ウォシュレット点検ランプの消し方を解説！気になる原因や費用とは

突然、ウォシュレットの点検ランプが点滅し始め、どうすれば良いか分からずお困りではありませんか？毎日使うものだからこそ、異常を示すサインには不安を感じますよね。

この記事では、ウォシュレットの点検ランプがつく原因から、ご自身で解除できるのかという疑問にお答えします。TOTOウォシュレットの点検ランプ消し方、そして多くのユーザーが検索するリクシルやイナックストイレの点検ランプ消し方について、具体的な対処法を解説します。

万が一、点灯ランプが故障だった場合の修理費用や、トイレ修理を安心して依頼できるおすすめ業者の選び方にも触れていきます。さらに、ウォシュレットを長く使用するための掃除のコツ、そして自分では落としきれない頑固なトイレ汚れに強い、おすすめのクリーニング業者まで幅広くご紹介。

【記事のポイント】
1.点検ランプが点灯する、具体的な理由
2.主要メーカー別の、ランプの解除方法
3.故障時の修理費用や、信頼できる業者の見分け方
4.ウォシュレットを長持ちさせる、清掃の秘訣

知っておきたいウォシュレット点検ランプの消し方

• ウォシュレットの点検ランプがつく原因
• ウォシュレットの点検ランプは自分で解除できる？
• TOTOウォシュレットの点検ランプ消し方
• リクシルトイレの点検ランプ消し方
• イナックストイレの点検ランプ消し方

ウォシュレットの点検ランプがつく原因

ウォシュレットの点検ランプが点灯する最も一般的な理由は、故障ではなく「点検時期のお知らせ」です。これは、製品を長期間使用しているユーザーに対し、安全確認のための点検を促すメーカーからのサインと考えられます。

ウォシュレットは電気製品であり、長年の使用によって内部の部品が劣化する可能性があります。特に設置から10年前後が経過すると、湿気やホコリ、洗剤などの影響で、目に見えない部分の劣化が進行していることも少なくありません。

このような経年劣化が原因で、漏水や漏電などのリスクを未然に防ぐ目的で、この機能が搭載されています。

現在、この「点検時期お知らせ表示機能」を積極的に採用しているのは、主にLIXIL（INAX）です。製品や機種によっては、専用の点検ランプが点灯するのではなく、電源ランプが1秒間に数回といった速さで高速点滅することで、点検時期を知らせるタイプもあります。

ウォシュレットの点検ランプは自分で解除できる？

ウォシュレットの点検ランプをユーザー自身が解除することは、原則としてできない設計になっています。メーカー側が安全点検を促すという本来の目的が、ユーザーによって簡単に無効化されてしまうことを防ぐためです。

公式サイトなどでも、点検ランプが点灯した際は、メーカーの修理・点検窓口へ連絡することが推奨されています。

専門業者による点検では、内部の部品の状態を確認した後、ランプを消去するための作業が行われます。この作業は、多くの場合、本体カバーの内部にある特定の配線（ジャンパー線）を切断するというものです。

知識がないままユーザーがこれを行うと、製品を完全に故障させてしまうリスクが非常に高いため、決して推奨されません。

ただ、インターネット上では、特定の機種においてリモコンのボタンを特殊な手順で操作することで、非公式にランプをリセットできるという情報も存在します。

これらは、サービスマンが使用するメンテナンス用の操作が流布したものと考えられますが、あくまでメーカーが想定していないイレギュラーな方法です。

TOTOウォシュレットの点検ランプ消し方

TOTO製のウォシュレットには、LIXIL（INAX）製品に見られるような、使用期間が10年経過したことを知らせるための「点検時期お知らせランプ」という機能は、基本的に搭載されていません。

そのため、「TOTOのウォシュレットで点検ランプが点灯した」という場合、それは経年劣化のお知らせではなく、何らかの不具合や異常を示している可能性が高いと考えられます。

ランプの点滅・点灯が示すもの

TOTO製品でランプが点滅または点灯している場合、以下のような原因が考えられます。

1.漏電の検知

本体内部で漏電を検知し、安全のために動作を停止している状態です。この場合、電源プラグの漏電保護機能が作動している可能性があります。

2.センサーの異常

便座に着座したことを検知するセンサーや、その他のセンサー類に問題が発生しているケースです。

3.給水や内部機能の問題

給水が正常に行われていない、あるいはノズルや温水機能などに何らかのトラブルが起きているサインかもしれません。

対処法

1.本体の電源プラグを確認

まずは、ウォシュレット本体の電源プラグを確認してください。多くの電源プラグにはリセットボタンが付いています。もし「切表示ランプ」が点灯している場合は、電源が遮断されている状態ですので、「入（リセット）ボタン」を押してランプが消えるか確認します。

2.本体の電源リセット

次に試せるのが、本体の電源リセットです。一度電源プラグをコンセントから抜き、10～20秒ほど待ってから再度差し込んでみてください。これにより、一時的な電子的なエラーが解消される場合があります。

これらの対処法を試してもランプの点滅が解消しない場合は、製品が故障している可能性が濃厚です。

リクシルトイレの点検ランプ消し方

リクシル（LIXIL）製のトイレ（シャワートイレ）では、前述の通り、約10年の使用で点検ランプが点灯する仕様になっています。メーカーの公式な見解では、有償での点検を受けない限りランプは消えないとされていますが、一部の機種では非公式なリモコン操作によってリセットできる方法がユーザーの間で知られています。

ただし、これらの方法はメーカー非推奨であり、試す際は完全に自己責任となる点を強く認識しておく必要があります。また、この操作はあくまでランプを消すだけであり、シャワーが出ない、水が温まらないといった根本的な故障が直るわけではありません。

機種別のリセット操作例

インターネット上で報告されているリセット操作の一例を以下に示します。ご自宅の機種が該当する場合でも、必ず自己責任で慎重に操作してください。

イナックストイレの点検ランプ消し方

INAX（イナックス）は現在LIXIL（リクシル）のブランドであるため、点検ランプの仕様や消し方に関する考え方は、基本的にリクシルのトイレと同様です。設置から約10年が経過すると、安全点検を促すためのお知らせランプが点灯または点滅します。

こちらも公式には有償点検を受けることで解除されるものですが、リクシル製品と同様に、機種によっては特定のボタン操作でリセットできる非公式な方法が存在します。繰り返しますが、これらの方法はメーカーが保証するものではなく、実行は自己責任となります。

報告されているリセット操作のパターン

INAX（LIXIL）製のシャワートイレでは、複数のリセット操作パターンが報告されています。前項で紹介したサティスシリーズの方法の他に、以下のような操作が知られています。

1.一般的なリセット操作

おしり洗浄ボタンと、ビデ洗浄ボタンを同時に20秒以上長押しする。

2.電源リセットとの組み合わせ

上記ボタンの長押し操作の後に、電源オフ、コンセントの抜き差しを組み合わせることでリセットが成功するケースもあります。

DV-114AXUといった型番では、これらの一般的な方法を試しても解除できなかったという報告もあり、全ての機種で通用する万能な方法はないのが実情です。様々なボタンの組み合わせを試すことも可能ですが、意図しない設定変更や故障を招くリスクも伴います。

もし、非公式な方法でランプを消したいと考える場合でも、まずはご自身のトイレの正確な型番を確認し、その型番に対応したリセット方法の情報がないか慎重に調べることが賢明です。

ウォシュレット点検ランプの消し方と修理・清掃ガイド

• 点灯ランプが故障した際の修理費用
• トイレ修理を安心して依頼できるおすすめ業者
• ウォシュレットを長く使用するための掃除のコツ
• 頑固なトイレ汚れに強いおすすめのクリーニング業者
• ウォシュレットの点灯ランプでよくある質問

点灯ランプが故障した際の修理費用

点検ランプのお知らせではなく、ウォシュレット本体が実際に故障してしまった場合の修理費用は、故障の症状や交換する部品によって大きく変動します。簡単な調整や部品交換で済む場合もあれば、修理費用が高額になり、新品への買い替えを検討した方が経済的になるケースもあります。

修理を依頼する前に、まずはご自宅のウォシュレットの保証書を確認しましょう。保証期間内であれば、無償で修理を受けられる可能性があります。

症状別の修理費用相場

以下に、一般的な症状とそれに伴う修理費用の目安をまとめました。ただし、これはあくまで相場であり、実際の料金は業者や製品の状態によって異なりますので、必ず事前に見積もりを取ることが大切です。

症状	修理費用の目安（出張費・作業費込み）	主な原因
ノズルが出てこない／戻らない	20,000円 ～ 60,000円	モーター故障、基盤不具合
ノズルから水が出ない	20,000円 ～ 60,000円	バルブ故障、フィルター詰まり、ポンプ不具合
水が温かくならない	20,000円 ～ 45,000円	ヒーター故障、温度センサー異常、基盤不具合
便座が温まらない	20,000円 ～ 75,000円	ヒーター断線、温度ヒューズ切れ、基盤不具合
リモコンが効かない	15,000円 ～ 50,000円	リモコン故障、受信部不良
本体から水漏れする	20,000円 ～ 50,000円	パッキン劣化、ホース接続不良、本体ひび割れ
電源が入らない	20,000円 ～ 55,000円	電源基盤故障、漏電検知遮断

特に、電子制御を司る「基盤」の交換が必要になった場合や、便座そのものの交換が必要なケースでは、修理費用が50,000円を超えることも珍しくありません。一般的にウォシュレットの寿命は、7年～10年と言われています。

トイレ修理を安心して依頼できるおすすめ業者

ウォシュレットの修理を依頼する際、どの業者に頼めば良いか迷う方も多いでしょう。特に水回りのトラブルは、緊急性が高いこともあり、焦って業者を選んでしまうと高額な請求をされるといったトラブルに巻き込まれる可能性もあります。

安心して依頼できる業者を選ぶためには、いくつかのポイントを押さえることが肝心です。

業者選びのチェックポイント

1.見積もりが無料か

作業前に必ず見積もりを提示し、内容に納得してから契約できる業者を選びましょう。出張費や見積もり料が無料の業者が安心です。

2.料金体系が明確か

基本料金の他に、どのような作業で追加料金が発生するのかが分かりやすく説明されているか確認が必要です。

3.実績と評判

創業年数が長い、施工実績が豊富、インターネット上の口コミ評価が高いなど、信頼性を客観的に判断できる材料をチェックします。

4.資格の有無

「給水装置工事主任技術者」などの、国家資格を持つスタッフが在籍している業者は、技術力が高いと期待できます。

5.保証制度

修理後に万が一同じ箇所で不具合が再発した場合に、無償で再対応してくれる保証（アフターフォロー）があるとより安心です。

おすすめのトイレ修理業者4選

上記のポイントを踏まえ、全国対応で実績も豊富な信頼できる業者を4社ご紹介します。

1.街角水道工事相談所

有資格者やベテラン職人が多数在籍し、的確な判断と迅速な対応に定評があります。現地調査と見積もりが無料で、相談しやすい体制が整っています。365日全国対応で、最短30分での駆けつけも可能です。

こちらの記事「街角水道工事相談所の口コミって？メリットデメリットや選ばれる理由」では、口コミやメリットデメリットなど他、街角水道工事相談所の評判や特徴を徹底解説しましたので、是非参考にしてください♪

2.イースマイル

24時間365日、全国どこでも最短20分で駆けつけるスピード対応が魅力です。出張費・見積もり・キャンセル料が時間帯を問わず無料で、あらゆるメーカーの製品に対応できる部品調達力も強みです。

こちらの記事「イースマイル水道修理の評判は本当？口コミで見える信頼性と対応力」では、口コミやメリットデメリットなど他、イースマイルの評判や特徴を徹底解説しましたので、是非参考にしてください♪

3.水の救急隊

トイレのつまりや水漏れはもちろん、台所や浴室など水回り全般のトラブルに対応しています。突然の水道代高騰など、原因が分かりにくい問題についても相談可能です。

こちらの記事「水の救急隊口コミでわかる評判とは？メリットデメリットや特徴を解説」では、口コミやメリットデメリットなど他、水の救急隊の評判や特徴を徹底解説しましたので、是非参考にしてください♪

4.水110番

累計119万件以上の豊富な修理実績を誇る大手業者です。見積もり後の追加料金は一切なく、明朗会計を徹底しています。PL保険（生産物賠償責任保険）に加入しているため、万が一の作業中の物損事故などにも備えがあり安心です。

こちらの記事「水110番の口コミで発覚した評判とは？選ばれる理由や注意点を解説」では、口コミやメリットデメリットなど他、評判や特徴を徹底解説しましたので、是非参考にしてください♪

ウォシュレットを長く使用するための掃除のコツ

ウォシュレットの故障を防ぎ、寿命を延ばすためには、日頃からの定期的な掃除が非常に重要です。汚れを放置すると、ノズルの詰まりやセンサーの誤作動、さらには部品の腐食や劣化を早める原因となります。

正しい方法で掃除を行い、清潔な状態を保ちましょう。

掃除すべき主要なポイント

1.ノズル

ウォシュレット掃除の最も重要な箇所です。多くの機種には「ノズル掃除」ボタンが付いており、これを押すとノズルが出てきて掃除しやすい状態になります。ボタンがない機種は、ノズルの先端にある突起部分を掴んで優しく手前に引き出します。

柔らかい布やトイレ用おそうじシートに中性洗剤を少量つけて、丁寧に拭き上げてください。ノズルの噴射口など細かい部分は、古い歯ブラシを使うと汚れをかき出しやすいです。力を入れすぎると破損の原因になるので注意しましょう。

2.給水フィルター

水道水に含まれるゴミやサビを取り除くためのフィルターで、止水栓の内部や給水ホースとの接続部にあります。ここが目詰まりすると、水の出が悪くなる原因になります。

掃除の際は必ず電源プラグを抜き、止水栓をしっかり閉めてから作業してください。マイナスドライバーなどでフィルターを取り外し、歯ブラシで水洗いします。

3.脱臭フィルター

便座の側面や裏側にある脱臭機能のフィルターも、ホコリが溜まりやすい場所です。ホコリが詰まると脱臭効果が著しく低下します。取扱説明書で位置を確認し、定期的に歯ブラシや掃除機でホコリを取り除きましょう。

4.本体と便器の隙間

見落としがちですが、ウォシュレット本体と便器の間には尿やホコリが溜まりやすく、悪臭の原因になります。多くの製品は、本体側面にあるボタンを押しながらスライドさせることで、簡単に取り外せるようになっています。取り外して、普段は拭けない隙間までしっかり掃除することが大切です。

掃除の際の注意点

洗剤を使用する際は、必ず「中性洗剤」を選んでください。汚れ落ちが良いからといって、強力な酸性洗剤やアルカリ性洗剤を使用すると、プラスチック部品を劣化させたり、変色させたりする恐れがあります。

頑固なトイレ汚れに強いおすすめのクリーニング業者

日頃の掃除では落としきれない尿石や黒ずみ、ウォシュレット内部の複雑な部分の汚れは、プロのハウスクリーニング業者に依頼するのが最も確実で効率的な解決策です。専門的な知識と道具、洗剤を駆使して、トイレ空間全体を新品同様にリフレッシュしてくれます。

プロに依頼するメリット

1.徹底的な分解洗浄

自分では触れないウォシュレットの内部や、便器のフチ裏など、汚れの根源まで徹底的に洗浄してもらえます。

2.専用機材と洗剤

汚れの種類や素材に適した専用の洗剤や道具を使用するため、便器を傷つけることなく頑固な汚れを確実に除去します。

3.時間と労力の節約

面倒で時間のかかるトイレ掃除から解放され、その時間を他のことに有効活用できます。

おすすめのトイレクリーニング業者4選

数あるハウスクリーニング業者の中から、実績や評判が良く、安心して依頼できる4社をピックアップしてご紹介します。

1.ナックダスキン

清掃業界最大手ダスキンのフランチャイズ加盟店で、高い技術力と丁寧なサービスに定評があります。厳しい研修を受けたプロのスタッフが対応し、「清掃のクオリティは折り紙付き」です。大手ならではの安心感を求める方におすすめです。

こちらの記事「ナックダスキンの評判ってどうなの？口コミ・料金・サービス内容とは」では、口コミやメリットデメリットなど他、ナックダスキンの評判や特徴を徹底解説しましたので、是非参考にしてください♪

2.ユアマイスター

全国のハウスクリーニング業者と、ユーザーを繋ぐ「マッチングサービス」です。サイト上で料金や口コミを比較しながら、自分の希望に合った業者を自分で選べるのが特徴です。比較的リーズナブルな価格で依頼できる個人業者も見つけやすく、コストパフォーマンスを重視する方に適しています。

こちらの記事「ユアマイスターの口コミを徹底解説！後悔しない業者選びのコツとは」では、口コミやメリットデメリットなど他、ユアマイスターの評判や特徴を徹底解説しましたので、是非参考にしてください♪

3.おそうじ革命

徹底した研修制度で高品質なサービスを比較的リーズナブルな価格で提供していることで人気の業者です。汚れが落ちなければ代金は返金するという「仕上がり満足保証」があり、サービスの質に対する自信がうかがえます。

こちらの記事「おそうじ革命の口コミからわかる本音！利用者の評価と選ばれる理由」では、口コミやメリットデメリットなど他、おそうじ革命の評判や特徴を徹底解説しましたので、是非参考にしてください♪

4.カジタク

大手イオングループが運営する、ハウスクリーニングサービス。全国のイオン店舗で申し込める手軽さや、「WAONポイントが貯まる・使える」といったメリットがあります。浴室やキッチンなど他の水回りとのお得なセットプランも人気です。

こちらの記事「カジタクの口コミで発覚した評判の声とは！選ばれる理由や特徴を解説」では、口コミやメリットデメリットなど他、おそうじ革命の評判や特徴を徹底解説しましたので、是非参考にしてください♪

ウォシュレットの点灯ランプでよくある質問

ウォシュレットの点検ランプに関して、多くの人が抱く疑問についてQ&A形式で解説します。

点検ランプがついたまま使い続けても大丈夫ですか？

はい、多くの場合、点検ランプは「故障」のサインではないため、点灯直後にすぐ使えなくなるわけではありません。おしり洗浄や暖房便座などの機能は、そのまま継続して使えることがほとんどです。

ただ、これはあくまで「長年使用しているので、安全のための点検時期ですよ」というお知らせです。内部部品の劣化が進んでいる可能性は否定できず、漏電や水漏れといったリスクがゼロとは言えません。特に10年以上使用している製品の場合は、ランプの点灯を機に一度専門家による点検を検討することをお勧めします。

メーカーに点検を依頼すると費用はいくらかかりますか？

費用はメーカーや依頼内容によって異なりますが、一般的な点検作業の場合、おおよそ10,000円前後が目安となります。

例えば、LIXILの公式サイトに記載されている情報（2024年7月時点）では、点検費用は10,340円（税込）とされています。この料金には、専門の技術者が出張するための「出張料」と、点検作業を行う「技術料」が含まれています。

点検の結果、部品交換などが必要な修理が発生した場合は、別途部品代や追加の作業料がかかるのが一般的です。

ランプを一度消したら、もう二度と点灯しませんか？

いいえ、多くの場合、点検ランプは一度リセットしても、さらに数年が経過すると再び点灯する仕組みになっています。

例えば、新品設置から10年で一度目のランプが点灯し、点検・リセットを行ったとします。その後、さらに数年（例えば3～5年）使用を続けると、総使用期間が十数年になった時点でお知らせ機能が再度作動し、ランプが点灯するという流れです。

電気製品であるウォシュレットの安全性を長期にわたって確保するための仕組みと言えます。

点検ランプをどうしても無視したい場合はどうすればいいですか？

この点検機能は、一部のユーザーから「LIXILタイマー」などと揶揄されることもあり、点滅が気になるという理由で、ランプ部分に黒いテープなどを貼って物理的に隠してしまうという方もいるようです。

しかし、これはランプの光を見えなくしているだけで、経年劣化が進んでいるという根本的な状況は変わりません。安全上のリスクを考慮すると、推奨される方法とは言えません。

【総括】ウォシュレット点検ランプの消し方

記事のポイントを、まとめます。

• 点検ランプは故障ではなく、経年劣化による点検時期のお知らせ
• ランプが点灯する目安は、およそ10年前後
• 安全上の理由から、ユーザーによる解除は基本的に非推奨
• 点検お知らせ機能は、主にLIXIL（INAX）製品に搭載されている
• TOTO製のウォシュレットに、点検時期をお知らせするランプはない
• 一部の機種では、非公式なリモコン操作で解除できる場合がある
• 非公式なリセット操作は、完全に自己責任で実施する
• ランプを消しても、シャワーが出ないなどの根本的な故障は直らない
• メーカーによる公式な点検費用は、10,000円前後が目安
• 実際の故障修理費用は箇所により異なり、高額になる場合もある
• 使用年数が10年以上の製品は、修理より買い替えが経済的なこともある
• 修理業者は無料見積もりや実績、保証の有無で慎重に選ぶ
• ウォシュレットの寿命を延ばすには、定期的な掃除が不可欠
• 掃除はノズルやフィルター、本体の隙間など隅々まで行う
• 掃除に使う洗剤は、プラスチックを傷めない中性洗剤が基本
• 自分で落とせない頑固な汚れは、プロのクリーニング業者への依頼が確実

【参考】
>>トイレ掃除にキッチンハイターはだめなの？正しい使い方と注意点とは
>>トイレが流れっぱなしになる原因って？水道代の影響や対処法とは
>>トイレと洗面所が一緒の場合って？仕切りで清潔＆快適を両立するコツ
>>トイレ手洗い水の勢いが強くなった原因って？調整方法とメンテナンス
>>トイレ修理でぼったくられた…そんな時のための適切な知識と回避術！
>>トイレタンクに柔軟剤を入れると故障の原因に？注意点と代替策を解説
>>トイレの尿石を削る100均グッズのおすすめ！手軽な掃除テクニック
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