フローリングにいつの間にかできてしまった、えぐれ傷。業者に頼むと費用がかさむため、見て見ぬふりをしている方も、少なくないのではないでしょうか。
「えぐれ傷の補修は100均グッズがおすすめ!」と耳にしても、100均グッズだけで本当に補修は可能なのか…と、その効果を疑問に思うのは当然のことです。
この記事では、多くの方が気になるダイソーのフローリング補修テープの評判や、キズ補修マーカーはフローリングにどう使うのかといった、具体的な情報をお届けします。
さらに、フローリングのえぐれ傷を補修する方法とポイント、そしてフローリングの傷補修をDIYでする際の注意点まで、分かりやすく解説します。
また、フローリングの傷補修に裏ワザってあるのかという疑問にもお答えし、100均だけでなくホームセンターでおすすめのえぐれ傷補修商品や、カインズで人気のえぐれ傷補修商品もご紹介。

あなたの、フローリングの悩みを解決するための情報を、網羅しています。
【記事のポイント】
1.100均グッズを使った、フローリング傷補修の可能性と限界
2.ダイソーで手に入る、具体的な補修商品の特徴と使い方
3.DIYで傷補修を行う際の、具体的な手順と成功のコツ
4.100均以外の選択肢である、ホームセンターの人気商品
100均グッズでフローリングのえぐれ傷補修も簡単に


- えぐれ傷の補修は100均グッズがおすすめ!?
- 100均グッズだけで本当に補修は可能?
- ダイソーのフローリング補修テープの評判
- ダイソーのキズ補修マーカーはフローリングにどう?
- フローリングのえぐれ傷を補修する方法とポイント
えぐれ傷の補修は100均グッズがおすすめ!?


フローリングのえぐれ傷の補修に、100均グッズは選択肢として十分におすすめできます。最大の理由は、その圧倒的なコストパフォーマンスと手軽さにあります。専門業者に依頼すれば数千円〜数万円かかることもある補修が、数百円程度で試せるのは大きな魅力です。
ダイソーやセリアといった100円ショップでは、ウッドパテ、補修マーカー、キズ隠し棒(クレヨンタイプ)など、さまざまな種類の補修材が販売されています。これらは、専門的な知識や高価な工具がなくても、誰でも簡単に作業を始められるように作られています。
ただし、100均グッズが万能というわけではありません。メリットだけでなく、デメリットも存在します。
例えば、補修できる傷の深さや大きさには限界があります。また、フローリングの色と完全に一致する色を見つけるのが難しい場合や、プロの仕上がりに比べると耐久性が劣る点も考慮する必要があります。
このように言うと不安に感じるかもしれませんが、小さな傷や浅いえぐれであれば、多くの場合100均グッズで十分目立たなくすることが可能です。



まずは低コストで試してみて、仕上がりに満足できなければ専門業者や高機能な補修材を検討するという、ステップを踏むのが賢明な方法と考えられます。
100均グッズだけで本当に補修は可能?


「100均グッズだけで本当に補修できるのか…」という疑問に対しては、傷の種類と範囲によるが、条件付きで可能というのが答えになります。すべての傷を完璧に修復できるわけではないため、その限界を理解しておくことが大切です。
100均グッズだけで補修可能なケース
100均グッズでの補修が比較的向いているのは、家具の角をぶつけてできた小さな凹み、おもちゃなどを落としてできた浅いえぐれ、ペットの爪による細いひっかき傷などです。
これらの傷であれば、パテで埋めたり、マーカーやクレヨンで色をつけたりすることで、日常生活では気にならないレベルまで隠すことができます。
100均グッズだけではむずかしいケース
一方で、補修が難しい、あるいは不向きなケースもあります。
例えば、広範囲にわたる深いえぐれ傷や、フローリングの表面材が完全に剥がれてしまっている場合です。このような状態では、100均のパテだけでは埋めきれず、強度も不足するため、補修箇所がすぐに凹んでしまう可能性があります。
また、色合わせが非常にシビアな淡い色のフローリングや、光沢の強いフローリングも、補修箇所が悪目立ちしてしまうことがあるため注意が必要です。
以下の表に、傷の種類と100均グッズの適性をまとめました。
傷の種類 | 100均グッズの適性 | 補足 |
---|---|---|
小さな凹み・浅いえぐれ傷 | ◎:適している | ウッドパテやキズ隠し棒が有効です |
細かいひっかき傷 | 〇:条件付きで可能 | 補修マーカーやキズ隠し棒で対応できます |
深いえぐれ傷 | △:不向き | パテが痩せてしまい、きれいに埋まらないことがあります |
広範囲の傷・剥がれ | ×:非常に不向き | 専門の補修キットやプロへの依頼を推奨します |
水濡れによるシミ・変色 | ×:非常に不向き | 補修材では対応できず、研磨や張替えが必要な場合があります |
以上の点を踏まえると、100均グッズはあくまで「軽微な傷を目立たなくするための応急処置」と位置づけるのが、適切です。



完璧な修復を求めるのではなく、コストを抑えて手軽に見た目を改善する手段として、活用するのが良いでしょう。
ダイソーのフローリング補修テープの評判


ダイソーで販売されているフローリング補修テープは、貼るだけで傷を隠せる手軽さから注目を集める商品です。このテープは、フローリングの木目に似せた柄が印刷されており、傷の上に貼り付けることで、手軽にカモフラージュできるのが最大の特徴です。
フローリング補修テープのメリット
メリットとしては、パテやマーカーのように乾燥時間を待つ必要がなく、「技術もほとんどいらない」点が挙げられます。ハサミで必要なサイズにカットして貼り付けるだけなので、DIYが苦手な方でも気軽に試すことができます。
ダークブラウンやナチュラルブラウンなど、いくつかのカラーバリエーションがあるため、自宅の床色に近いものを選べる可能性もあります。
フローリング補修テープのデメリット
一方で、評判を調べてみると、いくつかの注意点も見受けられます。最も多く指摘されるのが「粘着力の問題」です。特に、人がよく歩く場所や椅子のキャスターが通る場所では、端から剥がれやすいという意見があります。
また、テープであるため厚みがなく、深いえぐれ傷の上に貼ると、下の凹凸が分かってしまうこともあります。
さらに、印刷された木目と実際のフローリングの質感が異なるため、近くで見ると補修したことが分かりやすい、安っぽく見えてしまう、といった見た目に関する指摘もあります。曲面や角にきれいに貼るのが難しいという声もあり、仕上がりの質を求める場合には不向きかもしれません。



これらのことから、ダイソーの補修テープは、普段あまり目につかない場所や、家具の下に隠れる部分の傷を一時的に保護・隠蔽する目的で使うのに、適していると考えられます。
ダイソーのキズ補修マーカーはフローリングにどう?


ダイソーのキズ補修マーカーは、フローリングの表面についた浅いひっかき傷や、色が剥げてしまった部分の補修に有効なアイテムです。ペンのような形状で、インクで色を塗るようにして傷を目立たなくさせます。
この商品の長所は、何と言ってもその手軽さです。キャップを開けて傷に沿って塗るだけで作業が完了するため、パテを練ったりヘラを使ったりする手間が一切かかりません。
速乾性のものが多く、補修後すぐに普段通りの生活に戻れるのも嬉しいポイントです。複数のカラーが展開されているため、床の色に合わせて選ぶことができます。
ただし、このマーカーはあくまで「色を塗る」ためのものです。
したがって、えぐれ傷や凹みといった立体的な傷の物理的な穴を埋める効果はありません。深い傷に塗っても、溝に色が乗るだけで凹みはそのまま残ってしまいます。そのため、使用は表面的な色の剥げや、ごく浅い線状の傷に限定されます。
使用する際の注意点として、色の選択が非常に大切です。
フローリングの色とマーカーの色が合っていないと、補修箇所がかえって悪目立ちしてしまいます。購入前に、自宅の床の色をよく確認し、できるだけ近い色を選ぶ必要があります。
もし不安な場合は、目立たない場所で試し塗りをしてから、本番の作業に移ることをお勧めします。



以上の特性から、キズ補修マーカーは「凹みを伴わない、表面的な色褪せや浅い傷」に対する手軽な補色ツールとして活用するのが最も効果的と言えます。
フローリングのえぐれ傷を補修する方法とポイント


フローリングのえぐれ傷を100均グッズで補修する場合、主に「ウッドパテ」「キズ隠し棒(クレヨンタイプ)」を使用します。ここでは、それぞれの基本的な補修方法と、きれいに仕上げるためのポイントを解説します。
ウッドパテを使った補修手順
ウッドパテは粘土のような補修材で、えぐれ傷を埋めるのに最も適しています。
傷の周辺のささくれやバリを、カッターナイフなどで丁寧に取り除きます。その後、ゴミやホコリをきれいに拭き取り、補修箇所を乾燥させます。傷の周りをマスキングテープで囲っておくと、余計な場所にパテが付着するのを防げます。
ダイソーのウッドパテは、複数の色が販売されています。床の色に合う色がなければ、異なる色のパテを混ぜ合わせて調色します。このとき、乾燥後は少し色が薄くなる傾向があるため、気持ち濃いめに色を作っておくのがコツです。
ヘラ(商品に付属している場合もあります)を使い、傷の中にパテをしっかりと押し込むように埋めていきます。パテは乾燥すると少し縮む(肉やせする)性質があるため、表面より少し盛り上がるくらい多めに充填します。
パテが完全に硬化する前に、ヘラや定規などを使って余分なパテを削ぎ取り、表面を平らにします。硬化後(通常24時間程度)、もし盛り上がりが残っている場合は、目の細かい紙やすり(サンドペーパー)で優しく削って調整します。
キズ隠し棒(クレヨンタイプ)を使った補修手順
キズ隠し棒はクレヨンのような固形の補修材で、より手軽に作業したい場合に向いています。
パテの場合と同様に、傷の周辺をきれいに掃除します。
キズ隠し棒を傷に対して垂直に持ち、円を描くようにくるくると塗り込んでいきます。傷の凹みを埋めるように、しっかりと圧をかけてすり込むのがポイントです。
傷から盛り上がってはみ出た部分を、プラスチック製のヘラや定規でやさしく削り取ります。最後に、乾いた布で軽く拭き上げて周囲となじませれば完成です。



どちらの方法でも、作業前に必ず目立たない場所で試して、色合いや質感を確認することが成功の鍵となります。
フローリングのえぐれ傷補修は100均以外のグッズも


- フローリングの傷補修をDIYでする際の注意点
- フローリングの傷補修に裏ワザってある?
- ホームセンターでおすすめのえぐれ傷補修商品
- カインズで人気のえぐれ傷補修商品
- フローリングのえぐれ傷補修でよくある質問
フローリングの傷補修をDIYでする際の注意点


手軽にできるフローリングの傷補修DIYですが、いくつか注意すべき点があります。これらを知らずに作業を進めると、かえって状態を悪化させてしまう可能性もあるため、事前にしっかりと確認しておきましょう。
賃貸物件の場合の対応
まず最も大切なのが、「賃貸物件の場合の対応」です。賃貸物件のフローリングは大家さんの所有物であるため、勝手に補修を行うと契約違反になる可能性があります。退去時に、不適切な補修が原因で高額な原状回復費用を請求されるケースも考えられます。
傷を見つけた際は、まず大家さんや管理会社に報告し、どのように対応すべきか指示を仰ぐのが原則です。
色合わせの難しさ
次に「色合わせの難しさ」が、挙げられます。フローリングは一枚一枚、木目や色合いが微妙に異なります。補修材の色を完璧に合わせるのはプロでも難しい作業であり、DIYでは補修箇所だけ色が浮いてしまい、逆に傷が目立ってしまうリスクがあります。
特に色の薄いフローリングや、複雑な木目を持つ床材は注意が必要です。
応急処置だと理解
また、DIYによる補修は、あくまで「傷を目立たなくする」ための応急処置であると、理解しておくことも大切です。専門業者が行う補修とは異なり、耐久性や強度は高くありません。補修した箇所は、時間の経過とともにはがれたり、再び凹んだりする可能性があります。
作業を焦らない
最後に、「作業を焦らない」ことです。特にパテを使用する場合、硬化には十分な時間が必要です。乾燥が不十分なまま上を歩いたり、家具を置いたりすると、きれいに仕上がりません。



商品の説明書をよく読み、記載されている手順や乾燥時間を守って、丁寧な作業を心がけることが求められます。
フローリングの傷補修に裏ワザってある?


フローリングの傷補修には、専用の補修材を使わない「裏ワザ」と呼ばれる方法がいくつか存在します。ただし、これらの方法は特定の条件下でのみ有効であり、すべてのフローリングに適用できるわけではないため、実践する際は注意が必要です。
裏ワザ1:アイロンを使った凹み傷の補修
最も有名な裏ワザが、「アイロンを使った凹み傷の補修」です。これは、木材が水分を吸収して膨らむ性質を利用したものです。凹んだ部分に水を数滴垂らし、濡らした布を当てて、その上から中温のアイロンを数秒間押し当てます。


すると、蒸気によってフローリングの繊維が膨らみ、凹みが元に戻ることがあります。
しかし、この方法は重大な注意点があります。
適用できるのは、表面に塗装がされていない、あるいはオイルフィニッシュなどの自然塗装が施された「無垢材」のフローリングに限られます。
一般的な住宅で多く使われている、合板の表面に木目シートを貼った「複合フローリング」の場合、アイロンの熱で表面のシートが溶けたり、接着剤が剥がれて浮き上がったりして、取り返しのつかない状態になる危険性が非常に高いです。自宅のフローリングの種類が分からない場合は、絶対に試さないでください。
裏ワザ2:クレヨンや消しゴムでカモフラージュ
その他の簡易的な裏ワザとしては、ごく浅いひっかき傷に対して、木の色に近い色のクレヨンを塗り込んだり、消しゴムで軽くこすって傷を目立たなくさせたりする方法があります。
また、女性用の化粧品であるコンシーラーを傷に塗り込んでカモフラージュするという方法も聞かれますが、これらはいずれも一時的な目隠しであり、耐久性はありません。
これらの裏ワザは手軽に試せる反面、リスクも伴います。



特にアイロンを使用する方法はフローリングを傷める可能性が高いため、専用の補修材を使う方が安全かつ確実な方法と言えます。
ホームセンターでおすすめのえぐれ傷補修商品


100均グッズでの補修では物足りない、あるいはもっと本格的に補修したいと考えるなら、ホームセンターの補修コーナーを訪れることをお勧めします。ホームセンターには、より高品質で専門的なえぐれ傷補修商品が豊富に揃っています。
100均グッズとの大きな違いは、品質、耐久性、そして色の豊富さです。ホームセンターで販売されている補修パテやクレヨンは、フローリング材メーカーが推奨していることも多く、硬化後の強度や耐久性に優れています。
また、カラーバリエーションが非常に豊富で、微妙な色合いを再現しやすくなっています。
建築の友の「かくれん棒」
代表的な商品としては、建築の友の「かくれん棒」シリーズが有名です。クレヨンタイプの手軽なものから、床暖房対応のハードタイプまで、用途に応じて様々な種類が用意されています。複数の色がセットになっており、混ぜて使えるため、ほとんどのフローリングの色に対応可能です。


ハウスボックス社の「イージーリペアキット」
さらに本格的な補修を目指すなら、電気コテ(ヒートガン)を使って樹脂スティックを溶かして傷を埋めるタイプのリペアキットもあります。
ハウスボックス社の「イージーリペアキット」などがこれにあたり、硬化が速く、硬度も高いため、非常にきれいで耐久性のある仕上がりが期待できます。価格は数千円と高価になりますが、プロに近いレベルの補修が自分でできるのが魅力です。


このように、ホームセンターの商品は価格帯が上がる分、仕上がりの質や耐久性を格段に向上させることができます。



100均グッズで満足できなかった場合や、大切な家のフローリングをよりきれいに直したい場合には、これらの商品を検討する価値は十分にあります。
カインズで人気のえぐれ傷補修商品


大手ホームセンターの中でも、特にプライベートブランド商品が充実しているカインズでは、フローリングのえぐれ傷補修に役立つ人気商品がいくつか見つかります。カインズは、初心者でも使いやすい手頃な価格の商品から、本格的なDIYに対応する商品まで幅広く取り扱っているのが特徴です。
かくれん棒フローリング用シリーズ
カインズで特に人気が高いのが、前述の建築の友の「かくれん棒フローリング用シリーズ」です。ヘラ付きの4色セットなどが定番商品として置かれており、多くのDIYユーザーから支持されています。フローリングの色に合わせて複数の色を使い分けたり、混ぜ合わせたりすることで、自然な仕上がりを目指せます。
カインズのプライベートブランドのパテ
また、フローリング補修用のパテも人気があります。カインズのプライベートブランドからも木部用の補修パテが販売されており、コストを抑えつつ品質の良いものを求める方に選ばれています。チューブタイプで扱いやすく、付属のヘラで簡単に傷を埋めることができます。


ニトムズ社の「フローリング補修テープ」
さらに、ニトムズ社の「フローリング補修テープ」のような、より粘着力や耐久性に優れたテープ類も取り扱っています。100均のテープでは満足できなかった方が、こうした高品質なテープを選ぶケースも多いようです。


カインズの店舗では、補修材だけでなく、作業に必要なサンドペーパー、マスキングテープ、ヘラといった周辺ツールも一度に揃えることができるため、これからDIYを始める方にとっても非常に便利です。



どの商品を選べば良いか分からない場合は、専門知識を持った店員さんに相談できるのも、ホームセンターならではのメリットと言えるでしょう。
フローリングのえぐれ傷補修でよくある質問


フローリングのえぐれ傷を自分で補修しようとするとき、多くの方が抱く共通の疑問があります。ここでは、よくある質問とその回答をまとめました。
- 補修した上からワックスをかけても大丈夫?
-
使用する補修材によります。多くのウッドパテやクレヨンタイプの補修材(キズ隠し棒など)は、硬化後であればワックスがけが可能です。ただし、商品によってはワックスとの相性が悪いものもあるため、必ず補修材のパッケージに記載されている説明書きを確認してください。
「ワックス対応」といった表記があれば問題ありません。補修テープの上からのワックスがけは、剥がれの原因になる可能性があるため避けた方が無難です。
- パテの乾燥時間はどのくらいですか?
-
パテの種類や傷の深さ、季節や湿度によって異なりますが、一般的には表面硬化に数時間、完全硬化には24時間程度かかるとされています。ここでも、商品の説明書に記載されている時間を守ることが重要です。
乾燥時間を短縮しようとドライヤーの熱風を強く当てすぎると、ひび割れの原因になることがあるため注意が必要です。
- 色合わせに失敗しました…やり直せますか?
-
補修材が完全に硬化する前であれば、ヘラなどで掻き出してやり直すことが可能です。硬化してしまった後でも、カッターや彫刻刀などで慎重に削り取れば除去できますが、周囲のフローリングを傷つけないよう細心の注意が求められます。
色合わせは失敗のリスクがあるため、必ず目立たない場所で試し塗りをしてから本番の作業に入ることを強く推奨します。
- 賃貸マンションですが、勝手に補修しても良いですか?
-
前述の通り、原則としてNGです。賃貸物件の設備は大家さんの所有物ですので、無断で補修を行うべきではありません。小さな傷であっても、まずは管理会社や大家さんに連絡し、指示を仰いでください。
善意で行った補修が、退去時に「不適切な修繕」と見なされ、かえって費用を請求されるトラブルにつながる恐れがあります。



よくあるQ&Aも、参考にしてください。
【総括】フローリングのえぐれ傷補修は100均で可能
この記事で解説してきた、フローリングのえぐれ傷補修に関する重要なポイントを、以下にまとめます。
- フローリングの小さなえぐれ傷は、100均グッズで補修可能
- ダイソーにはパテやマーカーなど、補修用品が揃っている
- 補修の基本は、傷の汚れを取り除いてから作業すること
- ウッドパテは色を混ぜて、床の色に近づけるのがコツ
- 乾燥すると色が薄くなる、パテの特性を理解しておく
- キズ隠し棒は、クレヨンのように手軽に使える
- 補修マーカーは、浅いひっかき傷に有効
- 補修テープは貼るだけで簡単だが、粘着力に注意が必要
- 深い傷や広範囲の傷は、100均では難しい場合がある
- DIY補修は、あくまで応急処置と考える
- 賃貸物件の場合は、補修前に大家さんや管理会社に確認する
- より本格的な補修には、ホームセンターの商品がおすすめ
- カインズなどでは、専用の補修キットが手に入る
- 無垢材なら、アイロンを使った裏ワザも試せる可能性がある
- 迷ったら、プロに依頼する選択肢も持っておく
【参考】
>>クッションフロアのえぐれ補修は簡単?DIYで直す方法や予防策とは
>>カーペットを切るハサミの選び方って?上手に切るコツやおすすめ商品
>>フローリングのニス剥がれ補修のコツって?DIYやプロ依頼まで解説
>>クッションフロアのへこみの直し方は簡単?自分で出来る補修と予防策