意が必要
- シャワーカーテンの設置やタオル掛けとしても活用できる
- 高齢者や子どもの転倒防止補助としても利用できるが、強く依存しないことが重要
- 100円ショップやホームセンターで購入できる保護パッドで壁への負担を軽減できる
- 長期間同じ場所に設置すると壁に跡がつくため、定期的に位置を調整すると良い
- 賃貸でも安全に使うためには、適切な設置方法と傷防止対策が必要
【参考】
>>浴室の床が塗装剥がれする原因と補修って?手順や交換すべきサイン
>>浴室の鏡の曇り止めにガラコは使える?効果や正しい対策を徹底解説
>>浴室の換気扇にフィルターを貼っていいのか?選び方や最適な使い方
>>浴室レールに水が溜まる原因と解決策って?フラップや排水口の掃除法
>>浴室のドア開けっ放しは加湿効果あり?カビを防ぐ最適な換気方法とは
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