浴室の換気扇は湿気やホコリが溜まりやすく、定期的なメンテナンスが必要な設備の一つです。しかし、浴室換気扇にフィルターを貼っていいのかと悩んでいる方も、多いのではないでしょうか。
換気扇にフィルターをつけることで掃除の手間を減らせる一方で、換気効率が低下する可能性もあります。そのため、浴室の換気扇にフィルターはつけない方が良いのでは?と、考える方もいるでしょう。
この記事では、フィルターを貼るメリットデメリットを詳しく解説し、適切なフィルターの選び方やおすすめ商品もご紹介します。また、フィルターを貼る場所と付け方のポイントを押さえることで、換気効率を損なわずに汚れを防ぐ方法がわかります。
さらに、浴室の換気扇が汚れる原因とは何かを明確にし、換気扇を掃除する前の注意点やフィルター交換時の掃除方法についても解説。
100均で手に入るフィルターの種類や特徴、浴室の換気扇清掃をプロに依頼した場合の費用や、浴室クリーニングのおすすめ業者もご紹介しますので、効率的なメンテナンス方法を知ることができます。

この記事を読むことで適切な対策を取り、快適な浴室環境を維持しましょう。
【記事のポイント】
1.浴室の換気扇にフィルターを貼る、メリットデメリット
2.フィルターの選び方や貼る場所と、適切な取り付け方
3.浴室の換気扇が汚れる原因や、掃除する際の注意点
4.100均で買えるフィルターや、プロに依頼する際の清掃費用
浴室の換気扇にフィルターを貼っていい?疑問を解決


- 浴室の換気扇にフィルターはつけない方が良い?
- フィルターを貼るメリットデメリット
- フィルターを貼る場所と付け方
- 浴室の換気扇が汚れる原因とは?
- 換気扇を掃除する前の注意点
- フィルター交換時の掃除方法
浴室の換気扇にフィルターはつけない方が良い?


浴室の換気扇にフィルターをつけるべきかどうかは、使用環境や目的によって異なります。一般的に、フィルターをつけることで換気扇内部の汚れを防ぐ効果が期待できますが、吸気効率が下がる可能性あるため慎重に判断する必要があります。
フィルターをつけることで、換気扇内部へのホコリや汚れの侵入を防ぎ、掃除の頻度を減らせる点が挙げられます。特に浴室の換気扇は湿気が多いため、ホコリが湿気と混ざることで汚れがこびりつきやすくなります。これを防ぐために、フィルターを使用するのは有効です。
また、浴室の換気扇は24時間換気を推奨されている場合が多く、汚れが蓄積すると換気効率が低下するため、フィルターで事前に防ぐことは一定の効果が期待できます。
一方で、フィルターをつけることにより、換気扇の吸気効率が下がる可能性があります。換気扇は湿気やカビの原因となる水蒸気を排出する役割があるため、通気が悪くなると浴室内の湿気が十分に排出されず、かえってカビの発生を助長することも考えられます。
また、目の細かいフィルターを使用すると空気の流れが妨げられ、換気扇のモーターに負荷がかかる恐れがあります。
このように、浴室の構造や換気扇の性能によっても影響が変わるため、一概に「つけない方が良い」とは言えません。ただし、フィルターを使用する場合は定期的に交換し、換気扇自体のメンテナンスも忘れずに行うことが重要です。



適切な管理を行うことで、フィルターの利便性を最大限に活かしながら、換気効率の低下を防ぐことができます。
フィルターを貼るメリットデメリット
浴室の換気扇にフィルターを貼ることで得られるメリットは多いですが、デメリットも無視できません。どちらの影響が大きいのかを把握し、状況に応じた選択をすることが大切です。
項目 | メリット | デメリット |
---|---|---|
汚れ防止 | 換気扇内部の汚れを防ぎ、掃除を楽にする | 換気効率が下がるリスクがある |
カビ対策 | カビの発生を抑制し、清潔な状態を保つ | フィルターの定期的な交換が必要 |
寿命 | 換気扇の寿命を延ばせる可能性がある | コストがかかる |
フィルターを貼るメリット
1.換気扇内部の汚れを防ぐ
まず、フィルターの最大の利点は、換気扇内部の汚れを防ぐことです。換気扇は空気とともにホコリやチリを吸い込みますが、フィルターを貼ることでこれらの汚れが換気扇の内部に侵入するのを抑えられます。その結果、換気扇の掃除が楽になり、メンテナンスの頻度を減らせるでしょう。
2.カビの発生を抑制
また、カビの発生を抑制できる点もメリットの一つです。換気扇内部が汚れると、湿気が溜まりやすくなりカビの繁殖につながります。しかし、フィルターが汚れをキャッチすることで、換気扇の内部が清潔に保たれやすくなります。
3.換気扇の寿命を延ばせる可能性がある
さらに、フィルターを貼ることで換気扇の寿命を延ばせる可能性もあります。内部にホコリが溜まると換気扇のモーターに負担がかかり、故障の原因となることがあります。定期的にフィルターを交換することで、換気扇の性能を維持しやすくなります。
フィルターを貼るデメリット
1.換気効率が下がるリスク…
一方で、フィルターを貼ることで換気効率が下がるリスクがあります。フィルターを通すことで空気の流れが妨げられ、換気扇本来の性能が十分に発揮されなくなることがあるためです。特に目の細かいフィルターを使用すると、吸気能力が大幅に低下し、湿気がこもりやすくなる可能性があります。
2.フィルターの定期的な交換…
また、フィルターの定期的な交換が必要になります。汚れが溜まったままのフィルターを使い続けると、換気扇が正常に機能しなくなるばかりか、かえってホコリやカビが溜まりやすい状態になります。フィルターを活用する場合は、適切な交換頻度を守ることが重要です。
3.コスパが悪い…
さらに、コストの面でも注意が必要です。使い捨てタイプのフィルターを使用する場合は、定期的に購入する必要があり、長期的に見ると維持費がかかります。頻繁に交換が必要な環境では、コストパフォーマンスを考慮して選ぶことが求められます。
フィルターを貼ることで換気扇の汚れを防ぎ、掃除の手間を軽減できるというメリットがありますが、換気効率の低下や交換の手間がデメリットとして挙げられます。



浴室の換気扇の性能や使用環境を考慮し、適切なフィルターを選びながら、こまめなメンテナンスを行うことが重要です。
フィルターを貼る場所と付け方


浴室の換気扇にフィルターを貼る際は、適切な場所を選び、正しい方法で取り付けることが重要です。誤った取り付け方をすると、換気効率が低下したり、フィルターが外れやすくなったりするため、手順を確認しながら作業を進めましょう。
フィルターを貼る場所
フィルターは、基本的に換気扇の外側(カバーの表面)に貼り付けます。この位置であれば、換気扇内部へのホコリの侵入を防ぎつつ、空気の流れを極端に妨げることなく使用できます。
一方で、換気扇の内側(本体のファン部分)にはフィルターを取り付けないようにしましょう。内部に貼ると、ファンの回転に影響を与え、換気効率が著しく低下する原因になります。
また、浴室乾燥機能付きの換気扇の場合、専用のフィルターが設置されていることがあるため、メーカーの指示を確認することが大切です。
フィルターの付け方
1.換気扇の電源を切る
安全に作業するため、スイッチをオフにし、可能であればブレーカーを落としましょう。
2.換気扇のカバーを清掃する
フィルターを貼る前に、換気扇のカバー表面のホコリや汚れを拭き取ります。汚れが残っていると、フィルターの粘着力が弱まり、すぐに剥がれてしまう可能性があります。
3.フィルターのサイズを調整する
市販の換気扇用フィルターは、カットして使えるタイプが多いため、換気扇のカバーのサイズに合わせて適切な大きさに切りましょう。換気扇の通気口を完全に覆ってしまうと換気能力が落ちるため、サイズに注意してください。
4.フィルターを貼り付ける
フィルターの四隅をしっかり固定し、全体が均等に密着するように貼ります。粘着テープ付きのタイプであれば、ずれにくく、簡単に固定できます。
5.しっかりと押さえて固定する
貼り付けた後、フィルターが浮いていないか確認し、手で軽く押さえて固定します。特に湿気が多い浴室では、粘着力が低下しやすいため、定期的に確認しましょう。
取り付け時の注意点
1.フィルターが湿気で剥がれないようにする
浴室は湿度が高いため、フィルターが剥がれやすくなります。しっかり密着させるためにも、カバーをしっかり乾燥させてから貼ることが重要です。
2.換気効率を妨げないようにする
フィルターを貼ることで空気の流れが阻害されることがあるため、厚みのあるタイプや目の細かすぎるフィルターは避けましょう。
3.定期的に交換する
汚れが溜まると換気性能が低下するため、3か月を目安にフィルターを交換してください。汚れがひどい場合は、1か月ごとの交換を検討するとよいでしょう。
換気扇フィルターは、カバーの外側に貼ることで換気扇内部の汚れを防げます。取り付けの際は、事前にカバーを清掃し、サイズを調整した上で、しっかりと固定しましょう。



湿気による剥がれや換気効率の低下を防ぐためにも、適切なフィルターを選び、定期的に交換することが大切です。
浴室の換気扇が汚れる原因とは?
浴室の換気扇は、使用しているうちにホコリやカビが付着しやすくなります。これを放置すると、換気能力が低下し、湿気がこもりやすくなるため、定期的な清掃が必要です。
では、具体的にどのような要因が換気扇の汚れにつながるのでしょうか。


湿気とカビの発生
浴室は家の中でも特に湿度が高い場所です。入浴後に換気をしっかり行わないと、湿気が残りやすくなり、換気扇内部にカビが発生しやすくなります。カビは換気扇の内部に入り込むと、ファンやダクトの汚れと混ざり、黒ずみや悪臭の原因になることがあります。
石鹸カスや皮脂汚れの付着
入浴時に発生する石鹸カスやシャンプーの成分、さらには皮脂汚れが蒸気とともに空気中に舞い、換気扇のフィルターやファンに付着します。特に、換気扇の羽根部分に付着すると、ホコリと混ざり合い、頑固な汚れに変わることがあります。
ホコリや繊維の吸い込み
浴室で使うタオルやバスマットなどの繊維が空気中に舞い、換気扇がそれを吸い込むことで内部に溜まります。特に、脱衣所と浴室がつながっている場合、衣類のホコリが浴室に流れ込み、換気扇に蓄積しやすくなります。
換気扇の使用頻度とメンテナンス不足
換気扇を適切に使わないことも、汚れが溜まる原因の一つです。例えば、「換気扇を短時間しか回さない」「入浴後すぐに電源を切る」といった使い方をしていると、湿気やホコリが換気扇内部に留まりやすくなります。また、定期的な掃除を行わないと、フィルターやファンに汚れがこびりつき、取り除くのが難しくなります。
浴室の換気扇が汚れる主な原因は、「湿気やカビの発生・石鹸カスや皮脂汚れの付着・ホコリの吸い込み・メンテナンス不足」にあります。換気扇を清潔に保つためには、入浴後に換気を徹底し、定期的に掃除を行うことが重要です。



これらのポイントを意識することで、浴室の換気環境を快適に保つことができます。
換気扇を掃除する前の注意点


換気扇の掃除を始める前に、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。誤った方法で掃除をすると、故障の原因になったり、汚れが十分に落ちないことがあります。
ここでは、換気扇の掃除を安全かつ効果的に行うための注意点を紹介します。
1.電源を必ず切る
掃除中に誤ってスイッチを入れてしまうと、換気扇のファンが回転してケガをする恐れがあります。そのため、作業を始める前に必ず電源をオフにし、可能であればブレーカーも落としておくと安心です。
2.取扱説明書を確認する
換気扇の種類によって、取り外せる部品や推奨される掃除方法が異なります。誤った方法で掃除をすると、部品の破損につながることもあるため、事前に取扱説明書を確認し、メーカー推奨の掃除方法を把握しておきましょう。
3.換気扇の汚れ具合をチェックする
汚れの程度によって、掃除の方法や使用する洗剤が異なります。軽いホコリであれば乾いた布で拭き取るだけで十分ですが、油汚れやカビが付着している場合は、洗剤や漂白剤を使用する必要があります。汚れの種類を把握して、適切な方法で掃除を進めましょう。
4.周囲を保護して汚れを防ぐ
換気扇を掃除する際は、ホコリや汚れが飛び散ることがあります。特に浴室の場合、床や壁に洗剤や汚れが付着すると、二次的な汚れの原因になることも。シートや新聞紙を敷くなどして、作業エリアを保護しておくと後片付けがスムーズになります。
5.強い洗剤の使用に注意する
換気扇の部品はプラスチックやアルミなどの素材でできていることが多く、強力な洗剤や漂白剤を使用すると変色や劣化の原因になります。特にカビ取り剤や酸性洗剤を使う場合は、成分を確認し、使用方法を守るようにしましょう。
6.換気をしながら掃除を行う
浴室内で洗剤を使う場合、換気が不十分だと洗剤の成分がこもり、リスクも考えられます。掃除中は窓を開ける、または別の換気扇を回すなどして、十分に換気しながら作業を行いましょう。
換気扇を掃除する前には、「電源を切る・取扱説明書を確認する・汚れ具合をチェックする」などの準備が重要です。また、掃除中の安全を確保するために、強い洗剤の使用を避け、換気をしながら作業を進めることも大切です。



事前にしっかり準備をすることで、換気扇を効率よく、かつ安全に掃除することができます。
フィルター交換時の掃除方法
換気扇フィルターを交換する際は、単に新しいものに取り換えるだけでなく、換気扇本体の掃除も行うことで、より効果的に換気性能を維持できます。ここでは、フィルター交換時に行うべき掃除の手順について解説します。


1.フィルターを取り外す前に換気扇の電源を切る
まず、換気扇のスイッチをオフにし、安全のためブレーカーも落としておきましょう。電源が入ったまま作業をすると、誤ってスイッチを押してしまい、ファンが回転して危険な状態になる可能性があります。
2.フィルターを慎重に外す
フィルターが長期間使用されていると、ホコリやカビが付着し、軽く触れるだけで汚れが舞い上がることがあります。取り外す際は、ゆっくりと作業し、汚れが周囲に飛び散らないように注意しましょう。
3.フィルターの汚れを確認し適切に処分
使い捨てのフィルターの場合は、そのままゴミ袋に入れ、密閉して処分します。再利用できるタイプであれば、水洗いや中性洗剤を使って汚れを落としましょう。特にカビが発生している場合は、塩素系漂白剤を薄めてつけ置きすると効果的です。
ただし、メーカーによっては漂白剤の使用を推奨していない場合があるため、事前に確認することが大切です。
4.換気扇本体のホコリを取り除く
フィルターの裏側にある換気扇本体にもホコリが溜まっていることが多いため、乾いた布やハンディモップでやさしく拭き取ります。汚れがこびりついている場合は、中性洗剤を含ませた布で拭き、その後乾拭きをして水分をしっかり除去しましょう。
5.ファンの汚れをチェック
換気扇のファン部分にホコリやカビが付着している場合は、取り外せる場合は中性洗剤を使って洗浄し、取り外せない場合はブラシや綿棒を使って丁寧に汚れを落とします。ファンの汚れがひどいと換気性能が低下するため、定期的なメンテナンスが重要です。
6.新しいフィルターを装着する
換気扇本体の掃除が終わったら、新しいフィルターを取り付けます。装着する際は、正しい向きでしっかりと固定し、ずれや隙間がないか確認しましょう。特に、100均や汎用フィルターを使用する場合は、サイズが合っているかチェックすることも大切です。
7.作業後の後片付けと動作確認
最後に、周囲の掃除をし、取り外した部品がしっかり取り付けられているか確認した上で、換気扇のスイッチを入れます。異音がしないか、正常に動作しているかをチェックし、問題がなければ作業完了です。
フィルター交換の際には、換気扇本体やファンの掃除も併せて行うことで、換気性能を長持ちさせることができます。また、正しい方法でフィルターを取り付けることで、効果的にホコリやカビの発生を防ぐことが可能です。



定期的なメンテナンスを行い、清潔な浴室環境を保ちましょう。
浴室の換気扇にフィルターを貼っていい?選び方を解説


- フィルターの選び方とおすすめ商品
- 浴室用換気扇フィルターは100均で買える?
- 浴室の換気扇清掃をプロに依頼した場合の費用
- 浴室クリーニングおすすめの業者
- 浴室の換気扇フィルターに関するよくある質問
フィルターの選び方とおすすめ商品


浴室の換気扇に使用するフィルターは、種類によって性能や交換の頻度が異なります。適切なフィルターを選ぶことで、換気扇の汚れを軽減し、掃除の手間を減らすことができます。
ここでは、フィルターを選ぶ際のポイントとおすすめの商品について解説します。
フィルターを選ぶ際のポイント
換気扇フィルターを選ぶ際には、以下の点をチェックすることが重要です。
1.換気扇のサイズに合ったものを選ぶ
フィルターのサイズが合っていないと、換気効率が下がったり、隙間からホコリが入り込んだりする可能性があります。購入前に換気扇のサイズを測り、適合するフィルターを選びましょう。
2.ホコリやカビの防止効果
浴室は湿気が多いため、カビが発生しやすい環境です。防カビ加工が施されたフィルターを選ぶと、換気扇内部のカビの発生を抑えられます。また、ホコリや髪の毛の付着を防ぐ効果があるタイプも便利です。
3.交換のしやすさと耐久性
フィルターには、使い捨てタイプと洗って再利用できるタイプがあります。手間をかけずに定期的に交換したい場合は、使い捨てタイプがおすすめです。一方で、コストを抑えたい場合は、繰り返し使えるタイプを選ぶと良いでしょう。
4.通気性を損なわないか
フィルターの目が細かすぎると、ホコリを防ぐ効果は高くなりますが、換気性能が低下することがあります。通気性が確保された製品を選ぶことで、換気機能と防汚効果のバランスを取ることができます。
おすすめのフィルター商品
ここでは、人気のある浴室換気扇フィルターをいくつか紹介します。
1.東洋アルミ「お風呂のカビ取りフィルター」
防カビ加工が施されており、湿気の多い浴室に適したフィルターです。使い捨てタイプなので、定期的に交換することで常に清潔な状態を保てます。


2.3M「高性能エアフィルター」
空気清浄機にも使用されるフィルター素材を採用しており、ホコリや花粉をしっかりキャッチします。耐久性が高く、目詰まりしにくいのが特徴です。


フィルターの交換頻度とメンテナンス
どのフィルターを選んでも、定期的な交換が必要です。目安として、使い捨てタイプは1~2か月に1回、洗って再利用するタイプは3~6か月に1回程度の交換が推奨されています。交換時には、換気扇本体の掃除もあわせて行うと、より換気性能を維持しやすくなります。
浴室換気扇のフィルターを選ぶ際は、「サイズ・防カビ性能・通気性・交換のしやすさ」を考慮することが大切です。使い捨てタイプは手軽に交換でき、洗えるタイプはコストを抑えられるメリットがあります。



自分のライフスタイルに合ったフィルターを選び、定期的にメンテナンスを行いましょう。
浴室の換気扇のみで洗濯物を乾かすことができたら、便利ですよね。こちらの記事「浴室で洗濯物を換気扇のみで乾かす方法って?効果的な干し方と注意点」も、参考にしてください。
浴室用換気扇フィルターは100均で買える?
浴室用の換気扇フィルターは、100均でも購入可能です。ただし、選ぶ際にはいくつか注意点があります。ここでは、100均で手に入るフィルターの種類や特徴、使い方について解説します。
100均で販売されているフィルターの種類
現在、「ダイソー・セリア・キャンドゥ」では、さまざまな換気扇フィルターが販売されています。その中でも、浴室の換気扇に使えるフィルターには以下のような種類があります。
1.汎用フィルター(カットして使うタイプ)
一般的な換気扇フィルターとして販売されており、サイズを自分で調整して使用できます。網目の細かい不織布素材でホコリや汚れをキャッチする仕様になっています。
2.粘着シートタイプのフィルター
換気扇のカバーに直接貼り付けるシート状のフィルターもあります。取り付けが簡単で、交換もスムーズにできるのが特徴です。
3.レンジフード用フィルター
キッチン用のレンジフードフィルターとして販売されていますが、浴室の換気扇にも流用できることがあります。ただし、サイズや通気性を確認してから使用するのが望ましいでしょう。
100均の換気扇フィルターのメリット
100均で購入できる換気扇フィルターには、いくつかのメリットがあります。
1.コストを抑えられる
100円という低価格で購入できるため、定期的に交換しても負担が少なく済みます。
2.手軽に試せる
専用のフィルターを使う前に、「フィルターをつけたほうが良いかどうか試してみたい」という場合にも便利です。
3.使い捨てしやすい
汚れたらすぐに交換できるため、掃除の手間を減らせます。特にカビが発生しやすい浴室では、使い捨てフィルターが衛生的です。
100均の換気扇フィルターのデメリット
一方で、100均のフィルターには、いくつかの注意点もあります。
1.耐久性が低いことが多い
薄い素材のものが多いため、頻繁に交換しないとすぐに目詰まりしてしまいます。
2.サイズが合わない可能性がある
換気扇のサイズにぴったり合うものが見つからない場合、自分でカットする手間が発生します。
3.防カビ加工が施されていないことが多い
防カビ効果を求める場合は、専用の防カビフィルターを選ぶほうが安心です。
100均フィルターを上手に活用する方法
100均のフィルターを活用する場合は、以下のポイントを意識すると良いでしょう。
1.定期的に交換する
100均フィルターは耐久性が低いため、1~2か月に1回の頻度で交換することをおすすめします。
2.サイズを調整して使用する
カットが必要な場合は、換気扇のサイズに合わせて適切に加工しましょう。
3.防カビ対策を別途行う
100均フィルターだけではカビの発生を防ぐ効果が弱いため、換気をこまめに行ったり、防カビスプレーを併用したりすると効果的です。
100均でも浴室換気扇用のフィルターは購入できますが、耐久性や防カビ性能に不安があるため、こまめな交換や防カビ対策が必要です。



低コストで試しやすい一方で、長期的な使用を考えるなら、専用フィルターの購入も検討すると良いでしょう。
浴室の換気扇清掃をプロに依頼した場合の費用


浴室の換気扇は、湿気やホコリ、カビの影響で汚れが蓄積しやすく、定期的な清掃が欠かせません。自分で掃除するのが難しい場合や、しつこい汚れが落ちない場合は、プロの清掃業者に依頼する方法もあります。
ここでは、プロに浴室換気扇の清掃を依頼した場合の費用相場や、業者を選ぶ際のポイントについて解説します。
プロの換気扇清掃の費用相場
換気扇の清掃料金は、業者や地域によって異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。
浴室換気扇のみの清掃:5,000円~12,000円
浴室全体のクリーニング(換気扇含む):12,000円~25,000円
換気扇の分解清掃:10,000円~18,000円
特に換気扇の汚れがひどく、分解洗浄が必要な場合は、費用が高くなる傾向にあります。また、業者によっては出張費が別途かかることもあるため、事前に料金を確認しておくと安心です。
業者に依頼するメリット
1.徹底的に掃除してもらえる
換気扇の内部は、一般の家庭では掃除が難しい構造になっています。プロに依頼すれば、分解して細部まできれいにしてもらえるため、換気効率の改善が期待できます。
2.カビやホコリを根本的に除去できる
市販の洗剤では落としにくいカビや頑固な汚れも、専門的な薬剤を使用することで効果的に除去できます。
3.手間がかからない
自分で換気扇を掃除するには時間や労力が必要ですが、業者に依頼すれば、短時間で作業が完了します。
4.業者を選ぶ際のポイント
プロの清掃業者に依頼する際は、以下の点をチェックすると安心です。
5.料金体系が明確かどうか
「追加料金なし」「見積もり無料」など、料金が明確に提示されている業者を選ぶと、後から予想外の費用が発生する心配がありません。
6.口コミや評判を確認する
実際に利用した人のレビューをチェックし、作業のクオリティや対応の良さを確認すると安心です。特に「換気扇の分解清掃」に対応しているかどうかも、チェックすると良いでしょう。
7.セットプランの有無を確認する
浴室全体のクリーニングとセットで依頼すると、換気扇単体の清掃よりもコストパフォーマンスが良くなることがあります。
業者依頼と自分で掃除する場合の比較
項目 | 業者に依頼する場合 | 自分で掃除する場合 |
---|---|---|
費用 | 5,000円~25,000円 | 0円~2,000円(洗剤・道具代) |
作業時間 | 約1~2時間 | 2~3時間以上かかることも |
仕上がり | プロの技術で徹底清掃 | 自分の技術次第 |
手間 | 業者に任せるだけ | 分解・洗浄・組み立てが必要 |
プロに依頼すると費用はかかりますが、短時間でしっかり掃除してもらえるため、長期的に見れば換気扇の寿命を延ばすことにもつながります。一方、自分で掃除する場合はコストを抑えられますが、手間がかかるうえ、分解や洗浄が不十分だと換気能力の低下につながる可能性があります。



料金が明確で評判の良い業者を選び、必要に応じて浴室全体のクリーニングとセットで依頼すると、よりお得に利用できるでしょう。
浴室クリーニングおすすめの業者
浴室は湿気が多く、カビや水アカが発生しやすい場所です。定期的に掃除していても、落としきれない汚れが蓄積し、換気扇の内部や排水口周りまで徹底的にきれいにするのは難しいものです。そこで、プロのクリーニング業者に依頼することで、頑固な汚れを効率よく落とし、浴室を清潔な状態に保つことができます。
ここでは、おすすめの浴室クリーニング業者を紹介します。
浴室クリーニング業者の選び方
プロの清掃業者を選ぶ際には、以下のポイントをチェックすると安心です。
1.料金が明確かどうか
追加料金の発生がないか、事前に見積もりを出してもらえるかを確認しましょう。特に「換気扇内部の清掃込み」など、細かい条件まで確認しておくと後悔がありません。
2.対応エリア
全国対応の業者もありますが、地域密着型の業者の方がリーズナブルな場合もあります。自宅のエリアに対応しているかを確認しましょう。
3.口コミや評判
実際にサービスを利用した人の口コミや評判を調べることで、作業のクオリティや接客態度を把握できます。
4.オプションサービス
換気扇の分解洗浄や、防カビコーティングなどの追加オプションがあると、より効果的なクリーニングが期待できます。
おすすめの浴室クリーニング業者
以下は、浴室クリーニングの実績があり、口コミ評価も高いおすすめの業者です。
業者名 | 特徴 | 料金の目安 | オプション |
---|---|---|---|
ナックダスキン | 実績と豊富な専門知識 | 22,000円~(税込) (浴室全体) | 換気扇内部クリーニング、カビ防止コート |
おそうじ革命 | 低コストで技術力も高い、駐車料金無料 | 17,930円 (税込) | エプロン内部洗浄、通常換気扇クリーニング |
ユアマイスター | 職人と依頼者を繋ぐマッチングプラットフォーム | 13,000~17,000円 (税込)(浴室・浴槽) | 業者により対応可能 |
くらしのマーケット | 地域の清掃業者を比較して選べるプラットフォーム | 業者による (8,000円~15,000円が相場) | 業者によるカスタマイズ対応可能 |
1.ナックダスキン
特徴:長年の実績があり、浴室クリーニングに関する専門知識が豊富。
料金の目安:浴室全体のクリーニング 22,000円~
オプション:換気扇内部クリーニング、カビ防止コート
こちらの記事「ナックダスキンの評判ってどうなの?口コミ・料金・サービス内容とは」では、口コミやメリットデメリットなど他、ナックダスキンの評判や特徴を徹底解説しましたので、是非参考にしてください♪
2.おそうじ革命
特徴:低コストで技術力も高く、駐車料金も無料。
料金の目安:17,930円(税込)
オプション:エプロン内部の洗浄、通常換気扇クリーニング
3.ユアマイスター
特徴:職人と依頼者を繋ぐ、マッチングプラットフォーム。
料金の目安:浴室・浴槽 13,000~17,000円(税込)
オプション:業者により対応可能
こちらの記事「ユアマイスターの口コミを徹底解説!後悔しない業者選びのコツとは」では、口コミやメリットデメリットなど他、ユアマイスターの評判や特徴を徹底解説しましたので、是非参考にしてください♪
4.くらしのマーケット
特徴:地域の清掃業者を比較し、自分で選べるプラットフォーム。
料金の目安:業者による(8,000円~15,000円が相場)
オプション:業者によるカスタマイズ対応可能
業者に依頼するメリット
自分で掃除するのが難しい場所も、プロの手にかかればスムーズに清掃できます。特に以下のようなメリットがあります。
1.手間がかからない
時間や労力をかけずに、浴室全体をピカピカに仕上げてもらえます。
2.カビや水アカを徹底除去
市販の洗剤では落としきれない頑固な汚れも、専用の洗剤や機器を使ってしっかり落としてもらえます。
3.換気扇やエプロン内部も清掃可能
普段は手が届かない換気扇内部や浴槽エプロンの裏側なども分解して洗浄できるため、衛生的な環境を維持できます。
4.依頼前の注意点
業者によってサービス内容が異なるため、依頼前に確認しておくべきポイントを押さえておきましょう。
見積もりの有無:事前に料金を確認し、追加料金の発生がないかチェックする。
作業時間:浴室全体の清掃は2~3時間かかることが多いため、余裕のある日程で予約する。
保証の有無:作業後の不備があった場合の対応を確認する。
浴室クリーニングをプロに依頼すると、手間をかけずに清潔な状態を維持できます。



全国対応の大手業者から、地域密着型の清掃業者までさまざまな選択肢があるため、料金やサービス内容を比較しながら、自分に合った業者を選びましょう。
浴室の換気扇フィルターに関するよくある質問


浴室の換気扇フィルターについて、初めて使用する方やメンテナンスを考えている方から、さまざまな疑問が寄せられます。ここでは、特によくある質問とその回答をまとめました。
- 換気扇フィルターは絶対に必要ですか?
-
フィルターは必須ではありませんが、設置することで汚れの付着を軽減できます。浴室の換気扇は湿気を外へ排出する役割があるため、基本的にフィルターなしでも使用できます。しかし、ホコリやカビの蓄積を防ぐ目的でフィルターを使用することで、掃除の手間が減り、換気扇の寿命を延ばす効果が期待できます。
- フィルターを付けると換気能力が落ちませんか?
-
フィルターの種類によっては、換気効率が下がる可能性があります。厚みがあり通気性の悪いフィルターを使用すると、換気扇の空気の流れが阻害され、換気能力が低下することがあります。そのため、換気性能を損なわない専用のフィルターを選ぶことが重要です。
市販のフィルターの中には、換気効率を考慮して設計されたものもあるため、選ぶ際にチェックするとよいでしょう。
- どのくらいの頻度でフィルターを交換すればよいですか?
-
使用環境によりますが、一般的には1~3ヶ月に1回の交換が推奨されています。湿気の多い浴室では、フィルターにホコリやカビが付着しやすくなります。特にカビが繁殖すると、換気効率が低下し、浴室内の空気がこもる原因となるため、定期的な交換が必要です。
市販のフィルターには「交換目安」が記載されていることが多いので、使用頻度に応じて確認しましょう。
- 100均のフィルターでも問題ありませんか?
-
100均のフィルターも使用可能ですが、耐久性やフィット感には注意が必要です。ダイソーやセリアなどの100円ショップでは、換気扇用のフィルターが販売されています。コストを抑えたい場合には手軽に試せるメリットがありますが、専用設計ではないため、サイズが合わなかったり、通気性が悪くなることもあります。
長期間使用するなら、換気扇メーカー推奨のフィルターや、サイズがぴったり合うものを選ぶと安心です。
- フィルターを取り付ける方法は?
-
フィルターを取り付ける方法は?
換気扇の外枠にテープやマグネットで固定する方法が一般的です。フィルターには、シール式・マグネット式・ゴムバンド固定式などさまざまな種類があります。取り付けの際は、換気扇のサイズに合ったフィルターを選び、説明書の指示に従って設置しましょう。
特に、フィルターが換気扇の吸気口をふさぎすぎないように注意することが重要です。
- フィルターを掃除する方法は?
-
フィルターが汚れたら交換するのが基本ですが、軽い汚れなら掃除して再利用も可能です。
使い捨てタイプのフィルターは、汚れたらそのまま交換するのが一般的です。ただし、再利用可能なフィルターを使用している場合は、以下の方法で掃除できます。- フィルターを取り外し、掃除機でホコリを吸い取る。
- 水洗い可能なタイプなら、中性洗剤を使ってやさしく洗う。
- しっかり乾燥させてから再度取り付ける。
湿気の多い環境では、カビが生えやすくなるため、こまめな掃除や交換を心がけましょう。
- フィルターを使わずに換気扇を掃除する場合の注意点は?
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電源を切って安全を確保し、換気扇の種類に合った方法で清掃しましょう。フィルターを使用せずに換気扇を掃除する場合は、まず電源を切り、安全を確保した上で作業することが大切です。また、換気扇の種類によって掃除方法が異なるため、説明書を確認して適切な方法を選ぶようにしましょう。
- フィルターを取り付けても換気扇が汚れるのはなぜ?
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フィルターだけでは完全に汚れを防げないため、定期的な掃除が必要です。フィルターを付けていても、換気扇内部には湿気やカビが蓄積する可能性があります。特に、フィルターが目詰まりすると、換気効率が落ち、結果的に内部が汚れやすくなります。
そのため、フィルターを取り付ける場合でも、定期的に換気扇内部の掃除を行うことが重要です。



この記事で紹介したQ&Aを参考にしながら、適切にフィルターを活用し、浴室を清潔な状態に保ちましょう。
浴室の換気扇にフィルターを貼っていい?よくある質問
記事のポイントを、まとめます。
- 浴室換気扇にフィルターを貼ることで内部の汚れを防げる
- フィルターを使うと掃除の頻度を減らせる
- 目の細かいフィルターは換気効率を下げる可能性がある
- 湿気がこもるとカビの発生を助長する場合がある
- 使い捨てフィルターは定期的な交換が必要
- フィルターの設置場所は換気扇の外側が推奨される
- 内部にフィルターを貼ると換気扇の動作に影響を与える
- 100均のフィルターは手軽だが耐久性が低い
- 防カビ加工されたフィルターは浴室環境に適している
- 定期的な換気扇本体の掃除が換気性能を維持する鍵となる
- フィルターのサイズを換気扇に合わせることが重要
- 汚れたフィルターを放置すると換気効率が低下する
- 業者による換気扇清掃は5,000円~25,000円が相場
- フィルターを適切に選べば換気能力と清掃の手間を両立できる
- フィルター使用の有無は浴室の環境や換気扇の性能次第
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