ベランダのエアコン室外機が、うるさいと感じたことはありませんか?特に、集合住宅では周囲への配慮も必要なため、解決策を探している方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ベランダのエアコン室外機がうるさい原因について詳しく解説し、アパートなどの場合トラブルになるケースが多い、騒音問題に直結しそうなうるさい音を対処する方法もご紹介していきます。
また、室外機の防振ゴムが効果なしというのは本当なのか、100均でも購入することはできるのかといった気になるポイントにも触れながら、効果的な室外機の音を軽減する、防振ゴムの付け方と注意点についても解説。
さらに、異音の種類でわかる室外機本体の状況や、室外機の騒音を対処する適切な掃除方法などについても取り上げ、セルフケアでできる範囲と、プロに頼るべきタイミングをわかりやすく説明します。
室外機内部の汚れが深刻な場合の時に知っておきたい、業者にクリーニングを依頼した際、かかる費用相場についても参考にしていただけるでしょう。

そして、安心して依頼できる「エアコンクリーニングでおすすめの業者4選」も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
【記事のポイント】
1.ベランダで室外機が、うるさい原因と対策がわかる
2.防振ゴムや掃除で、騒音を抑える方法がわかる
3.異音で室外機の不調を、見分けられる
4.クリーニング費用や、おすすめ業者を知れる
ベランダのエアコン室外機がうるさい原因と対策


- ベランダのエアコン室外機がうるさい原因とは?
- アパートのベランダでエアコン室外機がうるさい対処法
- 室外機の防振ゴムは効果なしって本当?
- 室外機の防振ゴムは100均で購入可能?
- 室外機の音を軽減する防振ゴムの付け方と注意点
ベランダのエアコン室外機がうるさい原因とは?


エアコンの室外機がベランダでうるさくなる原因は、大きく4つに分けられます。
1.室外機の汚れ
まず、最も多いのが「室外機の汚れ」です。室外機は外に設置されているため、風や雨にさらされてホコリや落ち葉がたまりやすくなっています。この汚れが内部のファンやモーターに悪影響を及ぼし、動作時に異音が発生するのです。
2.不安定な設置状況
次に、「不安定な設置状況」が挙げられます。ベランダには水はけをよくするために傾斜がついている場合が多く、その影響で室外機が水平に設置されていないことがあります。室外機が傾くと振動が増幅され、「ガタガタ」「カタカタ」といった音が大きくなることがあります。
3.経年劣化
また、「経年劣化」も原因のひとつです。室外機は日々外気にさらされ続けるため、長年使用すると内部部品が劣化し、モーターやファンに不具合が生じやすくなります。部品同士の摩耗や緩みによって、金属音や異常な振動音が発生することも珍しくありません。
4.室外機自体の仕様
さらに「室外機自体の仕様」も、見逃せない要素です。メーカーや機種によって、もともと動作音が大きいタイプの室外機も存在します。この場合、故障ではないものの、近隣トラブルを招くほどの騒音になることもあるため、静音設計の機種を選ぶことが重要です。
このように、ベランダのエアコン室外機がうるさい原因はさまざまですが、まずは汚れや設置状況をチェックすることが手軽な対策となります。



定期的な掃除やメンテナンスを行うことで、多くの騒音トラブルを未然に防ぐことができるでしょう。
アパートのベランダでエアコン室外機がうるさい対処法
アパートのベランダでエアコン室外機がうるさいときは、まず「振動と設置状況の改善」から着手しましょう。
防振ゴムを脚部に挟む
アパートのベランダに置かれた室外機が、床のわずかな傾きや不安定さで大きな音を発している、可能性があります。このため「防振ゴムを脚部に挟んで振動を吸収する方法」が、一般的な対策とされています。市販の防振ゴムは種類も豊富で、ホームセンターやネット通販で簡単に手に入るため、すぐに試すことができます。
室外機の下にコンクリートブロックを敷く
一方で、もし防振ゴムを設置しても改善しない場合は、室外機の下に「コンクリートブロックを敷く方法」も有効です。これにより、ベランダの床面との共振を抑えることができ、重低音のような響きを軽減できます。ただし、アパートの構造によっては重いものを置くことが禁止されている場合もあるため、事前に管理会社への確認が必要です。
内部の汚れが原因の可能性も
このように言うと、設置工夫だけで解決しそうに思えますが、内部の汚れが原因になっていることも珍しくありません。そこで、室外機表面のホコリを掃除したり、周辺に置いている植木鉢や物をどかして通気性を確保することも忘れてはいけません。
それでもうるさい場合は、専門業者に室外機のクリーニングを依頼するか、場合によっては室外機自体の交換を検討することも視野に入れるべきでしょう。
いずれにしても、アパートという共同住宅では、自分だけでなく周囲への配慮も重要です。



早めに適切な対策を行い、快適な生活環境を維持していきましょう。
室外機の防振ゴムは効果なしって本当?


室外機の防振ゴムは一定の効果があるものの、状況によっては効果なしと感じることもあります。
低周波の大きな振動には強くない…
ここで理解しておきたいのは、防振ゴムが得意とするのは「高周波の小さな振動の吸収」であって、「低周波の大きな振動」にはあまり強くないという点です。エアコンの室外機が発生する振動は、特にベランダの床材と共鳴すると低周波の重低音となり、それが壁や床を通じて響いてしまいます。
この種類の振動は、一般的な防振ゴムでは十分に吸収しきれない場合が多いのです。
例えば、薄いゴムシートを敷くだけでは、逆にトランポリンのような効果を生み、振動を助長してしまうこともあります。特に古い建物やベランダの床が軽量な場合は注意が必要です。
重たいコンクリート平板併用が効果的
一方で、重たいコンクリート平板を併用し、その上に防振ゴムを設置する方法なら、防振効果を高めることが可能です。さらに、より柔らかいゲル素材や高性能な防振ダンパーを使うことで、低周波にも対応できるケースもあります。
つまり、防振ゴムだけでは限界があり、設置方法や使用する素材によって効果が大きく変わるということです。



単純に「防振ゴムは効果なし」と断じるのではなく、適切な対策を組み合わせることが重要だといえるでしょう。
室外機の防振ゴムは100均で購入可能?
室外機用の防振ゴムは、ダイソーなどの100均ショップでも手に入る場合があります。ただし、注意すべき点がいくつかあります。
まず、100均で販売されている防振ゴムは主に「オーディオ機器」「家具用」を想定した商品であり、エアコン室外機のような重量物向けではないことが多いです。このため、負荷に耐えきれずすぐに潰れてしまったり、劣化が早かったりする可能性があります。
例えば、家庭用エアコンの室外機は重さが20kg以上になることもあります。
軽量の防振ゴムではその重量に対応できず、防振効果がほとんど感じられないというケースもあるのです。さらに、屋外で使用する場合、雨や紫外線にさらされるため、耐候性も重要なポイントとなりますが、100均の製品ではそこまで考慮されていないことがほとんどです。
このため、いくら安価だからといって、100均商品だけで対策するのはおすすめできません。どうしても試してみたい場合は、短期間の仮設用と考え、本格的な防振対策を検討するまでの応急処置に留めたほうがよいでしょう。
いずれにしても、長く安心して使いたいのであれば、ホームセンターやネット通販で「室外機専用」の防振ゴムを選ぶほうが確実です。





価格はやや高くなりますが、振動吸収性能や耐久性の面で安心感が違います。
室外機の音を軽減する防振ゴムの付け方と注意点


室外機の音を軽減するために防振ゴムを使う方法はシンプルですが、正しく取り付けないと効果が半減してしまいます。
1.室外機の脚部分に均等に設置
まず、防振ゴムは「室外機の脚部分」全てに均等に、設置することが大切です。室外機の脚は通常4カ所あり、そのそれぞれの下に防振ゴムを敷きます。こうすることで、室外機本体の重みが分散され、振動による騒音を大幅に減らすことができます。
2.防振ゴムのサイズと厚みがポイント
ここでポイントになるのが、「防振ゴムのサイズと厚み」です。防振ゴムは室外機の脚よりも少し大きめのサイズを選び、厚みも十分なものを使うとより効果的です。薄すぎるゴムを使うと、設置後すぐにへたってしまい、振動が直接床に伝わってしまう恐れがあります。
3.作業は複数人で行うのが理想
また、取り付けの際は、室外機本体を少し持ち上げて脚の下にゴムを差し込む必要がありますが、このとき無理に持ち上げようとすると配管を傷めてしまうリスクがあります。持ち上げる際は複数人で作業するか、慎重に行いましょう。
4.室外機が水平になっているかを必ず確認
さらに注意したいのは、防振ゴムを敷いたあとに「室外機が水平になっているか」を、必ず確認することです。水平になっていないと、逆にバランスが崩れて騒音が悪化するケースもあります。水平器を使うと簡単に確認できます。
こうして正しく防振ゴムを設置すれば、室外機の振動による騒音を効果的に抑えることが可能です。



ただし、防振ゴムも経年劣化するため、定期的に状態をチェックし、ひび割れやつぶれが見られた場合は交換を検討しましょう。
ベランダのエアコン室外機がうるさい時の掃除のコツ


- 異音の種類でわかる室外機本体の状況とは?
- 室外機の騒音を対処する適切な掃除方法
- 業者依頼で室外機内部クリーニングにかかる費用相場
- エアコンクリーニングでおすすめの業者4選
- 「ベランダのエアコン室外機うるさい」でよくある質問
異音の種類でわかる室外機本体の状況とは?


室外機から発生する異音の種類によって、どこに問題があるかをある程度判断することができます。
異音の種類 | 原因 | 対策 |
---|---|---|
ガタガタ・カタカタ | 設置状態が不安定 | 防振ゴムやコンクリートブロックで安定させる |
カラカラ・キンキン | 内部部品の劣化 | 業者に点検・修理を依頼する |
ポコポコ・ポンポン | ドレンホースの目詰まり | ドレンホースの掃除やエアカットバルブの設置 |
ブーン・ビーン | モーター負荷増大や通気性悪化 | 室外機周辺の掃除や障害物の撤去 |
異音1:「ガタガタ」「カタカタ」
まず、「ガタガタ」「カタカタ」という振動音がする場合は、室外機の設置状態に問題があることが多いです。特にベランダの傾斜や接地面との間に隙間があると、モーターの振動が増幅されて大きな音になってしまいます。防振ゴムやコンクリートブロックを使って設置を安定させると改善しやすいでしょう。
異音2:「カラカラ」「キンキン」
一方、「カラカラ」「キンキン」といった金属がこすれるような高い音がする場合は、室外機内部の部品が劣化している可能性があります。例えば、ファンの羽根がずれて金属部分に接触しているケースや、モーター内部の軸受け部分が摩耗している場合が考えられます。このような音がする場合は早めに業者へ点検を依頼したほうが安全です。
異音3:「ポコポコ」「ポンポン」
また、「ポコポコ」「ポンポン」といった太鼓のような音が聞こえる場合は、ドレンホースに目詰まりが起きている可能性が高いです。この音は、室内と外気との気圧差によって水が逆流し、ホース内で気泡が弾けることで発生します。ドレンホースを掃除したり、エアカットバルブを取り付けることで対策が可能です。
異音4:「ブーン」「ビーン」
最後に、「ブーン」「ビーン」といった連続的な低い音についてですが、これはモーターが正常に動いているときにも聞こえることがあります。ただし、音が以前よりも明らかに大きくなっている場合は、モーターへの負荷が高まっているか、室外機周辺の通気性が悪くなっているかもしれません。
このときは、室外機周辺の掃除や障害物の撤去を検討するとよいでしょう。
このように異音の種類を聞き分けることで、室外機本体のトラブル箇所をある程度推測できます。
下記の記事も、是非参考にしてください。
>>エアコンのうるさいゴーゴー音の原因って?異音の種類や対処法とは
>>エアコンのキュルキュル音を放置したら…原因や正しい対処法とは



異常な音を放置すると、大きな故障につながる恐れがあるため、早めの対応が肝心です。
室外機の騒音を対処する適切な掃除方法
室外機の騒音を軽減するには、定期的な掃除が非常に効果的です。ここでは、自分でできる室外機の掃除方法について説明します。
1.外装カバーの掃除
まず、取りかかるべきは「外装カバーの掃除」です。室外機の表面には砂ぼこりや花粉、落ち葉が付着しやすくなっています。これらの汚れがファンの動きを妨げると、異音や過剰な振動の原因になります。柔らかいブラシや乾いた雑巾で、優しくホコリを払い落とすだけでも効果があります。


水拭きは固く絞った雑巾を使い、室外機内部に水が入らないよう注意してください。
2.裏面のアルミフィン(熱交換器)の掃除
次に重要なのが、「裏面のアルミフィン(熱交換器)の掃除」です。アルミフィンは薄い金属の板が並んだ構造をしており、汚れがたまると空気の流れが悪くなります。これが室外機に負担をかけ、ファンの回転音やモーター音を増幅させてしまうのです。掃除の際は、毛先の柔らかいブラシで軽くなでるようにホコリを取り除きます。
力を入れすぎるとアルミフィンが曲がってしまうため、慎重な作業が求められます。


3.ドレンホースの点検と掃除
さらに、忘れがちなのが「ドレンホースの点検と掃除」です。冷房運転中に発生した結露水を外へ排出するためのホースですが、内部に汚れや虫が詰まると水が逆流し、ポコポコという異音が発生することがあります。市販のドレンホースクリーナーを使えば、ホース内の詰まりを簡単に取り除くことが可能です。


また、室外機の周囲に障害物があると風の流れが妨げられ、機械の負荷が増すため、植木鉢や自転車などはできるだけ離しておきましょう。特に前面と背面には、最低でも20cm以上のスペースを確保することが理想的です。
このように、ポイントを押さえて掃除を行えば、室外機の負担を減らし、騒音対策にもつながります。



ただし、内部部品に手を加える掃除は危険を伴うため、無理をせず、必要に応じてプロに依頼することを検討しましょう。
業者依頼で室外機内部クリーニングにかかる費用相場


室外機内部のクリーニングを業者に依頼する場合、一般的な費用相場は6,000円~8,000円程度です。ただし、これは単体で室外機クリーニングを依頼した場合の価格であり、室内機(エアコン本体)とセットでクリーニングするプランを利用すると、さらにお得になるケースもあります。
本体と室外機のセットプランがお得
例えば、エアコン本体と室外機を一緒に依頼すると、合計で10,000円~13,000円ほどに収まることが多く、単品依頼よりも割安に設定されていることが一般的です。お得感を重視するなら、セットプランを選ぶのが賢い方法といえるでしょう。
種類や設置場所によって追加料金の可能性も
ここで注意しておきたいのは、室外機の種類や設置場所によって「追加料金が発生」する可能性がある点です。特に、天井吊り下げ型や壁掛けタイプの室外機は作業が難しくなるため、追加で数千円かかることもあります。また、搬出・搬入が必要な場合も別途料金が加算されることがあるため、事前に見積もりをしっかり確認することが大切です。
必要性があればオプションも検討
さらに、クリーニング業者によっては防カビ・抗菌コートのオプションを勧めてくる場合もあります。このオプションを付けると、室外機内部にカビや雑菌が繁殖しにくくなるメリットがありますが、追加で2,000円~3,000円ほど費用が上乗せされる点も理解しておきましょう。
いずれにしても、室外機内部の汚れを放置するとエアコンの効率が落ちたり、寿命を縮めたりするリスクがあります。



費用だけでなく、清掃内容や口コミ、保証内容も比較しながら、信頼できる業者を選ぶことがポイントです。
エアコンクリーニングでおすすめの業者4選
エアコンクリーニングを依頼する際は、料金だけでなく、サービスの質や対応力も重視したいところです。ここでは、安心して任せられるおすすめの業者を4社ご紹介します。
業者名 | 特徴 |
---|---|
ナックダスキン | 大手で技術力が高く、損害賠償保険加入で安心 |
ユアマイスター | 業者比較ができ、口コミや実績で選べる |
おそうじ革命 | 高圧洗浄に強く、コスパ重視におすすめ |
カジタク | 全国一律料金で明朗会計、防カビコート付き |
ナックダスキン
ナックダスキンは、知る人も多い「大手のハウスクリーニング業者」です。エアコンの分解洗浄に強く、丁寧な作業と安定した技術力が特徴です。また、万が一のトラブルに備えた損害賠償保険にも加入しているため、初めて依頼する人にも安心感があります。エアコンの種類や設置状況に応じた適切な作業が期待できるでしょう。
こちらの記事「ナックダスキンの評判ってどうなの?口コミ・料金・サービス内容とは」では、口コミやメリットデメリットなど他、評判や特徴を徹底解説しましたので、是非参考にしてください♪
ユアマイスター
ユアマイスターは、ハウスクリーニング業者と利用者をつなぐ「マッチングプラットフォーム」です。自分に合った業者を比較して選べるため、価格重視の方にも人気があります。口コミや実績をもとに業者を選べるため、納得感を持って依頼できるのが大きな魅力です。さらに、キャンペーンやクーポンが豊富な点も嬉しいポイントです。
こちらの記事「ユアマイスターの口コミを徹底解説!後悔しない業者選びのコツとは」では、口コミやメリットデメリットなど他、評判や特徴を徹底解説しましたので、是非参考にしてください♪
おそうじ革命
おそうじ革命は、価格とサービスのバランスに優れた業者です。高圧洗浄を用いたエアコン内部の徹底クリーニングに定評があり、「仕上がりの満足度が高い傾向」にあります。全国に店舗があるため、対応エリアが広いのも魅力です。価格も比較的リーズナブルなため、コスパを重視する方には特におすすめできる業者といえます。
こちらの記事「おそうじ革命の口コミからわかる本音!利用者の評価と選ばれる理由」では、口コミやメリットデメリットなど他、評判や特徴を徹底解説しましたので、是非参考にしてください♪
カジタク
カジタクは、イオングループが運営する家事支援サービスです。事前見積もり不要で全国一律料金という明朗会計が特徴で、初めてクリーニングを依頼する方にもハードルが低いのが魅力です。エアコンクリーニングでは防カビコートが無料でついてくるなど、サービス内容も充実しています。
「イオン系列の安心感」もあり、安定したサービスを受けたい人にはぴったりです。
こちらの記事「カジタクの口コミで発覚した評判の声とは!選ばれる理由や特徴を解説」では、口コミやメリットデメリットなど他、評判や特徴を徹底解説しましたので、是非参考にしてください♪
このように、それぞれの業者に強みがあります。



自分のニーズに合わせて最適な業者を選び、エアコンを快適に使い続けましょう。
「ベランダのエアコン室外機うるさい」でよくある質問


ベランダに設置したエアコン室外機の音が気になっている方から、よく寄せられる質問とその回答をまとめました。初めて騒音トラブルに直面した方にも参考にしていただければと思います。
-
放置するのはおすすめできません。室外機の異音をそのままにしておくと、エアコン本体の故障リスクが高まるだけでなく、近隣トラブルにも発展する恐れがあります。異音に気づいたら、まず掃除や設置状況の確認を行い、改善しない場合は専門業者に相談しましょう。
- 防振ゴムを敷くだけで音は静かになりますか?
-
完全に静かになるわけではありません。防振ゴムは振動による音を緩和する効果はありますが、低周波音などには効果が薄い場合もあります。根本的な振動原因を突き止めたうえで、防振グッズの適切な使用や設置方法の見直しが必要です。
- ベランダの狭い場所に置いた室外機がうるさいのはなぜ?
-
通気性が悪いことや、壁との距離が近すぎることが原因と考えられます。室外機は熱交換をスムーズに行うために、前後左右に適切な空間を確保する必要があります。特に狭い場所では熱がこもり、ファンの回転数が上がり音が大きくなりやすいので、設置場所の見直しが効果的です。
- 100均の防振ゴムでも効果はありますか?
-
簡易的な対策にはなりますが、100均の防振ゴムでは十分な効果が得られないことが多いです。エアコン室外機は重量があり振動も強いため、専用の耐荷重設計された防振アイテムを使った方が安心です。
- 音がひどい場合、室外機の買い替えしかないですか?
-
必ずしも買い替えが必要とは限りません。室外機の掃除や設置調整、防振対策を施すことで改善する場合も多いです。しかし、設置から10年以上経過している場合や、部品の劣化が進んでいる場合は、買い替えを検討するタイミングかもしれません。
このように、ベランダのエアコン室外機のうるさい問題にはさまざまな原因と対処法があります。



慌てず一つずつ原因を探り、適切な対応を進めていきましょう。
ベランダのエアコン室外機がうるさい原因と対策総括
記事のポイントを、まとめます。
- 室外機に汚れがたまると、異音が発生する
- 設置が不安定だと、振動音が大きくなる
- 経年劣化により、金属音や異常振動が起こる
- 室外機の仕様によっては、もともと音が大きい
- 防振ゴムを使うと、振動を軽減できる場合がある
- コンクリートブロックで、設置安定を図る方法もある
- 室外機表面の掃除で、動作音が静かになることがある
- 防振ゴムだけでは、低周波振動に対応できない場合がある
- 重たい平板や高性能素材の使用で、防振効果が上がる
- 100均の防振ゴムは、耐久性や効果に不安がある
- 防振ゴムは脚全てに、均等に設置するのが理想
- 作業時は配管を傷めないよう、複数人で慎重に行う
- 室外機の水平を確認することで騒音悪化を防げる
- 室外機から異音がする場合は、原因別に対処する必要がある
- 室外機内部クリーニングは、6,000円~8,000円程度が相場
【参考】
>>エアコンは1ヶ月つけっぱなしで壊れる?長時間運転の影響と最適手段
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>>エアコン200vを100vに変換する費用って?工事内容や手順解説
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