シーリングライトカバー付け方のコツは？上手くいかない原因と対処法

シーリングライトカバーがうまく取り付けられず、「一体どうすれば…」と困っていませんか？蛍光灯の交換や掃除の後、いざカバーを付けようとしても、なぜか本体ごと回ってしまったり、固くてはまらなかったりすると、本当に疲れてしまいますよね。

この記事では、シーリングライトカバーの正しい付け方をはじめ、カバーを取り付ける際の注意点とポイントを分かりやすく解説します。また、多くの人が悩む、シーリングライトの本体がなぜ回るのかという疑問にもお答えし、具体的な対処法を伝授します。

さらに、天井に取り付けできないシーリングライトのタイプや、ペンダントライトカバーの付け方は簡単なのかといった関連知識、万が一シーリングライトカバーが割れた時の、代用方法まで網羅。

故障した場合の修理や交換費用、いざという時に頼りになる電気のことならおまかせのおすすめ業者3選、そしておしゃれで人気のおすすめシーリングライトの選び方まで、ご紹介します。

【記事のポイント】
1.シーリングライトカバーの、タイプ別・正しい付け方の手順
2.カバーが回らない・外れないなど、トラブルの原因と具体的な解決策
3.カバーの交換や修理、業者依頼に関する費用相場を把握
4.安全な作業のための注意点や、照明選びのポイントを理解

基本から学ぶシーリングライトカバー付け方のコツ

• シーリングライトカバーの正しい付け方
• カバーを取り付ける際の注意点とポイント
• シーリングライトの本体が回るのはなぜ？
• 天井に取り付けできないシーリングライトのタイプ
• ペンダントライトのカバーの付け方は簡単？

シーリングライトカバーの正しい付け方

シーリングライトのカバーの付け方は、照明器具のタイプによって異なります。ご自宅のタイプを確認し、正しい方法で取り付けることが大切です。ここでは、代表的なカバーの取り付け方法をいくつかご紹介します。

カバー回転式・カバーアップ回転式

これは最も一般的なタイプです。本体とカバーに付いている矢印や印を合わせることが最初のステップになります。

• 本体とカバーの矢印（▼マークなど）を合わせます。
• カバーを両手で水平に持ち上げ、本体に軽くはめ込みます。
• 「カチッ」と音がするまで、カバーを時計回り（右回り）にゆっくりと回転させます。

このタイプのコツは、焦らずゆっくりと回すことです。無理に押し込むと、爪が破損する原因になるため注意しましょう。

カバー引掛押上げ式

このタイプは、金具に引っ掛けてから押し上げるのが特徴です。

• カバーを両手で支え、まず片側を本体の金具にしっかりと引っ掛けます。
• もう片方も同様に金具に引っ掛けます。
• 両側がしっかり掛かっていることを確認し、「カチッ」と音がするまで左右同時にカバーを押し上げます。

片側だけを強く押し上げると、うまくはまらないだけでなく、破損の原因にもなるため、必ず左右均等に力を加えるようにしてください。

その他のタイプ

他にも、バネの力を利用する「カバーキックバネ式」や、化粧ネジで固定する「カバー化粧ネジ式」など、様々なタイプが存在します。いずれのタイプも、取扱説明書を確認するのが最も確実な方法です。

カバーを取り付ける際の注意点とポイント

シーリングライトカバーの着脱作業は、高い場所で行うため、安全に配慮することが何よりも大切です。正しい手順と注意点を守り、安全に作業を行いましょう。

事前準備と安全確保

まず、作業を始める前に必ず壁の照明スイッチを切り、可能であれば分電盤のブレーカーも落としてください。これは作業中の感電事故を防ぐための最も基本的な安全対策です。

直前までライトを点灯していた場合は、蛍光灯やLED基盤、そして器具本体が非常に熱くなっている可能性があります。火傷を避けるため、電源を切ってから少なくとも10分以上は待ち、器具が十分に冷めたことを確認してから作業を始めましょう。

安定した足場の確保

作業には、必ず安定した脚立を使用してください。ぐらつく椅子やテーブルを足場にすると、バランスを崩して転倒する危険があり、大変危険です。脚立は、天井に頭がぶつからない程度に、かつ作業箇所がしっかりと見える高さのものを選ぶのが理想です。

また、滑り止めの付いた手袋を着用すると、カバーをしっかりと掴むことができ、落下のリスクを減らせます。

シーリングライトの本体が回るのはなぜ？

カバーを取り付けようと回すと、なぜか照明器具の本体まで一緒にクルクルと回ってしまい、一向に取り付けられない、という経験はありませんか。これは非常によくあるトラブルで、原因は主に2つ考えられます。

原因1：本体の固定が緩んでいる

最も多い原因は、シーリングライト本体と天井の引掛シーリングアダプターとの固定が甘いことです。特に、アダプターに本体を押し込むだけで設置するタイプの照明器具で発生しやすくなります。カバーを回す力が、本体を支えているロックの摩擦力に勝ってしまうために、共回りが発生するのです。

この場合の対処法は、片方の手で照明器具の本体が動かないようにしっかりと押さえながら、もう片方の手でカバーのみを回すことです。本体と天井の間にわずかな隙間があれば、そこに指をかけるようにして固定すると、力が入りやすくなります。

原因2：カバーのロック機構が固着している

長年使用しているシーリングライトの場合、ホコリや湿気、あるいはプラスチック部品の経年劣化によって、カバーを固定するロック部分が固くなっていることがあります。本体はしっかり固定されているのに、カバーだけが少ししか動かない場合は、このケースが疑われます。

対処法としては、滑り止めの付いたゴム手袋などをはめ、少し勢いをつけて「クイッ」と一気に回してみることです。怖がって中途半端な力で何度も試すよりも、確実な力で一度回す方が、ロック部分を傷めずに済む場合があります。

天井に取り付けできないシーリングライトのタイプ

シーリングライトは、基本的に水平で強度のある平らな天井に設置するように設計されています。そのため、特殊な形状の天井には、そのままでは取り付けられないか、専用の部材が必要になる場合があります。

購入してから「取り付けられなかった…」という失敗を避けるため、事前にご自宅の天井タイプを確認しておきましょう。

天井のタイプ	特徴と注意点
傾斜天井	勾配のある天井。照明器具が傾くため「傾斜天井用アダプター」が必要。
竿縁（さおぶち）天井	和室に多く、細い木材が渡されている。器具が密着できず「竿縁天井用アダプター」で高さ調整が必要。
格子（ごうし）天井	格子状の木材で凹凸が大きい。直接取付不可で下地工事など専門作業が必要。
船底（ふなぞこ）天井	中央が高く傾斜あり。傾斜天井と同様の注意が必要。

これらの天井に無理やり取り付けると、器具のぐらつきや落下の原因となり大変危険です。

ペンダントライトのカバーの付け方は簡単？

天井から吊り下げるペンダントライトは、デザイン性が高く人気ですが、シーリングライトとは取り付けの考え方が少し異なります。

ペンダントライトの取り付け自体は、シーリングライトよりも簡単な場合が多いです。多くはコードの先端に付いている引掛シーリングキャップを、天井のソケットに「カチッ」と差し込んでひねるだけで完了します。シーリングライトのように、大きな本体を持ち上げて固定する作業はありません。

ただし、カバー（シェード）の取り付け方は製品によって多種多様です。電球を交換する際にシェードの着脱が必要なタイプも多く、デザインが凝っているものほど、その構造が複雑な場合があります。

ペンダントライト設置の注意点

取り付けは簡単でも、いくつか注意すべきポイントがあります。

1.コードの長さ

ペンダントライトは吊り下げる高さが非常に大切です。ダイニングテーブルの上なら天板から60cm～80cm程度、人が通る場所なら床から2m以上の高さを確保するのが一般的です。購入前にコードの長さを調節できるか確認しましょう。

2.重量

ガラスや金属などを使った重厚なデザインのものは、見た目以上に重いことがあります。天井にある引掛シーリングには耐荷重（通常は5kgまで）があるため、それを超えていないか必ず確認が必要です。

3.明るさと光の広がり

ペンダントライトは部屋全体を均一に照らすのには向いていません。あくまで局所的な照明や補助照明としての役割が主です。シーリングライトと同じ感覚で選ぶと、「思ったより暗かった」ということになりかねません。

シーリングライトカバーの付け方以外の応用知識

• シーリングライトカバーが割れた時の代用
• 万が一故障したら？修理や交換費用って？
• 電気のことならおまかせのおすすめ業者3選
• おしゃれで人気のおすすめシーリングライト
• シーリングライトカバーに関するよくある質問

シーリングライトカバーが割れた時の代用

「掃除中にうっかりカバーを割ってしまった…」「経年劣化でヒビが入った…」など、カバーが破損してしまった場合、どうすればよいのでしょうか。カバー無しでの使用は、目に有害なだけでなく、ホコリが内部に溜まり火災の原因となるリスクもあるため、絶対におすすめできません。

メーカーから純正品を取り寄せる

最も安全で確実な方法は、メーカーから補修部品として純正のカバーを取り寄せることです。

1.まず、照明器具本体に貼られているシールから「器具品番」（例：HH-XXXX、LGBZXXXXなど）を正確に確認します。
2.購入した家電量販店や、メーカーの公式オンラインストア、パーツショップなどで品番を伝え、在庫があるか問い合わせます。

ただし、製造終了から長期間（一般的に6年以上）経過した古いモデルは、部品の保有期間が過ぎ、すでに入手不可能な場合が多いです。その際は、照明器具自体の買い替えを検討する必要があります。

代用品を自作・リメイクする

純正品が手に入らない場合や、インテリアに合わせて雰囲気を変えたい場合は、代用品を自作する方法もあります。

1.布を使う

既存のシーリングライトの周りに、円筒状に縫った布製のシェードを吊るすだけで、光が柔らかくなり、おしゃれなカフェのような雰囲気になります。

2.和紙を貼る

既存のカバー（ヒビが入った程度なら可）に、シワ加工を施した和紙をでんぷん糊で貼り付けると、まるで月のような趣のある照明にリメイクできます。

ただし、自作する場合は、安全面に最大限の注意が必要です。紙や布などの燃えやすい素材を使う際は、必ず発熱の少ないLED照明で使用し、布や紙が光源や電源ユニットに絶対に触れないよう、針金などで骨組みを作って十分な空間を確保してください。

万が一故障したら？修理や交換費用って？

シーリングライトが点灯しない、ちらつくといった故障が発生した場合、修理や本体の交換が必要になります。自分で交換作業を行うのが難しい場合、専門業者に依頼することになりますが、その際の費用相場はどのくらいなのでしょうか。

業者に依頼した場合の費用相場

工事内容や設置環境によって費用は変動しますが、一般的な目安は以下の通りです。

作業内容	費用相場（税込）	備考
シーリングライト交換・取付	3,000円 ～ 8,000円	天井に引掛シーリングがある場合の基本作業費。
古い照明器具の処分費	1,000円 ～ 3,000円	業者に処分を依頼する場合の費用。
出張費	2,000円 ～ 4,000円	業者や地域で変動。無料の業者もあり。
高所作業費	5,000円 ～ 10,000円	吹き抜けなど脚立で届かない場所の追加料金。
引掛シーリング新設工事	5,000円 ～ 15,000円	天井に引掛シーリングがない場合の電気工事。

例えば、天井に引掛シーリングがあり、単純に古い照明を新しいものに交換して、古いものを処分してもらう場合、合計で「作業費＋処分費＋出張費」がかかると考えられます。

電気のことならおまかせのおすすめ業者3選

いざ専門業者に依頼しようと思っても、どこに頼めば良いか迷ってしまうかもしれません。ここでは、迅速な対応や明朗な料金体系で定評のある、おすすめの業者を3社ご紹介します。

業者名	特徴	こんな人におすすめ
電気工事110番	24時間365日受付。全国ネットワークと豊富な実績。見積・出張・キャンセル料無料。	深夜や休日の緊急対応が必要な人。信頼と実績重視。
テイクサービス	全国対応で最短5分急行。難しい案件も対応可。初回割引あり。	とにかく早く来てほしい人。高い技術力を求める人。
電気の工事屋さん	広い対応エリア。アンテナ工事に強く、火災保険サポートあり。修理不可なら費用0円。	アンテナ工事も依頼したい人。費用を抑えたい人。

電気工事110番

「電気工事110番」は、東証プライム上場の企業が運営する、信頼性の高い電気工事業者紹介サービスです。24時間365日対応のコールセンターが、全国の加盟店から最適な業者を迅速に手配してくれます。見積もりや出張費が無料なので、まずは相談してみたいという場合でも気軽に連絡できるのが大きなメリットです。

こちらの記事「電気工事110番の口コミの真相って？実際の評判や特徴を完全ガイド」では、口コミやメリットデメリットなど他、評判や特徴を徹底解説しましたので、是非参考にしてください♪

テイクサービス

「テイクサービス」は、緊急対応のスピードに定評があります。全国に多数の拠点を持ち、最短5分での現場到着を可能にしています。熟練したスタッフが対応し、技術力の高さから他社で対応できなかった難しい工事も解決してきた実績があります。初回利用者向けの割引もあり、コストを抑えたい方にも魅力的です。

電気の工事屋さん

「電気の工事屋さん」は、照明工事はもちろん、アンテナ工事やコンセント増設など、幅広い電気工事に対応しています。特にアンテナ工事では、台風被害などの際に火災保険の適用をサポートしてくれるなど、利用者目線のサービスが特徴です。

修理で直らなければ0円という保証は、技術力への自信の表れとも言え、安心して依頼できる要素の一つです。

おしゃれで人気のおすすめシーリングライト

照明器具を交換するなら、機能性だけでなくデザイン性にもこだわりたいものです。最近では、お部屋のインテリアを格上げしてくれる、おしゃれで人気のシーリングライトが数多く登場しています。　

デザインで選ぶ

1.木目調・ウッドフレーム

ナチュラルな雰囲気や、北欧風のインテリアにぴったりです。温かみのある空間を演出し、リラックス効果も期待できます。

2.薄型・フラットデザイン

天井をすっきりと、高く見せる効果があります。モダンで、ミニマルな空間を好む方におすすめです。圧迫感がなく、部屋全体が広く感じられます。

3.多灯・スポットライト風

複数のライトの向きを、自由に変えられるタイプです。お気に入りの絵画や観葉植物を照らしたり、生活シーンに合わせて光の当て方を変えたりと、空間演出を楽しめます。

機能で選ぶ

1.調光・調色機能

明るさ（調光）や光の色（調色）を、リモコン一つで自由に変えられる機能は、もはや定番です。昼間は活動的な白い光（昼光色）、夜はリラックスできる暖かい光（電球色）など、生活リズムに合わせて最適な明かりを作り出せます。

2.スマートスピーカー対応

「電気を消して」と話しかけるだけで操作できる、スマートスピーカー連携モデルも人気です。手が離せない時や、ベッドに入ってから消灯したい時に非常に便利です。

3.プロジェクター内蔵型

シーリングライトに、プロジェクター機能が搭載された画期的な製品もあります。配線や設置場所を気にすることなく、手軽に大画面のホームシアターを楽しめます。

シーリングライトカバーに関するよくある質問

ここでは、シーリングライトのカバーに関して、多くの人が抱く疑問とその回答をまとめました。

カバーを付けずに使用しても大丈夫ですか？

安全性の観点から、カバーを付けずに使用することは推奨されません。LEDや蛍光灯の強い光が直接目に入ると、目に負担がかかります。また、照明器具の内部にホコリや虫が侵入し、それが原因でショートしたり、リスクも考えられます。

衛生面でも、溜まったホコリや虫の死骸が下に落ちてくる可能性があるため、必ずカバーは取り付けて使用してください。

何度やってもカバーがうまくはまりません。何かコツはありますか？

まず、足場が安定しているか、作業姿勢に無理がないかを確認してください。脚立の上で不安定な体勢だと、うまく力が伝わりません。また、焦りは禁物です。

一度深呼吸をして、本体とカバーの印がきちんと合っているか、斜めになっていないかを再度確認しましょう。二人で作業し、一人が本体を支え、もう一人がカバーを取り付けると、格段に楽になる場合があります。

古い照明器具で、外し方が全く分かりません。

平成10年（1998年）以前の古い製品には、現在の主流である回転式とは異なる、特殊な留め具で固定されているものがあります。カバーの縁にツメやバネ、ネジなどがないか確認してみてください。

どうしても分からない場合は、無理に力を加えると破損や落下の危険があるため、専門の電気工事業者に相談することをおすすめします。

【総括】シーリングライトカバー付け方のポイント

この記事では、シーリングライトカバーの付け方のコツから、トラブル対処法、応用知識まで幅広く解説しました。最後に、本記事の重要なポイントをまとめます。

• カバーの着脱前は必ず電源を切り、器具が冷めるのを待つ
• 作業は、ぐらつかない安定した脚立の上で行う
• カバーの取り付けはタイプ別に、正しい手順で行うことが基本
• 多くのカバーは時計回りで締まり、反時計回りで緩む
• 本体ごと回る際は、片手で本体を押さえながらカバーを回す
• 固くて回らない時は、ゴム手袋を使い少し勢いよく回してみる
• 天井に引掛シーリングがあれば、自分で交換が可能
• 傾斜天井や竿縁天井には、専用のアダプターが必要
• カバーが割れたら、純正品を取り寄せるのが最善策
• 純正品がない場合は、安全に配慮した上で自作も可能
• 自作する際は必ずLED照明で使い、通気性を確保する
• カバー無しでの使用は、目にリスクもある
• 業者に交換を依頼する場合の費用は、作業費＋出張費などがかかる
• 複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが大切
• 不安な点や難しい作業は、無理せず専門業者に相談する

【参考】
>>ダウンライト一体型と交換型の見分け方のコツ！特徴やポイントを解説
>>ダウンライトが眩しい悩みはカバーで解決？効果や選び方のポイント
>>ダウンライトに人感センサーの後付けは可能？費用や注意点を徹底解説
>>【完全ガイド】シャンデリアの外し方を徹底解説！費用や注意点とは
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>>シーリングライトがチカチカする原因は寿命？交換と修理のポイント